- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMAを下抜ければ、短期下落に警戒。下値は4時間足長期HMA(81,249ドル付近)を意識。
- イーサリアム(ETH):1,673.19ドル上抜けでロング優勢。上昇の勢い次第では1,771.01ドル付近までの上昇も視野。
- リップル(XRP):2.0808ドルの下抜けで短期ショート優勢、下値目安は4時間足長期HMA付近。
- ソラナ(SOL):1時間足一目均衡表雲下抜けで短期調整入る。目標は日足短期HMAおよび122.61ドル付近。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMA下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値もしくは1時間足長期HMA上抜け確定
ビットコイン(BTC)は、日足一目均衡表雲下端が強力な抵抗帯として機能しており、上値の重い展開が続いている。直近では、前回のニューヨーク時間帯において比較的大きな値動きがあったものの、依然として明確な方向感は出ていない。
1時間足では、価格が長期HMA(=4時間足中期HMA)に支えられているが、MACDでは上昇の勢いが弱まっていることが示唆されており、ここを明確に下抜けた場合は、短期的な下落が加速する可能性が高い。特に84,000ドル台の攻防には注目したい。
短期的なターゲットは4時間足長期HMA(=81,249ドル付近)となり、ショートエントリーを狙うには好機といえる。ただし、日足および4時間足一目均衡表雲の位置関係からもわかるように、現状は方向感が定まりにくい場面であり、アメリカの関税政策などファンダメンタルズ要因次第で大きく動く可能性もあるため、リスク管理には十分注意したい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1,673.19ドルを上抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドエクスパンション
- 1時間足でレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1,771.01ドル付近から4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近
- 損切り目安:
- 直近安値もしくは1,673.19ドルを下抜け
イーサリアム(ETH)は、現在方向感に欠ける展開が続いており、4時間足一目均衡表雲内での推移が継続している。4時間足ボリンジャーバンドも収縮傾向にあり、市場の勢いはやや鈍化している様子が見られる。
一方で、1時間足および4時間足における各HMA(移動平均線)は価格の下に位置しており、テクニカル的には上昇への地合いが整いつつある。特に1,673.19ドルのレジスタンスを上抜けし、かつ1時間足でレジサポ転換または上昇のダウ理論が成立すれば、中期的なロングエントリーが狙いやすい場面といえる。
ターゲットとしては、まず1,771.01ドル付近を意識しつつ、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドまでの到達が想定される。ただし、長期的な目線では日足一目均衡表雲の存在が重く、そこを明確に上抜けしない限り、本格的な上昇トレンドとは言いがたい。また、米国関税に関連する報道次第では急落の可能性もあるため、ポジション管理と利確・損切りラインの明確化は必須である。
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 2.0808ドル付近を下抜け確定
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 2.0808ドル付近を上抜け確定
リップル(XRP)は、現在の価格帯で1時間足長期HMAを下抜けしようとする動きが見られている。これが確定すれば、下落圧力がさらに高まり、短期的なショート戦略が有効となる可能性が高い。
特に注目したいのは2.0808ドル付近のサポートラインで、この水準は過去にも意識された価格帯であり、下抜けが確定すれば、下降のダウ理論が成立することで短期下落トレンドが明確になると考えられる。利確目安としては、4時間足長期HMA付近が現実的なターゲットとなる。
ただし、4時間足長期HMAや一目均衡表雲が価格の下に控えているため、テクニカル的には下値を支える要素も残っており、中長期的には方向感が定まりにくい状況といえる。また、2.2501ドル付近には強いレジスタンスが存在しており、これを上抜けるまでは上昇トレンドへの転換も限定的と考えられる。
こうした背景を踏まえると、短期的な下落局面を狙う戦略は有効だが、リスク管理を徹底したトレードが求められる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足一目均衡表下端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足短期HMAもしくは122.61ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は、1時間足において長期HMAで上昇が抑えられ、逆に短期HMAが下値を支える形となっており、方向感に欠ける局面が続いている。だが、4時間足MACDからは下落圧力の高まりが示唆されており、ここから短期的な調整が入る可能性が高い。
1時間足一目均衡表雲の下端を明確に下抜けした場合、テクニカル的にはショートの優位性が高まる構図であり、ターゲットは日足短期HMAと重なる122.61ドル付近。これは過去にも意識された水準であり、短期的な利確ポイントとしては妥当といえるだろう。
一方、中長期的には不安定な地合いが継続しており、4時間足長期HMAより価格は上にあるものの、日足長期HMAよりは下に位置していることから、大局的な方向感は依然として不透明な状況といえる。また、日足では下落圧力の減少が確認できるため、下落しても限定的な動きにとどまる可能性もある。
全体としては、レンジ内での短期的な調整を狙う動きが中心となる見通しであり、エントリーの際はリスク許容度を意識した対応が求められる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7