暗号資産(仮想通貨)を法定通貨に替えることなく現金の引き出しやショッピングの決済ができる「RedotPay(リドットペイ)」。
本記事では、RedotPayの物理カードの作成方法やサービスの特徴について紹介します。
- 「RedotPay」は、暗号資産をチャージしてショッピングやATMで現金化ができるペイメントサービスです。実店舗で利用できる「物理カード」とオンライン決済で利用できる「バーチャルカード」の2種類を持つことができます。カードの年間維持手数料やチャージ手数料はかかりません。
- 2025年10月現在、一時日本居住者へのカード発行を停止していたが再開しました。現在、新規登録で5ドルのボーナスも受け取れます。やり方は記事内で解説しています。
仮想通貨デビットカードRedotPay(リドットペイ)とは?特徴やサービス内容
| 運営会社 | Red Dot Technology Limited |
| 設立年 | 2023年 |
| 住所 | Room 5613, 56/F, The Centre, 99 Queen’s Road Central, Central, Hong Kong. |
| 認可番号 | TC006789 |
| 対応通貨 | BTC、ETH、USDC、USDT |
| カードオプション | ・種類:物理カード・バーチャルカード ・ブランド:VISA ・スタイル:デビット・プリペイド |
| 発行手数料 | バーチャルカード:10ドル 物理カード:100ドル |
| チャージ手数料 | 無料 |
| アプリ | ◯ |
| 公式サイト | https://www.redotpay.com/jp/ |
香港の会社が運営する「RedotPay(リドットペイ)」は、暗号通貨を入金し法定通貨のデビットカードとして利用できるペイメントサービスです。
インターネット決済に利用できるバーチャルカードと、ATMなどで利用できる物理カードの2種類を発行でき、暗号通貨を法定通貨に換金する手間を省けるのが最大の特徴です。
暗号通貨を換金する場合、一般的には国内の仮想通貨取引所で暗号通貨を売却し銀行口座へ出金するなどの工程をふむ必要があります。しかし、RedotPayの物理カードであれば、ウォレットに暗号通貨を入れておくだけでATMですぐに出金できます。
また、仮想通貨取引所大手のコインベースやギャラクシーベンチャーズ、バーテックス・ベンチャーズなどから約65億円の資金調達をおこなっており、Redotpay独自の仮想通貨が発行されるのではないかと噂されています。そうなれば、利用者にエアドロップがあるかもしれません。
そんな、RedotPayの特徴や仕様を解説するので興味のある方はぜひ登録してください。
各手順をタップすると詳細を確認できます。
RedotPayの特徴
ここでは、RedotPayの特徴を紹介します。
5ドルボーナス配布+物理カード作成特典
RedotPayでは現在、本サイト経由でアカウント開設したユーザー全員に5ドルのボーナスを付与しています。
この5ドルボーナスはカード発行手数料として利用できませんが、買い物の決済として利用可能です。
そのため、VISAカードが利用できる実店舗でも法定通貨として仮想通貨を利用でき、仮想通貨を法定通貨として引き出すことも可能となります。
物理カード作成の詳細は次章で詳しく解説します。
暗号通貨の現金化の手間や時間を大幅に省略できる
RedotPayの最大の特徴は、暗号通貨を現金化する際に手間や時間を大幅に省略できる点です。
通常、暗号通貨を現金化する際は国内の仮想通貨取引所で換金する必要がありますが、RedotPayであれば即座に現金化することが可能です。
日本のATMで出金が可能で、すぐ日本円を引き出せるのは非常に便利です。物理カードの発行手数料は100ドルとやや高く、出金手数料もかかりますが、使い勝手の良さから手数料以上の価値を体感できるでしょう。
VISA対応の全世界の店舗で利用可能
RedotPayは、VISAカード決済対応の全世界の店舗でお買い物ができます。
【主な利用可能な店舗一例】
- スターバックス
- マクドナルド
- KFC
- Deliveroo
- Uber Eats
- Amazon
- エクスペディア
- Booking.com
- Trip.com
- Telegram
暗号通貨決済に対応している店舗は現時点ではまだほとんど存在しませんが、RedotPayの物理カードを利用することで実質的に暗号通貨での支払いが可能ということになります。
ただし、クレジットカードではなくデビットカード扱いになるので、ウォレットに入っている暗号通貨しか利用できない点には注意が必要です。
