- 日足一目均衡表雲を下抜けし、日足レベルで下落優勢に転じる
- 直近は4時間足長期HMAラインに支えられており、短中期の下落圧が弱まるかが焦点
- BTC価格は約8.2万ドルまで下落しており、メタプラネット株価への逆風となる可能性がある
メタプラネット(3350) チャート分析



- エントリー方向:ロング(長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲、日足短期HMA、日足中期HMAを上抜け
- 4時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 359円付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
メタプラネットは昨日、大きく下落し、270円付近から取引を開始した。その後も終日下落が続き、最終的に258円で取引を終了した。
昨日の値動きで日足一目均衡表雲を下抜けしたため、現状は日足レベルでも下落優勢となっている。しかし、4時間足長期HMA付近で下げ止まりの動きを見せていることから、このラインを維持できれば、一旦下落の流れが弱まる可能性がある。
ただし、価格の上方には日足一目均衡表雲、日足中期HMA、日足短期HMAが控えているため、これらを上抜けしなければ下落リスクは残る。また、4時間足ボリンジャーバンドが収縮を始めていることから、上値抵抗帯を上抜けた後、4時間足レベルで上昇のダウ理論を形成しながら4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを誘発しなければ、上昇と判断することは難しい。
逆に、これらの条件が整い、1時間足レベルでも上昇のダウ理論が成立すれば、日足で意識される359円付近までの上昇に期待できる。
長期的にも上記の値動きとなれば、次の焦点は359円を突破できるかになる。しかし、現状は前述のとおり下落優勢であり、4時間足長期HMAを下抜け、さらに日足レベルでの直近安値ラインである232円を下抜けすれば、下降のダウ理論が成立する状態だ。ただし、210円付近には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えており、その下には日足長期HMAが位置しているため、232円を下抜けしたとしても、大きな下落にはならないと思われる。
そのため、4時間足長期HMAを下抜けする値動きとなった場合は、日足レベルで横ばい、もしくは下落に移行したと考え、次の上昇までは様子見に徹する必要があると考える。
- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7
メタプラネット(3350) 株価材料と今後の見通し
ビットコイン価格の動向
- 現在価格:(10月9日7時台確認)
- ドル建て:81,637.91ドル
- 円建て:12,905,646円
- 変動率:(24時間)
- ドル建て:約-1.8%
- 円建て:約-1.7%
ビットコインは8万1,000ドル台で推移しており、直近では下落圧力が強まっている。過去24時間の価格変動幅は約8万400ドル~8万3,500ドルで、8万ドルの水準に接近する場面も見られた。
今回の下落局面では、米国のビットコイン現物ETFからの資金流出も売り材料として意識されている。BTC価格の下落が続けば、保有資産の評価額を通じてメタプラネット株にも逆風となる可能性がある。今後は8万ドル付近での値動きに加え、10月14日に予定される米CPIの結果にも注目したい。経済指標によって米国の金融政策に対する市場の見方が変化すれば、BTC価格にも影響が及ぶ可能性がある。
mNAV・Bitcoin NAV
- mNAV:0.62倍
- Bitcoin NAV:約5,744.9億円
- 前回確認時からの変化:mNAVは0.67倍から0.62倍へ低下。Bitcoin NAVは前回約5,785.3億円から約40.4億円減少
mNAVは前回の0.67倍から0.62倍へ低下し、Bitcoin NAVも約5,785.3億円から約5,744.9億円へ減少した。
BTC保有資産の評価額が減少する一方、メタプラネット株価も285円から258円へ下落しており、BTC価格の下落と株式市場での企業評価の低下が同時に見られる状態だ。今後はBTC価格の回復によってBitcoin NAVが改善するかに加え、株価が回復しmNAVの低下に歯止めがかかるかを確認したい。
BTC Yield・1株あたりBTC
- BTC Yield:年初来+22.00%、四半期+0.00%
- 1株あたりBTC:希薄化後2,933 sats、希薄化前3,225 sats
- BTC保有量:44,000BTC
- 前回確認時からの主な変化:主要指標に変化なし
メタプラネットのBTC保有量は44,000BTC、BTC Yieldは年初来+22.00%となっており、前回確認時から主要指標に変化は見られない。
1株あたりBTCも希薄化後2,933 sats、希薄化前3,225 satsで維持されており、直近では保有BTCの増加による新たな変化は確認されていない。今後はBTC追加購入の有無に加え、資金調達に伴う株式数の変化に注目したい。BTC保有量が増加した場合でも、株式数の増加によって1株あたりBTCが変化する可能性があるため、株主価値への影響を確認する必要がある。
