22日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFが1日ぶりに流出へ転じ、ソラナの現物ステーキングETFは横ばいで推移した。
ビットコイン(BTC)現物ETFの動向
ビットコイン現物ETFは1億140万ドルの純流出。1日ぶりに資金流出へ転じた。
IBIT(iShares Bitcoin Trust ETF)に7,360万ドルが流入したものの、FBTC(Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund)やGBTC(Grayscale Bitcoin Trust)など4銘柄からの流出が上回り、全体では流出超過となった。
ETF開始以来の累計純流入額は618億4,200万ドル。
イーサリアム(ETH)現物ETFの動向
イーサリアム現物ETFは1,890万ドルの純流出。1日ぶりに資金流出へ転じた。
ETHA(iShares Ethereum Trust ETF)に1億1,070万ドルが流入したが、FETH(Fidelity Ethereum Fund)やETHE(Grayscale Ethereum Trust ETF)など3銘柄からの流出が相殺し、全体では流出超過となった。
ETF開始以来の累計純流入額は145億9,200万ドルに縮小した。
ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向
ソラナ現物ステーキングETFは資金流出入ゼロで横ばいとなった。
ETF開始以来の累計純流入額は4億920万ドルを維持している。
22日の米国仮想通貨市場では、前日に資金流入へ転じていたビットコインとイーサリアムの現物ETFが再び流出に転じ、ソラナの現物ステーキングETFは動意に欠けた展開となった。ビットコインETFではIBITへの流入が継続する一方、複数銘柄からの流出が相殺する構図が見られ、市場では選別的な資金移動が続いている。
関連:【10/21 仮想通貨ETF動向】ビットコイン・イーサリアムが資金流入に転じる
関連:【10/20 仮想通貨ETF動向】ビットコイン・イーサリアムが流出続く、ソラナは資金流入