仮想通貨チャート分析
ビットコイン(BTC):レジスタンスライン到達後の値動きに注目

ビットコイン(BTC)は昨日(23日)1時間足長期HMAを上抜けし短期的な上昇となっていたが、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドで上昇を否定された状態だ。
現状、4時間足ボリンジャーバンドを若干押し上げており、短期的上昇トレンドの第3波が終了したと思われる値動きで、まだトレンド終了のサインは出ていないことから、1時間足中期HMAを下回らない状態で上昇の値動きを見せれば87,410.4ドル付近まで上昇する可能性があるだろう。

4時間足で見ると日足短期HMAで価格が支えられ下値を切り上げていることから、上昇傾向と判断できる。そのため、今後短期的に再度上昇し、87,410.4ドルのレジスタンスラインでの値動きが焦点となると推測する。
87,410.4ドルのレジスタンスラインを価格が突破すれば中期的には92,877.7までの上昇が視野に入る。一方、87,410.4ドルで反発した場合、日足短期HMAを下抜けしない限りは上昇の可能性が残るが、下抜けした場合は中期的なレンジ相場となると予測する。
イーサリアム(ETH):中期的な上昇傾向だが短期方向感無し

イーサリアム(ETH)は本日1時間足長期HMAの上抜けに挑戦したが否定され、現在は短期的な下落の値動きとなっている。今後、日足短期HMA付近まで下落し、日足短期HMAを下抜けした場合は中期的に方向感の無い相場となる可能性がある。
一方、日足短期HMAで下値が支えられたのならば中期的な上昇傾向が継続すると思われる。

しかし、現状上昇の勢いは見られないことから、短期的に上昇へ転じたとしても前回高値付近(2,073.42ドル付近)でボリンジャーバンドアッパーバンドに上昇を阻まれる可能性が高いだろう。
カルダノ(ADA):日足HMA突破が今後のポイント

カルダノ(ADA)は現在日足短期HMAと日足中期HMAに価格が挟まれた状態が続いている。今後どちらかを突破すれば、短期的な上昇もしくは下落の値動きとなると思われるが、上昇の場合は4時間足長期HMAがレジスタンスとなり、下落の場合は4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドがサポートとなると予想される。

中期的にも4時間足長期HMAがレジスタンス、日足短期HMAがサポートとなっていると推測でき、4時間足ボリンジャーバンドがさらに収縮し抵抗帯となると予測できる。そのため、今後明確な相場の方向が出るためには、各移動平均線の突破と合わせてボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う強い値動きが必要と思われる。
上記条件が確定すれば、上昇の場合は0.7622ドル付近を目標とでき、下落の場合は0.6479ドル付近が下限となるだろう。
リップル(XRP):HMAを上抜けすれば短期的上昇、中期上昇は強い「買い圧」が必要

リップル(XRP)は現在日足短期HMAの上抜けに挑戦している。現在価格は日足中期HMA、4時間足長期HMAの上にあり中期的な上昇傾向にあることから、日足短期HMAを価格が上抜けすれば短期的には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(2.5500ドル付近)までの上昇が期待できる。

4時間足を見ても安値を切り上げているため、日足短期HMAの上抜けが短期的上昇のきっかけとなる可能性は高いと思われる。
だが、中期的な上昇となるためには現在スクイーズとなっている4時間足ボリンジャーバンドを押し上げる強い値動きが必要だ。同時に2.6448ドル付近がレジスタンスラインとなる可能性があるため、2.6448ドル付近の上抜けも必要だろう。
上記条件がそろい1時間足レベルで上昇トレンドが確認できれば、2.9943ドル付近を目標とすることができると予測する。
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使用インジケーター
- HMA(ハル移動平均線):短期(20)、中期(80)、長期(320)
- ボリンジャーバンド:期間50、偏差2.5
- MACD:12、26、9
- ライン
- 日足:黄色
- 4時間足:オレンジ
- 1時間足:紫