BTCマイニングのシェアリングエコノミー企業「Bitdeer」が米ナスダックへ上場
シンガポールのビットコインマイニング企業Bitdeer(ビットディア)が14日、米ナスダックに上場することが明らかとなった。ティッカーシンボルはBTDR。
You heard it right, deer pals! 🤠
— Bitdeer (@BitdeerOfficial) April 12, 2023
Our Bitdeer Technologies and Blue Safari Group merger got the thumbs up from shareholders and we’re ready to make #NASDAQ go buck wild on April 14th under #BTDR 🚀🚀🚀
It’s time to get your hooves in the game and join us for this epic new… pic.twitter.com/Scx3QR1PSg
Bitdeerは、Bitmainの元CEO・Jihan Wu(ジハン・ウー)氏が、2018年に設立したシンガポールの企業である。BTCコンピューティングパワーシェアリングを主力事業とする。これは簡単にいえば、マイニング設備のシェアリングエコノミーを行うものだ。カーシェアやシェアハウスをイメージしてもらえば手っ取り早い。
規模の経済
ビジネスで成功するための絶対不変の最強の法則が「規模の経済」である。規模の経済とは、事業規模が大きくなるほど、単位当たりのコストが下がることをいう。大企業の生産性が高く、中小零細に比べて強い競争力を持つのはこのためだ。
ビットコインマイニングの世界では、この規模の経済がきわめて強く働く。アパートの一室でBTCマイニングを行うより、下記のツイートにおける写真のような「マイニング工場」でマイニングを行った方が、はるかに効率が良いということだ。
Bitdeerは昨年9月、2億5千万ドルのファンドを設立し、経営難に陥っていたビットコインマイナーから設備を買い集めた。言うまでもなく、規模の経済を高めるためだ。
ビットコイン投資といっても、いまやビットコインを直接買うだけでなく、BTCマイニングのシェアエコに一口乗ったり、Bitdeerのようなシェアリング企業の株を買うこともできるようになった。
ESG経済
Bitdeerをはじめとする、マイニング業界における大手シェアリング企業は、ESG経済(SDG’s)の観点からも注目を集めている。
ビットコインはしばしば「電力の浪費」と揶揄されるが、実は、既存の信用経済のエコシステムの方がはるかに電力を浪費していることは、もはや常識だろう。
「シェアリングエコノミー」と「規模の経済」の発揮によって、さらに効率を高めたビットコインのエコシステムは、究極のESG経済ともいえる。上場後、市場はBitdeerにどんな評価を与えるのだろうか? 楽しみだ。