暗号資産取引所大手Coinbase(コインベース)がインキュベートするイーサリアム レイヤー 2ブロックチェーン「Base(ベース)」の創設者でコインベースプロトコルヘッドのジェシー・ポラック氏は15日のBaseCamp(ベースキャンプ)イベントで、ベースのネットワークトークン検討を正式発表した。
「率直に言って初期段階」
ポラック氏は「我々はベースのネットワークトークンを検討している」と述べる一方、「皆さんに率直に言うと、まだ初期段階だ」と期待値調整を図り、さらに同氏は「ベースらしいやり方は公開で行うこと」とし、透明な開発プロセスを約束。当日中にX(旧ツイッター)プロフィール更新も予定していると発表した。
現在「数千万人」のユーザーを抱えるベースについて、ポラック氏は「2026年以降」に「数十億人」規模への拡大を目標に掲げた。
技術面では「ベースは分散化ネットワークでなければならない」とし、トークンにより「ビルダー、クリエーター、ユーザーが利益を共有する参加者」となる仕組み構築を目指すと説明した。
3つの基本方針
発表では以下の方針を明確化:
- イーサリアム上での構築継続
- 規制当局との協議
- オープンな開発プロセス
「我々はイーサリアム上での構築にコミットしている。これが道筋だ」と強調し、イーサリアムエコシステムへの継続的貢献を約束した。
発表スライドには「Still Day One(まだ1日目)」と表示され、新フェーズの始まりを印象付けた。