NFTゲーム開発のKyuzan(キューザン、東京都渋谷区)は11日、セガからライセンス許諾を受けた「甲虫王者ムシキング」を題材としたブロックチェーンゲーム「MUSHInomics with MUSHIKING」を正式にリリースした。
Oasys上のミームコインMUSHIでカード購入
本ゲームはPC及びスマートフォンのWebブラウザでプレイ可能なカードバトルゲームで、約6週間の期間限定イベントとして開催される。シーズン1は11月11日正午から11月18日正午まで。
プレイヤーはOasysチェーン上で発行されたミームコイン「MUSHI」を活用してムシカードを集め、最強のデッキ構築を目指す。カードはガチャ形式でMUSHI、OAS、pOASのいずれかを消費してMint(発行)できるほか、1日1回無料でガチャを引くこともできる。
カードはSBT(Soulbound Token:譲渡不可)形式で提供され、ゲーム内での有効期限は連動するシーズン中のみとなる。各カードには「たいりょく(HP)」「得意な手(グー/チョキ/パー)」「必殺わざ」「攻撃力」といったパラメータが設定されており、スコアボーナスを獲得できる「とくせい」も保有する。
デッキ編成と属性トークンで戦略性
バトルで使用するデッキは最大10枚のカードで構成され、うち1枚を「メインカード」として設定することが必須。デッキ内で同じ「とくせい」を持つカードが3種類以上揃うと「とくせいボーナス」が発動し、スコアボーナスが付与される。
また、じゃんけんの手である「グー」「チョキ」「パー」に対応した属性トークンが別途発行されており、YUKICHI.FUNでMUSHIをスワップして入手可能。属性トークンを保有することで、バトル終了時のスコアに直接ボーナスが加算され、獲得スコアを効率的に底上げできる。
MUSHIトークンはOasysチェーンで発行されたミームコインで、総発行枚数は10億枚。今回のゲームがユーティリティの一つとしてリリースされた。イーサリアム上にも流動性が提供されている。
甲虫王者ムシキングは2003年の稼働開始以来、小学生男子を中心に高い人気を獲得し、カード累計出荷枚数は4億9,800万枚、公式大会開催数は10万大会に及んだ。
一方、同日11日にはブロックチェーンゲーム「コインムスメ ドリームレース!」がトークン買い支えモデルの維持困難により12月26日のサービス終了を発表しており、ブロックチェーンゲーム市場の課題も浮き彫りとなっている。
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