資産保護体制が万全
RedotPayは香港で認可された信託会社と提携し、資産の分別管理を実施しています。また、One Degreeの保険によって最大4,200万米ドルの補償も受けられます。
その他、FIPS 140-2レベル3に準拠したセキュリティ対策も行われており、高い安全性が保証されているのが特徴です。
物理カードの発行に5〜10日かかる
物理カードの発行には5〜10日程度の時間を要します。そのため、すぐ使いたい人にとっては少しもどかしく感じるかもしれません。
ちなみにバーチャルカードは登録後すぐ使うことが可能です。
入金できる仮想通貨
RedotPayで入金できる仮想通貨は以下の通りです。
入金対応仮想通貨
- BTC
- ETH
- ERC20
- BEP20
- USDT
- Arbitrum One
- TON
- Solana
- BEP20
- ERC20
- TRC20
- USDC
- Arbitrum One
- Solana
- polygon
- BEP20
- ERC20
上記の仮想通貨を事前にチャージしておくことで、法定通貨に替えずそのままATMから出金することが可能です。
入金方法は仮想通貨の送金(オンチェーン入金)の他に以下のような入金方法で仮想通貨をRedotPay内で購入する方法が準備されています。
入金方法
| 入金方法 | BTC | ETH | USDT | USDC |
|---|---|---|---|---|
| オンチェーン入金 | 0.0001BTC~ | 0.001ETH | 1USDT~ | 1USDC~ |
| Binance Pay | 0.000001~ 1BTC | 0.000001~ 20ETH | 0.01~ 50,000USDT | 0.01~ 50,000USDC |
| クレジット/ デビットカード (VISA) | – | 10~ 20,000USD | 5~20,000USD | 5~20,000USD |
| PayPal | – | 10~ 1,000,000USD | 5~ 1,000,000USD | 10~ 500,000USD |
| Revolut Pay | – | 10~ 100,000USD | 5~ 100,000USD | 10~ 100,000USD |
| Skrill | – | 10~ 50,000USDT | 5~50,000USD | – |
| Neteller | – | 10~ 200,000USD | 5~ 200,000USD | – |
各手数料・限度額
RedotPayでかかる各手数料・限度額は以下の通りです。
カード発行手数料
| バーチャルカード発行手数料 | 10ドル |
| 物理カード発行手数料 | 100ドル |
| カード配送料 | 無料 |
| 年間維持手数料 | 無料 |
| バーチャルカード再発行手数料 | 10ドル |
| 物理カード再発行手数料 | 100ドル |
| 物理カード更新手数料 | 無料 |
| 解約手数料 | 無料 |
決済手数料
| デフォルト通貨取引 | 無料 |
| その他通貨取引 | 1.20% |
| ATM引き出し手数料 | 2% |
| 取引手数料 | 1% |
暗号資産手数料
| 法定通貨への交換手数料 | 1% |
デポジット(入金)手数料・限度額
| デポジット手数料 | 無料 |
| 預金限度額 | 無制限 |
出金上限額
| 1日の限度額 | 10,000米ドル |
| 毎月の限度額 | 20,000米ドル |
ショッピング限度額
| 1回あたり | 100,000ドル |
| 1日の限度額 | 無制限 |
RedotPayでは法定通貨への交換手数料やATMの引き出し手数料などがかかりますが、他の暗号資産プリペイドカードの中では比較的割安な手数料となっています。
また、カードの維持手数料やチャージ手数料が無料なのは良心的です。
RedotPayの物理カード作成手順
以下では、RedotPayの物理カードの作成手順について紹介します。
物理カードの発行、5ドルのボーナスを受け取る際は以下のリンクから口座開設、もしくはアプリから紹介コード「sm0p9」の入力が必要になるので注意してください。
アカウント登録
アカウント登録は「スマホでリンクを開き行う方法」と、「アプリで紹介コードを入力する方法」の2通りで行えます。
以下で両方の手順を解説しますが、紹介コード入力を間違うと特典を受け取れないので、「スマホでリンクを開き行う方法」を推奨します。