企業動向・株価指標
- 資本戦略:10月5日に資本配分方針の改定と新たな収益戦略を公表
- 米国事業:10月16日にスーパーリーグ株主総会、2,100BTCを拠出する取引の承認が注目点
メタプラネットは10月5日、BTC保有を中核としながら、継続的な収益の確保を目指す資本配分方針を公表した。新たな収益源の確立は、中長期的な企業評価を支える可能性がある一方、実際の収益への貢献は今後の実績を確認する必要がある。
また、10月16日に予定されるスーパーリーグ株主総会では、2,100BTCの拠出を伴う取引の承認が重要となる。承認されれば米国事業拡大に向けた進展となる可能性があるが、取引完了や収益への影響は今後の発表を確認したい。
今後の重要イベント・経済指標
- 10月14日21時30分(日本時間):米CPI(9月分)
- 10月15日21時30分(日本時間):米PPI(9月分)
- 10月16日(米国現地日付):スーパーリーグ株主総会
10月14日の米CPIと15日の米PPIは、米国の金融政策に対する市場の見方を左右する可能性がある。物価上昇圧力が予想以上に強ければ、金利上昇への警戒を通じてBTCの逆風となる可能性がある。一方、物価の鈍化が確認されれば、BTC価格を支える材料となる可能性がある。
また、16日のスーパーリーグ株主総会では、メタプラネットとの取引が承認されるかに注目したい。承認は米国事業拡大に向けた進展となる可能性があるものの、株価への影響は実際の取引進捗や市場の評価次第と考えられる。
ファンダメンタル分析の総評
メタプラネットは、BTC価格の下落とmNAVの低下が短期的な注意材料となっている。BTC価格の下落が続けば、保有資産の評価額を通じて株価にも逆風となる可能性がある。
一方、BTC保有量は44,000BTC、BTC Yieldは年初来+22.00%を維持しており、主要なBTC関連指標に前回から大きな変化は見られない。また、10月5日に公表された新たな資本戦略や米国事業拡大の取り組みは、中長期的な企業評価につながる可能性がある。
今後は10月14日の米CPI、15日の米PPIを受けたBTC価格の変化に加え、16日のスーパーリーグ株主総会の結果を確認したい。短期的にはBTC価格、中長期的には資本戦略の進捗が重要な判断材料となると考えられる。
- Bitcoin NAV(ビットコインNAV):
メタプラネットが保有するビットコインの時価総額を示す指標です。BTC価格が上昇すればBitcoin NAVも増加し、下落すれば減少します。 - mNAV:
メタプラネットの企業価値(EV)が、Bitcoin NAVの何倍で評価されているかを見る指標です。1倍を上回ればBitcoin NAVより高く、1倍を下回ればBitcoin NAVより低い企業価値で評価されている状態を示します。ただし、mNAVだけで株価の割高・割安を判断することはできません。 - BTC Yield(BTCイールド):
株式数の増加も考慮しながら、1株あたりのビットコイン保有量が一定期間でどれだけ増減したかを見るメタプラネット独自の指標です。計算には、新株予約権などが株式になった場合も考慮した「完全希薄化後株式数」が使われます。一般的な利回りを意味する「Yield」とは異なり、株式投資の収益率を示すものではありません。 - 1株あたりBTC:
メタプラネットのBTC保有量を株式数で割り、1株あたりどれだけのビットコインを保有しているかを見る指標です。メタプラネット公式Trackerでは「1株あたりSats」として、通常の株式数と完全希薄化後株式数の両方が掲載されています。 - 株式の希薄化:
新株発行や新株予約権の行使などによって株式数が増え、既存株主の1株あたりの持ち分が小さくなることです。メタプラネットでは、BTC保有量だけでなく、株式数の増加を考慮した1株あたりBTCの変化も重要になります。 - PBR(株価純資産倍率):
株価が1株あたり純資産(BPS)の何倍まで評価されているかを見る指標です。「株価÷BPS」で計算され、一般的に株価と企業の純資産との関係を確認する際に使われます。日本取引所グループ - PER(株価収益率):
株価が1株あたり利益(EPS)の何倍まで評価されているかを見る指標です。「株価÷EPS」で計算され、企業の利益に対して現在の株価がどの水準にあるかを確認する際に使われます。日本取引所グループ - EPS(1株あたり利益):
企業の純利益を株式数で割り、1株あたりでどれだけ利益を生み出したかを示す指標です。一般的にEPSが増加すれば、1株あたりの利益が成長していることを意味します。日本取引所グループ - BPS(1株あたり純資産):
企業の純資産を株式数で割り、1株あたりにどれだけの純資産があるかを示す指標です。PBRを計算する際にも使用されます。日本取引所グループ - ROE(自己資本利益率):
株主から集めた資本を使って、企業がどれだけ効率よく利益を生み出しているかを見る指標です。数値が高いほど資本を効率よく利益につなげていることを示します。 - 新株予約権:
あらかじめ決められた条件で会社の株式を取得できる権利。行使によって新しい株式が発行される場合、既存株主の1株あたりの持分に影響する可能性がある。
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