- リップル(XRP):2.8ドル下抜けと下降ダウ成立で2.67ドル狙い
- ビットコイン(BTC):111,500ドル割れで107,400ドルまで下落視野
- イーサリアム(ETH):日足長期HMA割れで3,900ドル付近まで下落想定
- ドージコイン(DOGE):1時間足下降ダウ成立で0.23ドルまで下落余地
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2.8ドルを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.67ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.87ドル付近を推移している。昨日は2.8ドルを起点とした上昇を見せたものの、3.0ドルに上値を抑えられた。その後は日足短期HMAを下抜けし、再び弱含む展開となっている。
短中期の視点では、1時間足・4時間足で一時的に下降の流れが崩れているが、価格は依然として4時間足および日足の長期HMAより下に位置し、日足レベルでは下落基調が継続していると判断できる。したがって売り目線を維持することが妥当である。
ただし、2.8ドルのサポートラインは複数回反応しているため、ショートを狙うには明確な下抜けが必要だ。また、4時間足ボリンジャーバンドは縮小傾向にあり、バンド拡張を伴う強い下落圧の出現を待つ必要がある。この条件が整うまでは、3.0ドルから2.8ドルの間で横ばいの値動きが続く可能性が高い。条件が揃った場合は、1時間足レベルで下降トレンドが成立し、2.67ドル付近までの下落を狙うショートが検討できるだろう。
長期的には、2.67ドル付近で日足ボリンジャーバンドによる反発が入りやすいが、直近安値を更新している点を考慮すると、押し目形成後に2.34ドル付近まで下落が進む可能性もある。そのため、現状は短期的な下落チャンスを待つとともに長期的な下落シナリオも準備しておく必要がある相場と推測する。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 111,500ドルのサポートラインを下抜け
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,400ドル付近
※4時間足ボリンジャーバンドを価格が大きく突き抜けた場合は早期利確を検討
- 107,400ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、113,100ドル付近を推移している。昨日は111,500ドル付近のサポートで下げ止まり、小反発を見せながら日足中期HMAと1時間足長期HMAを一時的に上抜けた経緯がある。
しかし、価格の上部には4時間足長期HMA、日足短期HMA、一目均衡表雲が控えており、日足では移動平均線の下降パーフェクトオーダーが成立する直前に位置している。売り圧の強さを踏まえると、短期から中期の視点では依然として下落目線を維持すべき局面だ。今後111,500ドルのサポートを明確に下抜けし、1時間足レベルでレジサポ転換もしくは下降のダウ理論が成立した場合、107,400ドル付近までの下落が想定されるだろう。
ただし、急激な下落となった場合には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドでの反発可能性も残されている。そのため短期トレードにおいては、ボリンジャーバンドを価格が大きく突き抜けた場合、早期利確の判断を検討する必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMA、1時間足中期HMAを上抜けしない状態で押し目形成後、下落に転じたポイント
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲から3,900ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,100ドル付近を推移している。本日はこれまで下落を支えていた日足長期HMAを下抜けし、下落再開の動きが確認されている。
この展開は4時間足レベルで押し目をつけた後の再下降にあたるため、短期的に小さな戻りを挟みながらも日足一目均衡表雲下端から3,900ドル付近までの下落が想定される。特に1時間足中期HMAを上抜けできずに押し目を形成した局面で下落に転じれば、ショートエントリーの根拠として妥当である。
長期視点では日足長期HMAを割り込んだことにより下落圧力が一段と強まったと判断できる。ただし、3,900ドル付近には日足ボリンジャーバンドロワーバンドが収縮しながら位置しており、この水準で一旦下落の勢いが鈍る可能性がある。だが、日足レベルでの下降押し目を経て再度下落に転じ、ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う展開となれば、3,350ドル付近までの下落余地も視野に入るだろう。
ドージコイン(DOGE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜けしない状態で1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 0.23ドル付近から日足一目均衡表雲下端
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ドージコイン(DOGE)は現在、0.236ドル付近を推移している。昨日は日足一目均衡表雲で反発し一時的に上昇したが、1時間足一目均衡表雲を上抜けできず下落に転じ、現在は日足一目均衡表雲内に再び突入している。
現状の値動きは4時間足レベルで下降の押し目からの下落局面と判断できる。そのため今後、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立すれば、直近安値0.23ドル付近から日足一目均衡表雲下端までの下落を狙うショート戦略が有効だろう。ただし、4時間足MACDは下落圧の減少を示しており、デッドクロスが成立しなければ今回の下落は限定的となり、日足一目均衡表雲を明確に下抜けできない可能性がある。
一方で日足レベルでは明確な下降トレンドには至っていないが、MACDがマイナス圏に位置しており、依然として売り圧が優勢であることは意識すべきである。したがって、日足中期HMAを上抜けられない限り、日足長期HMAを下抜けし、日足レベルで本格的な下落トレンドに移行するシナリオも準備しておく必要がある。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7