- リップル(XRP):日足雲入り+1時間足下降成立で2.92ドル
- ビットコイン(BTC):117,400ドル上抜けでロング、日足長期HMA目標
- イーサリアム(ETH):4時間足雲割れで4,300ドルまでの下落を想定
- ソラナ(SOL):日足短期HMA上抜けなら265ドルへ向けた展開
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲内に価格が入る
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足一目均衡表雲下端から2.92ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、3.01ドル付近を推移している。短期的な上昇により一度は日足一目均衡表雲を上抜けしたが、その後上昇トレンドには転じず、直近では下落基調へと傾いている。
ただし、4時間足MACDはマイナス圏にありながらも下落を示す形ではなく、日足MACDもプラス圏を維持している。また、価格下部には日足中期・長期HMAや4時間足長期HMAが位置しているため、大幅な下落にはなりにくいと判断できる。しかし、1時間足中期HMAは下落方向を示しており、今後日足一目均衡表雲を下抜けし、1時間足で下降のダウ理論が成立した場合は、4時間足一目均衡表雲下端から移動平均線が収束する2.92ドル付近まで下落する可能性が高い。
一方で、日足一目均衡表雲上端を維持できれば短期的な下落は回避可能といえる。ただし、日足短期HMAを明確に上抜けし、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴う強い上昇が確認されない限り、上昇トレンド再開とは判断しにくい局面である。さらに、本日深夜の米政策金利発表による急変動リスクもあるため、ポジションを持つ際は当日内での決済を意識し、日を跨ぐトレードは控えることが望ましい。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 日足一目均衡表雲及び117,400ドルを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、116,600ドル付近を推移している。今日に入り短期的な上昇の値動きとなり、日足短期HMAおよび1時間足長期HMAを上抜けした。
価格は日足一目均衡表雲上端付近に位置し、さらに4時間足レベルで意識される117,400ドルのレジスタンスラインが控えている。この水準で上値を抑えられる可能性はあるが、現状では各時間足のMACDから上昇圧力が示されており、ブレイク待ちの局面である。1時間足レベルで上昇トレンドを維持しながら117,400ドルを突破すれば、日足長期HMA付近までの上昇が見込めるだろう。
ただし、本日深夜には米政策金利発表が予定されており、相場が急変動するリスクが高い。短期的なポジションを持つ場合は当日中に決済するか、明日以降の動向を見極めるなど、リスク管理を徹底する必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足一目均衡表雲と1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足一目均衡表雲上端(4,300ドル)付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,510ドル付近を推移している。これまで4時間足一目均衡表雲に支えられて短期的な上昇となっていたが、4時間足長期HMAで上値を抑えられ、価格は再び4時間足一目均衡表雲内へ突入している。
現状、各時間足の移動平均線は方向感が揃っていないが、4時間足長期HMAは下落優勢を示し、1時間足レベルでも下落優勢が確認できる。そのため、4時間足一目均衡表雲と1時間足中期HMAを下抜け、1時間足で下降のダウ理論が成立すれば、日足一目均衡表雲上端の4,300ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
一方、長期的には依然としてレンジ相場の中にあり方向感に乏しい。したがって、日足中期HMAを上抜ける、もしくは日足長期HMAを下抜けるまでは大きなトレンドが定まりにくく、短・中期のトレードでも不安定さを伴うことを認識してポジションを選択すべきである。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMA上抜け
- 4時間足レベルで上昇のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 265ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足もしくは1時間足以下で確認できる直近安値
ソラナ(SOL)は現在、234ドル付近を推移している。昨日以降は日足短期HMAと4時間足長期HMAの間で価格がもみ合い、方向感に乏しい状態が続いている。
現状、4時間足レベルでは下降のダウ理論が成立しつつあるが、日足レベルでは依然として上昇トレンドの押し目形成と解釈できるチャート配置となっている。そのため、仮に4時間足長期HMAを下抜けしたとしても、日足中期HMAを明確に割り込むまでは買い目線を継続するのが妥当と考えられる。ロングエントリーを検討する場合は、日足短期HMAの上抜けと4時間足レベルでの上昇ダウ理論成立が条件となり、この条件が整えば中期的には265ドル付近までの上昇が見込まれるだろう。
ただし、直近高値の250ドルを明確に突破できなかった場合は高値圏での反落となる可能性がある。すでに日足レベルで比較的長く上昇してきた流れからも、横ばい相場への移行や下落転換のリスクが高まる局面であり、ポジションを持つ場合には直近安値を意識したリスク管理が必須である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7