- ビットコイン(BTC):10万ドルをサポートに上昇再開、106,000ドルを目指す展開か
- イーサリアム(ETH):日足雲上抜けで上昇基調、中期的に2,550ドルがターゲット
- リップル(XRP):日足雲突破で転換の兆し、2.5ドルが次なる焦点に
- ソラナ(SOL):157ドル付近での押し目形成後、180ドルまでの上昇を狙う動き
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 100,000ドルを割らない状態で、1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲上端を起点に上昇の値動きを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 106,000ドル付近
- 損切り目安:
- 価格が100,000ドルを下回る、もしくは1時間足長期HMAもしくは1時間足一目均衡表雲を価格が下回る
ビットコイン(BTC)は、日足短期HMAおよび直近高値(97,900ドル付近)を明確に上抜けたことで強い買いが入り、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴いながら約7,000ドルの急騰を見せ、ついに3か月ぶりに心理的節目である10万ドルを突破した。直近では104,000ドル付近まで上昇しているが、日足ボリンジャーバンドアッパーバンドに価格が接触しているため、買われすぎ水準にあることには注意が必要である。
今後は一時的な押し目形成の可能性が高く、下落時には10万ドルの水準がサポートとして機能するかが注目される。具体的には、1時間足長期HMAおよび1時間足一目均衡表雲上端のゾーンが押し目の起点候補となる。このあたりで下げ止まりの動きが確認できれば、再び106,000ドル付近までの上昇が見込まれるだろう。
ただし、現在の相場はテクニカル要因に加え、トランプ大統領の重大発表予告や米中間の関税交渉といったファンダメンタルズ要因の影響も色濃いため、急激な相場変動が発生する可能性も想定しておくべきである。押し目狙いのロング戦略は機能しやすいが、損切り設定やロット調整などのリスク管理を徹底する必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAから4時間足長期HMA付近を起点に上昇を確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2,500ドルから2,550ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は、ビットコイン急騰の影響を受けて急上昇した。特に日足長期HMA(1,950ドル付近)を明確に上抜けてからは買い圧が一気に強まり、日足一目均衡表雲を突破。これにより日足レベルでのトレンド転換が明確となった。
直近では価格が日足ボリンジャーバンドアッパーバンドに触れ、4時間足ボリンジャーバンドも大きく突き抜けていることから、短期的には買われすぎの状態であると判断される。このため、横ばいもしくは一時的な調整が入りやすい局面である。ただし、調整の目安となる水準は日足一目均衡表雲上端から日足短期HMA、あるいは4時間足長期HMA付近までが想定される。
そのうえで、中期的にこの水準でサポートされ、1時間足において上昇のダウ理論が成立するようであれば、再び上昇局面へと転じる可能性が高い。ターゲットとしては、テクニカル的節目である2,500ドル〜2,550ドル付近が意識されるだろう。
なお、現在の相場はテクニカル要因に加えてビットコインの価格動向やグローバルなリスク要因(例:米国の金利政策やマクロ経済指標)に大きく影響されやすいため、方向性を見極める上ではBTCとの相関性にも注視する必要がある。押し目形成からのロング戦略は有効だが、直近安値を明確に割り込んだ場合には速やかな撤退を検討したい。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA、もしくは1時間足一目均衡表雲上端付近を起点に上昇を確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論を形成しながら日足一目均衡表雲を上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.5ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の直近安値、もしくは日足一目均衡表雲に価格が入る
リップル(XRP)は、4時間足長期HMAを明確に上抜けたタイミングで上昇の勢いが増し、日足一目均衡表雲を突破したことで中期的な上昇トレンドに移行している。これにより、一時的には買いが優勢な局面となった。
ただし、現時点では4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドを突き抜けた後で価格の勢いがやや鈍化しているため、直近では押し目形成の流れへと移る可能性がある。その場合、1時間足長期HMAあるいは1時間足一目均衡表雲上端が押し目形成の起点として意識されやすい。
このサポートゾーンで反発し、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立しながら再度日足一目均衡表雲を明確に上抜ければ、次なるターゲットとして2.5ドル付近が意識される展開となろう。なお、現在の相場環境では、他の主要仮想通貨(特にビットコインやイーサリアム)の動向との相関性も強いため、併せて注視していくことが肝要である。
中期的には上昇基調が継続する見通しだが、長期的には日足長期HMAの位置を考慮すると、依然として「弱気相場」の範疇にある点は意識しておきたい。したがって、リスク管理を徹底しながら、戻りを狙うロング戦略を検討する場面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAと4時間足長期HMAが交差するポイント付近を起点に上昇を確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 180ドル付近
※165ドル付近で下落の値動きとなった場合は早期利確を検討
- 180ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値、もしくは1時間足長期HMAを価格が下抜け
ソラナ(SOL)は、ビットコインの急騰に追随する形で日足短期HMAを明確に上抜け、4時間足長期HMAも突破したことで、「弱気相場」から「強気相場」への移行が鮮明になった。現状、価格は急伸し、短期的に買われすぎ水準に達している。
具体的には、4時間足ボリンジャーバンドのアッパーバンドを大きく突き抜けていることから、直近では短期的な押し目形成が予想される。押し目の候補としては、1時間足長期HMAと4時間足長期HMAが交差する157ドル付近が意識される水準となっており、このあたりでの反発が確認できれば、180ドルまでの上昇が視野に入る。
ただし、今回の高値である165ドル付近がレジスタンスとして意識される可能性が高く、ここで上値が重くなる展開となれば、早期利確の判断が求められる場面となる。また、1時間足長期HMAを明確に下抜けた場合には、一旦ポジションを見直す必要がある。
今後の展開は、ビットコインをはじめとした主要銘柄の値動きに強く連動する可能性が高いため、仮想通貨全体の相場環境を意識しながら戦略を構築していきたい。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:ビットコイン、上昇加速──10万ドル狙う展開【仮想通貨チャート分析】BTC、ETH、XRP、SOL
- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7