- こちらのリンクからRedotPayにアクセスし「メールアドレスを入力」
- 「コードを取得」をタップし、登録したメールアドレスに送られてきた検証コードを入力
- 「Get $5」をタップ
- 公式サイトに移動するので「入手する」をタップ
- 携帯末端の種別に合わせてタップし、ダウンロードサイトでアプリをダウンロード

- アプリを開き「ログイン」をタップ
- 先ほど登録したメールアドレスを入力
- 「次へ」をタップ

- パスワード設定画面となるのでパスワードを設定
※パスワード確認へも同じパスワードを入力 - 「次へ」をタップ
- 登録したアドレスへ送信された「確認コード」を入力
- 「ログイン」をタップ
【パスワードの設定条件】
- 8〜32文字
- 大英文字を1つ以上
- 小英文字を1つ以上
- 数字を1つ以上
- 特殊文字を1つ以上

ここまでの操作で新規登録が完了し、5ドルのボーナスが付与されます。引き続き「開始」をタップし「個人情報の登録」を開始します。
後から個人情報の登録以降を行う場合は、アプリを開くと画面上部に「本人確認を行ってください」表示されているので、その部分をタップして開始することができます。
RedotPayではアプリから直接アカウント開設を行うことができます。以下では、アプリを使って紹介コードを入力する手順での流れを説明します。
RedotPayアプリダウンロードサイト
- iPhone:App Store
- Android:Google Play
ただし、紹介コード「sm0p9」の入力を忘れると「5ドルボーナス」と「物理カード作成特典」は受けられないので注意してください。
手順は以下のようになります。

- アプリを起動後、「サインアップ」をタップ
- メールアドレスを入力
- 紹介コード「sm0p9」を入力
- 利用規約に同意にチェックを入れる
- 「次へ」をタップ

- RedotPayから届いたメールに記載されている6桁の確認コードを入力
- 「次へ」をタップ

- パスワードを設定
- 「サインアップ」をタップ
【パスワードの設定条件】
- 8〜32文字
- 大英文字を1つ以上
- 小英文字を1つ以上
- 数字を1つ以上
- 特殊文字を1つ以上
ここまでの操作で新規登録が完了し、5ドルのボーナスが付与されます。引き続き「開始」をタップし「個人情報の登録」を開始します。
後から個人情報の登録以降を行う場合は、アプリを開くと画面上部に「本人確認を行ってください」表示されているので、その部分をタップして開始することができます。
個人情報の登録
後から個人情報の登録以降を行う場合は、アプリを開くと画面上部に「本人確認を行ってください」表示されているので、その部分をタップして開始することができます。
個人情報の登録での入力項目は以下のようになります。

- 本人確認を行ってください→確認
- 本人確認を完了するには、電話番号をリンクしてください→OK

- 携帯電話をリンク
- メール認証:登録メールアドレスにコードが届くので、認証(ここでは再度ログインしているだけ)

- 携帯番号を入力(最初の0はつけても、つけなくてもどちらもOK)→次へ
- 電話認証:届いたコードを入力、ちなみにTelegramでの受信もできます(Telegramに電話番号を登録していれば)

- 「国/地域」をタップし「日本」を選択
- 「次へ」をタップ
- 以下の個人情報を入力
- 「次へ」をタップ
個人情報の入力項目
| 項目 | 入力する内容 |
| 正式な名前及びミドルネーム | 名前(漢字表記) |
| 正式な姓 | 苗字(漢字表記) |
| 生年月日 | 生年月日 |
| ドキュメントの種類 | 身分証明書の種類を選択 |
| 文書番号 | 身分証の番号を入力 |
身分証明書は以下のものが有効です。
身分証明書として有効な書類
- パスポート
- 運転免許証
- IDカード(マイナンバーカード)
- 居住許可証
セキュリティ認証
個人情報の入力が完了後、セキュリティ認証に移ります。
セキュリティ認証も後から行う場合は、アプリを開くと画面上部に「本人確認を行ってください」表示されているので、その部分をタップして開始することができます。

- マイページ右上にある「確認」をタップ
- 「携帯電話をリンク」をタップ
「確認」をタップすると、ヒント(案内)がポップアップしますが「確認」をタップして次に進んでください。

- 国番号が「日本」になっていることを確認し、登録する携帯番号を入力
- 「次へ」をタップ
携帯番号は最初の「0」を抜いた10桁を入力します。
例)08096824873→8096824873
SMSに届いた6桁の確認コードを入力し、セキュリティ認証は完了です。
本人確認(KYC)
セキュリティ認証を完了したら、再度マイページの右上にある「確認」から本人確認(KYC)を行います。
本人確認では以下の書類を撮影し提出するので事前に準備しておいてください。
身分証明書として有効な書類
- パスポート
- 運転免許証
- IDカード(マイナンバーカード)
- 居住許可証

- 右上の「確認」をタップ
- 「続行」をタップ

- 「日本」を選択
- 提出する書類を選択
- 「提出する書類」を選択するとスマホカメラが起動するので、本人確認書類の「表面」と「裏面」を撮影
- 「続ける」をタップ
- 撮影のために正面カメラが起動するので、画面の指示に従い「セルフィー写真」を撮影
- 「続ける」をタップ
上記操作が終了すると以下の画面に移行し本人確認(KYC)は完了です。

