仮想通貨恐怖・強欲指数、20に急落し7カ月ぶり低水準──「極度の恐怖」で買い場到来か

shoko-koyama
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Alternative.meより引用
Highlights
  • 仮想通貨恐怖・強欲指数が11月8日時点で20を記録し「極度の恐怖」レベルに到達、7カ月ぶりの低水準
  • 1カ月前の70(強欲)から急落、先週は33(恐怖)、前日は24(極度の恐怖)と連日悪化
  • 極度の恐怖は投資家の過度な懸念を示し、逆張り指標として買い場のシグナルとなる可能性

仮想通貨市場のセンチメントを示す「恐怖・強欲指数(Fear & Greed Index)」が8日、20を記録し「極度の恐怖(Extreme Fear)」レベルに達した。これは過去7カ月間で最低の水準である。Alternative.meが公表した。

1カ月で70から20へ急落

同指数は0から100のスケールで投資家心理を数値化しており、0が「極度の恐怖」、100が「極度の強欲」を示す。1カ月前の10月初旬には70で「強欲(Greed)」の領域にあったが、その後急速に悪化。先週は33で「恐怖(Fear)」、前日の11月7日は24で「極度の恐怖」となり、8日はさらに20まで低下した。

仮想通貨恐怖指数2025年11月8日:20(極度の恐怖)
2025年11月8日仮想通貨恐怖指数「20(極度の恐怖)」 出典:Alternative.me

過去1年間のチャートを見ると、指数は大きく変動しており、今回の20という水準は2024年11月以来の低さである。米政府閉鎖の長期化やビットコインの10万ドル割れなど、マクロ経済の不透明感が投資家心理を圧迫している。

仮想通貨恐怖指数年間推移
仮想通貨恐怖指数年間推移 出典:Alternative.me

逆張り指標として買い場のシグナルか

同指数の運営元Alternative.meは、極度の恐怖が投資家の過度な懸念を示し、逆張り指標として買い場となる可能性があるとの見方を示している。一方で、極度に強欲な状態は市場が調整局面を迎えるサインとされる。ただし、指数はあくまで市場センチメントを示すものであり、価格動向を保証するものではない。

同指数はボラティリティ(25%)、市場モメンタム・出来高(25%)、ソーシャルメディア(15%)、ドミナンス(10%)、トレンド(10%)の5つの要素から算出されている。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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