- リップル(XRP):日足短期HMA上抜けで3.5ドルを狙う上昇トレンドか
- ビットコイン(BTC):1時間足中期HMA下抜けで115,700ドル付近まで下落か
- イーサリアム(ETH):下落続けば3,550ドル付近が次のサポートに
- ソラナ(SOL):1時間足長期HMAで再反落なら175ドルが意識される水準
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成
- 日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 日足短期HMA直下、もしくはエントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、3.15ドル付近で推移している。昨日から1時間足長期HMAを価格が支えとしながら、方向感が定まらないレンジ相場が続いているものの、1時間足および4時間足のMACDからは下落圧力の減少が示唆されている。
今後の展望としては、1時間足レベルで上昇トレンドを形成し、日足短期HMAを明確に上抜ける動きが確認されれば、4時間足長期HMAが位置する3.5ドル前後までの上昇を目標にできる可能性が高い。これは中期的な買いシグナルとして注目されるだろう。
ただし、日足短期HMAを突破できず再び押し戻された場合は、中期的なレンジ相場もしくは調整継続となるリスクがある。したがって、エントリーは日足短期HMA突破の確実な確認を待つことが望ましく、損切りは直近安値や日足短期HMA直下に設定するのが適切である。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA付近で押し目形成後、下落に転じる
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 115,700ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、117,880ドル付近を推移している。昨日は4時間足レベルでの下落が一時的に否定され、短期的な反発が見られたが、1時間足一目均衡表雲付近で再び上昇を否定される格好となった。その後、高値を切り下げながら安値を更新し、現在は4時間足レベルで下落の流れが確定している状況だ。
現在の相場構造から判断すると、下落の波は比較的振れ幅が大きいため、1時間足長期HMA付近までの戻りを挟みつつ下落が続く可能性が高い。1時間足長期HMA付近で一時的な戻しを見せた後に再び下落へと転じ、かつ中期HMAを明確に下抜ける値動きが確認できれば、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する115,700ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
中長期的には、115,700ドルから114,700ドルの価格帯がサポート帯として意識されている。このゾーンで下げ止まるようであれば、再び中期的な上昇への反転余地を残す形となるが、明確に下抜けた場合には、111,900ドル付近までの一段安が警戒される展開となる。その際は、日足長期HMAでの反発可否が次の注目ポイントになると見ている。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを価格が下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(3,550ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足中期HMA直上
イーサリアム(ETH)は現在、3,810ドル付近を推移している。昨日は一時的に上昇の動きを見せたものの、その後は押し戻され、わずかに安値を更新する形となった。全体としては上昇トレンドの調整局面に入った印象がある。
現状、1時間足MACDからは下落圧力の強さはあまり感じられないが、4時間足および日足のMACDがともに下落基調を示していることから、上位足主導での調整継続が想定される。短期的には、1時間足中期HMAを明確に下抜けした場合、売り圧が強まる形となり、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する3,550ドル付近までの下落が視野に入る局面だ。
中・長期的な視点では、日足短期HMAを上抜けできるか、あるいは日足中期HMAを下抜けるかによって、今後の方向感が明確になると見られる。それまではやや不安定でレンジ性の高い推移が続く可能性が高く、トレンドの判断には慎重さが求められる場面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲付近で反発し下落に転じる
- 日足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、181.6ドル付近を推移している。28日から短期的に下落トレンドへ移行していたが、足元では1時間足MACDにおいて下落圧力の減少が見られ、直近では売り優勢の勢いが弱まっている。
一方で、4時間足の構造を見る限り、依然として下落の圧力は残っており、現在は調整の戻し局面と捉えられる。今後、1時間足長期HMAあるいは1時間足一目均衡表雲付近で反発を受けて再び下落に転じ、かつ日足中期HMAを下抜けるような展開となれば、175ドル付近までの下落が意識されるだろう。
なお、日足中期HMAでの反発が確認された場合には、下落トレンド終了の兆しとなり、上昇転換の可能性が高まる。ただし、価格上部には日足短期HMAや4時間足長期HMAといった抵抗が控えており、上昇再開には時間を要する展開が予想される。だが、1時間足長期HMAを明確に上抜けした場合は、短期的な下落のリスクは一旦後退するだろう。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7