本人確認の審査は最短5〜10分程度で完了します。ただし、土日など営業時間外に提出した場合、本人確認が完了するまで時間を要する場合があるので注意してください。
仮想通貨の入金
バーチャルカードを発行するためには10ドルが必要なため、初めに入金手続きをします。
5ドルボーナスは商品の購入等には使用できますが、バーチャルカード登録には使用できません。
入金できる仮想通貨はビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、テザー(USDT)、USDコイン(USDC)の4種類。入金方法は以下のようになっています。
入金方法
| 入金方法 | BTC | ETH | USDT | USDC |
|---|---|---|---|---|
| オンチェーン入金 | 0.0001BTC~ | 0.001ETH | 1USDT~ | 1USDC~ |
| Binance Pay | 0.000001~ 1BTC | 0.000001~ 20ETH | 0.01~ 50,000USDT | 0.01~ 50,000USDC |
| クレジット/ デビットカード (VISA) | – | 10~ 20,000USD | 5~20,000USD | 5~20,000USD |
| PayPal | – | 10~ 1,000,000USD | 5~ 1,000,000USD | 10~ 500,000USD |
| Revolut Pay | – | 10~ 100,000USD | 5~ 100,000USD | 10~ 100,000USD |
| Skrill | – | 10~ 50,000USDT | 5~50,000USD | – |
| Neteller | – | 10~ 200,000USD | 5~ 200,000USD | – |
今回はUSDTのオンチェーン入金(USDT送金)を例に入金手順を解説します。

- RedotPayアプリを開き「預金」をタップ
- 入金する仮想通貨を選択

- 入金方法を選択
- ネットワークを選択

- アドレスをコピーし、送金元に貼り付け送金します。
着金は送金元の出金手続き時間、ネットワーク時間に依存しますが、大抵の場合は5分程度で反映されます。
注意点
- アドレスやネットワークを間違うと送金した資金は失われます。選択したネットワークを間違わないようにし、アドレスはコピー&ペーストを徹底してください。
- 初めて送金する際は最低金額を送金する「テスト送金」をすることをおすすめします。
バーチャルカード登録

- アプリを開き、下部にある「カード」をタップ
- 「仮想カード」を選択
- 「カードを申し込む」をタップ
- 「請求書先住所」の「+」マークをタップ

- 「請求書先住所」を入力
- 「保存」をタップ
請求先住所では日本を選ぶことができません。そのため「国/地域」選択はそのままで、以下のように「ローマ字表記」で入力してください。
「請求書先住所」入力項目
| 項目 | 入力内容 |
|---|---|
| カード所有者名 | ・姓名を入力 ・山田太郎→Tarou Yamada ※カードに記載される名前です |
| 国/地域 | そのままでOK |
| 住所 | 番地、建物名、部屋番号 |
| 住所に2行目 | 地区、丁目 |
| 州/省 | 市町村名 |
| 都市 | 都道府県名 |
| 郵便番号/ZIP | 住所の郵便番号 |

- 「請求先住所確認」と表示されるので「確認」をタップ
- 「支払い」をタップ
上記操作をすると入金した仮想通貨から10USD相当が支払われ、バーチャルカード登録が完了します。

登録完了後、ほぼすぐにメールでお知らせが届き、アプリで「カード」を選択するとバーチャルカードの情報を見ることができるようになります。
物理カード発行手続き

- アプリ「ホーム」上部に表示されている「カードを申し込む」をタップ
- 「カードを申し込む・100USD」をタップ

- 請求書住所を入力、英語のみ可
- カード所有者名
- 国/地域:日本
- 住所(prefとcityは選択式)
- 郵便番号
- 請求先住所が反映された画面。配送先住所の「+」をタップ

- 配送先住所を入力、電話番号以外は登録済みの個人情報が反映される。上記コメント「※」の箇所で姓名を漢字で登録しているので、それが自動表示されるが、このままでは登録ができないので、「名」「姓」をアルファベットに修正する必要がある
- 保存

- 確認
- 配送先住所も反映された画面。100 USD支払うために「支払い」

入金しておいた残高から100 USD相当を支払い手続き完了です。
物理カードの発行を行いたい方は、LINE登録後「RedotPay 物理カード希望」とメールを送ってください。ジナコイン担当者から折り返し手続きについて連絡します。



