コインベース主導開発Base、ネイティブトークン検討を発表──創設者「初期段階」と慎重姿勢

水澤 誉往
6 Min Read
画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

暗号資産取引所大手Coinbase(コインベース)がインキュベートするイーサリアム レイヤー 2ブロックチェーン「Base(ベース)」の創設者でコインベースプロトコルヘッドのジェシー・ポラック氏は15日のBaseCamp(ベースキャンプ)イベントで、ベースのネットワークトークン検討を正式発表した。

「率直に言って初期段階」

ポラック氏は「我々はベースのネットワークトークンを検討している」と述べる一方、「皆さんに率直に言うと、まだ初期段階だ」と期待値調整を図り、さらに同氏は「ベースらしいやり方は公開で行うこと」とし、透明な開発プロセスを約束。当日中にX(旧ツイッター)プロフィール更新も予定していると発表した。

現在「数千万人」のユーザーを抱えるベースについて、ポラック氏は「2026年以降」に「数十億人」規模への拡大を目標に掲げた。

技術面では「ベースは分散化ネットワークでなければならない」とし、トークンにより「ビルダー、クリエーター、ユーザーが利益を共有する参加者」となる仕組み構築を目指すと説明した。

3つの基本方針

発表では以下の方針を明確化:

  • イーサリアム上での構築継続
  • 規制当局との協議
  • オープンな開発プロセス

「我々はイーサリアム上での構築にコミットしている。これが道筋だ」と強調し、イーサリアムエコシステムへの継続的貢献を約束した。

発表スライドには「Still Day One(まだ1日目)」と表示され、新フェーズの始まりを印象付けた。

関連:Coinbase、JPモルガンと提携──秋からクレジットカード経由での仮想通貨購入が可能に

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
Follow:
株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA

厳選・注目記事

YouTube

あなたのプロジェクトを広めませんか?

JinaCoinでは、プレスリリースや記事広告、バナー広告など複数の広告を提供しています。詳しい内容は下記お問い合わせページよりご連絡ください。

その他のニュース

メタマスク、独自ステーブルコイン「mUSD」正式ローンチ──世界最大ウォレットが全面統合、1.5億店舗で決済可能

世界最大の自己管理型暗号資産(仮想通貨)ウォレット「MetaMask(メタマスク)」は15日、独自ステーブルコイン「MetaMask USD(mUSD)」の正式ローンチを発表した。月間アクティブユーザ…