ジーキャッシュ「1万ドル到達」予想は実現するか──アーサー・ヘイズ氏の的中率46%、11月誤情報も拡散

水澤 誉往
7 Min Read
アーサー・ヘイズ氏公式ブログより引用
Highlights
  • BitMEX共同創業者アーサー・ヘイズ氏、ジーキャッシュ「次の目標1,000ドル」「1万ドル到達」と強気予想
  • 10月500%急騰でモネロ超え首位、背景に11月ハルビング誤情報・規制緩和期待・プライバシー需要
  • JinaCoin分析では同氏の過去13件の予想で的中6件(約46%)、予想精度に課題

暗号資産デリバティブ取引所ビットメックス共同創業者のアーサー・ヘイズ氏は6日、プライバシー特化型暗号資産Zcash(ジーキャッシュ、ZEC)の価格上昇に言及し、「次の目標は1,000ドル」とする強気な見解を示した。同氏は自身のXアカウントで「Choo Choo bitches.(さあ行くぞ)」と投稿し、「すべてのショーターが損失を重ねることを願う」と述べた。

投稿時点でジーキャッシュは508.33ドルで取引されており、24時間で6.27%上昇。チャートは500ドル水準を突破し、8年ぶりの高値圏に到達している。

10月に500%急騰、プライバシーコイン首位に

ジーキャッシュは2025年10月に500%超の驚異的な上昇を記録し、11月1日には445ドルと2017年末以来の水準に到達。この急騰により、プライバシーコインのライバルであるモネロを時価総額で上回り、同市場でトップの座を獲得した。

Zcash(ジーキャッシュ、ZEC)がモネロの時価総額を抜く
出典:コインマーケットキャップ

ヘイズ氏は10月末にも「ジーキャッシュは1万ドルに到達する」と予想を発表。Coin Bureauとのインタビューで、「ジーキャッシュはビットコインより桁違いに速く、より高いプライバシー機能を備えている」と評価。トランプ氏の規制緩和方針を踏まえ、「資本がより効率的なコインに流れる可能性がある」と述べた。

価格急騰の背景には、市場で広まった11月ハルビングの誤情報、米国での規制緩和期待、ビットコインの機関投資家採用拡大に伴うプライバシーコインへの関心の高まりなどが挙げられる。ただし、JinaCoinの分析によると、同氏の過去主な13件の予想のうち的中は6件(約46%)にとどまっており、予想精度には課題も残る。

関連:「1 BTC=100万ドル、1ドル=200円に」アーサー・ヘイズ氏が高市新首相の経済政策を痛烈批判

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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