米上場PAPL、暗号資産INJ(インジェクティブ)約13億円分を取得──上場企業初のINJ保有戦略

shoko-koyama
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NYSE上場のパイナップル・ファイナンシャル(PAPL)は7日、公開市場で暗号資産(仮想通貨)INJを67万8,353枚を約890万ドル(約13億6,000万円)で購入したと発表した。同社初の戦略的INJ購入となり、一連の計画的な市場取得の第一弾として位置づけられている。

67万8,353 INJを約890万ドルで取得完了

同社は9月に総額1億ドルの資金調達を完了し、調達資金をInjective(インジェクティブ)ブロックチェーンのネイティブトークン「INJ」購入に充てる戦略を発表していた。今回の購入により、世界初の上場INJ保有企業としての地位を確立した。

投稿では「This is the first cash purchase in a series of planned open market acquisitions(これは計画された公開市場取得シリーズの最初の現金購入)」と明記し、「Infinite more ahead(無限の未来が待っている)」というメッセージで継続的な購入計画を示唆している。

INJは金融特化ブロックチェーンであるインジェクティブのネイティブ資産で、約12%のステーキング利回りを提供している。インジェクティブネットワークは600億ドルを超える取引を処理し、年初来で1,000%を超える利用増加を記録している。

パイナップル・ファイナンシャルは住宅ローン仲介ネットワークを運営するカナダの大手フィンテック企業。同社のINJ投資戦略は、トークン化市場の成長と金融業界のブロックチェーン移行への投資として注目されている。

今回の購入は、機関投資家によるオンチェーン金融参入の具体的な動きとして、暗号資産市場で話題となっている。同社の継続的な購入計画により、INJ価格や市場流動性への影響も期待される。

関連:Injective(INJ)ステーキング型ETF、Canary Capitalが米SECに初申請

※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=152.47円)

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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