ビットコイン(BTC)価格分析

ビットコインは、米大統領選挙で勝利を収めたドナルド・トランプ氏の影響を受け、米時間6日にさらに続伸し、史上初めて76,000ドルを超えた。これは、トランプ氏が仮想通貨に対してポジティブな姿勢を見せていて、従来よりも良い風が仮想通貨業界に舞い込んでくるという、楽観的な見通しの表れである。

7日現在は、日足以上の中長期足を見れば依然として強い上昇トレンドを形成しているが、短期目線では少し調整の波がきている。
1時間足では現在20日移動平均線にちょうど差し掛かっており、そこでサポートされるか、もう少し下落して前回高値の73,700ドル付近でサポートになるかが注目ポイントとなる。73,000ドル台まで押してこれば、短期トレードにおいて非常に良い押し目買いのエントリーチャンスとなり得るだろう。
価格は強気派が有利だが、前回高値73,700ドル付近で維持されれば次の上昇の始まりを示唆することになる。その場合、次のブレイクアウトの目標は、フィボナッチラインから推測して91,000ドル付近になるだろう予想する。
イーサリアム(ETH)価格分析

イーサリアムは、昨日からさらに約3%上昇を見せていて、現在上ヒゲとなっているが、レンジの上抜けを試した。2,700-2,800ドル付近には週足で引ける強いサポートラインがあるため、少しの間調整のレンジ相場が続く可能性もあると推測されるが、このままの上昇の勢いに乗ってローソク足実態をもって上抜けることができれば、200日移動平均線が差し掛かる3,000ドル付近を目指すことができるだろう。もしローソク足を抜けた場合は一度押してきたところを狙って押し目買いを積極的にしていきたい環境だ。
ソラナ(SOL)価格分析

ソラナは、125ドルから190ドル付近のレンジの上抜けを昨日から試しているが、依然として強力な190ドルのレジスタンスをローソク足実態で抜けきれていない。昨日から少し上昇し、一時は191ドルを超える場面もあったが、現在は上ヒゲをつけた実態の短いローソクとなっている。
日足では見事なパーフェクトオーダーを形成しており、MACDでも買いのサインが出ていることから、非常に勢いのある上昇トレンドあることは間違いない。
週足レベルの三角持ち合いをうわ抜けることができれば相場は一気に上昇へと走りやすくなり、三角持ち合いを形成した高値である200-210 ドル付近を十分目指していける展開であると推測する。
リップル(XRP)価格分析

リップルは、昨日からさらに続伸しているが、変わらず週足月足レベルの大きなレンジの中を行き来している。
現在は、0.5ドル付近にあるレジサポラインを上抜け、上昇の兆しを見せている。長期では次のテクニカル的ポイントとなってくるのは、週足サポートラインのある0.6-0.64ドル付近になると推測する。


短期目線では、1時間足に買い継続のシグナルとされるパーフェクトオーダーが出現した。 もうすぐ4時間足でも同じくパーフェクトオーダーを形成しようとしていることからも、中期的にも積極的にロングポジションを持っていくことができる環境にある。また、相対力指数(RSI)がプラス圏にあることから、強気派に有利であることが示されている。
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使用インジケーター
- トレンドライン
- 月足:白 週足:黄色 日足:緑 4時間足:赤 1時間足:青
- 水平線
- 最高値or直近高値:ピンク
- 最安値or直近高値:水色
- レジサポライン:紫
- SMA(単純移動平均線)
- 短期(25日):青
- 中期(50日):赤
- 長期(200日):緑
使用オシレーター
- MACD、RSI