- リップル(XRP):日足中期HMA突破と4時間足上昇成立で3.10ドルへ上昇狙い
- ビットコイン(BTC):1時間足下降トレンド継続で4時間足長期HMA割れなら107,400ドル目安
- イーサリアム(ETH):日足短期HMA下抜けで1時間足下降成立なら4,200ドルへ下落余地
- ソラナ(SOL):4時間足長期HMA突破と短期上昇成立で213ドル目標
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足中期HMAを上抜け
- 4時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.10ドル付近
- 損切り目安:
- エントリーの際に1時間足レベルで確認できる直近安値
リップル(XRP)は現在、2.88ドル付近を推移している。昨日の夜には日足長期HMAを上抜けて上昇したものの、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドで反発を受け、現在は日足一目均衡表雲の下端や日足長期HMA付近で推移している。
現状、4時間足MACDがプラス圏にあり、日足MACDもゴールデンクロスを形成しているため、買い圧力は維持されていると考えられる。ただし上部には日足中期HMAが控えており、このラインを突破しなければ本格的なエントリーは難しい状況だ。そのため今後、上昇圧力が強まり日足中期HMAを上抜け、かつ4時間足で上昇のダウ理論が成立すれば、3.10ドル付近までの上昇を狙う展開が想定できる。損切りは1時間足で直近安値を確認したうえで設定するのが適切である。
一方で、日足全体では依然として売り目線が残っているため、再び下落が再開する可能性もある。したがって、ロングシナリオを意識しつつも、下落再開に備えたリスク管理を怠らないことが重要といえる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成しながら4時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 107,400ドル付近
- 損切り目安:
- 4時間足長期HMA直上
ビットコイン(BTC)は現在、110,930ドル付近を推移している。昨日は4時間足長期HMAに支えられて一時的に上昇したが、1時間足長期HMAが上値抵抗となり上昇の勢いは限定的となった。
中期的には価格上部に日足中期HMAが控えており、下部には4時間足長期HMAおよび日足短期HMAが位置しているため、方向感が定まりにくい局面にある。ただし日足中期HMAを明確に上抜けしない限りは売り目線を優先すべきと判断できる。そのため、1時間足で下降トレンドを形成しつつ4時間足長期HMAを下抜けした局面をエントリーポイントとし、107,400ドル付近を利確目安とする戦略が有効である。損切りは4時間足長期HMA直上が適切と考える。
一方で、4時間足MACDがプラス圏を維持しており、日足MACDはゴールデンクロスを示現しているため、日足中期HMAを上抜けした場合には日足レベルでの押し目形成から再度上昇へ移行する可能性もある。したがって現状では様子見を基本とし、下落方向・上昇方向いずれの展開にも対応できるシナリオを準備しておくことが求められる。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 日足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,200ドル付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、4,290ドル付近を推移している。6日には一時下落に向かう動きを見せたが勢いは続かず、日足短期HMAを上抜けて横ばいの展開となっている。
足元では4時間足と日足の一目均衡表雲に挟まれ、値動きの幅が限られる状態だ。ただし日足MACDがマイナス圏に入っていることから、下方向の優位性は残っていると考えられる。したがって、日足短期HMAを再び下抜けし、1時間足で下降トレンドが明確になった局面をショートエントリーとする戦略が有効であり、利確目標は4,200ドル付近が目安となる。損切りは日足短期HMA直上に置くのが妥当だろう。
中期的には、4時間足・日足いずれの一目均衡表雲に明確に突入しなければ大きな方向は定まりにくい。よって短期のショートは狙えるが、中長期でははっきりとしたトレンドが出にくい局面であり、深追いは避けるのが望ましい相場状況といえる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足以下で上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 213ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、208ドル付近を推移している。今日の早朝に短期の押し目を経て上昇に転じ、価格は4時間足長期HMA直下に位置している。
現状では4時間足レベルで上昇のダウ理論がまだ成立していないが、4時間足MACDがプラス圏を維持しており買い圧力は残っていると考えられる。したがって、今後4時間足長期HMAを明確に上抜けし、1時間足以下で上昇のダウ理論が成立すれば、短期的には213ドル付近を目標にする戦略が有効だろう。損切りはエントリー時点の直近安値を基準とするのが妥当である。
一方で、213ドル付近には4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置しており、日足MACDの動きからは買いの勢いがやや減少していることも確認できる。そのため、上昇余地は限定的である可能性が高い。深追いは避け、中長期では日足レベルでの調整入りを想定して備えておく必要がある局面といえる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7