【10/30 仮想通貨ETF動向】ビットコイン・イーサリアム流出続く──来月XRP現物ETF上場か

shoko-koyama
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30日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFから資金が流出する一方、ソラナ現物ETFには資金が流入した。

ビットコイン(BTC)現物ETFの動向

ビットコイン現物ETFは4億8,840万ドルの純流出。2日連続の資金流出となった。2日連続で4億ドル超の流出となり、調整色を強めた。

IBIT(iShares Bitcoin Trust ETF)から2億9,090万ドル、ARKB(ARK 21Shares Bitcoin ETF)から6,560万ドルなど、全8銘柄で資金が流出。流入した銘柄はなかった。

ETF開始以来の累計純流入額は613億4,500万ドルとなった。

イーサリアム(ETH)現物ETFの動向

イーサリアム現物ETFは1億8,420万ドルの純流出。2日連続で資金が流出した。

ETHA(iShares Ethereum Trust ETF)から1億1,800万ドル、ETHW(Bitwise Ethereum ETF)から3,110万ドルなど、全8銘柄で資金が流出。なお、流入した銘柄はなかった。

1億ドル超の流出は10月23日以来1週間ぶりとなった。

ETF開始以来の累計純流入額は144億8,500万ドルに減少した。

ソラナ(SOL)現物ETFの動向

ソラナ現物ETFは3,730万ドルの純流入。

BSOL(Bitwise Solana Staking ETF)、GSOL(Grayscale Solana Trust ETF)ともに上場以来流入を続けている。

ETF開始以来の累計純流入額は1億5,500万ドルに拡大した。


Canary CapitalのXRP現物ETF、11月13日上場を視野に

資産運用会社カナリー・キャピタルが24日付で、XRP現物ETFに関する改訂版のForm S-1登録届出書を米証券取引委員会(SEC)に提出したことが明らかになった。今回の改訂では、従来の「delaying amendment(遅延修正条項)」を削除し、これによりSECの個別承認を待たずに登録が自動的に有効化される見通しとなった。

フォックス・ビジネスの記者エレノア・テレット氏が報じたところによると、ナスダックでの上場申請(Form 8-A)の承認を前提に、Canary XRP ETFは11月13日の上場を目指しているという。この手続きは、ソラナ、HBAR、ライトコインの各ETFでも用いられた「20日ルール」と同様で、SEC内部でも自動有効化方式を容認する動きが広がっている。


30日の米国仮想通貨市場では、ソラナ現物ETFが流入を維持した一方で、ビットコインとイーサリアムの現物ETFからは資金が流出した。ETF全体では流出が優勢となり、調整局面が続いた。

新規上場に向けた動きもみられる。カナリー・キャピタルのXRP現物ETFは来月の上場を視野に入れており、市場では新たな銘柄への期待が広がっている。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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