暗号資産(仮想通貨)データ分析企業アーカム・インテリジェンスは11日、自社運営の暗号資産取引プラットフォーム「アーカム・エクスチェンジ」を閉鎖するという噂を否定した。同社によると、同プラットフォームは今後、中央集権取引所(CEX)としての運営を終了し、分散型取引所(DEX)として再設計する方針だという。
モレルCEO「CEXはユーザーニーズに応えられなくなっている」
アーカム・エクスチェンジは2024年にローンチし、モバイルアプリ提供なども通じてスポットやパーペチュアルなどの取引機能の提供を進めてきた。一方で、CEXにおけるトークン上場プロセスや運営のあり方を巡る議論が強まる中、柔軟性や透明性を持つDEXが市場で急成長している。こうした市場環境の変化を背景に、同社は既存モデルからの転換を進める方針を示した形だ。
こうした市場動向に対して、アーカム・インテリジェンスのCEOであるミゲル・モレル氏は「暗号資産取引の未来は分散化にある」との見解を示した。モレル氏はコインテレグラフの取材に対し、「CEXは肥大化し、ユーザーニーズに応えられなくなっている」と指摘。「CEXは、彼らが改善を掲げる従来の金融システムよりも悪化している」と述べた上で、同社がその方向性に投資する意欲を持たないと説明した。
モレル氏はさらに、分散型取引が従来の取引モデルと比較してコスト面や処理速度の面で優れ、ユーザーが自身の資産を直接管理できる利点があると強調している。なお、アーカム・エクスチェンジがDEXへ移行する具体的な時期や詳細なロードマップについては、現時点で明らかにされていない。
CEXが利用者との信頼関係や柔軟性の面で課題を抱える中、アーカム・インテリジェンスのような企業が分散型の未来を選択する動きは、暗号資産市場における勢力図に影響を与えるかもしれない。今後の具体的な実装とユーザーの反応に注目していきたい。
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