ライオングループ、ハイパーリキッドへの戦略集中を加速──SUI完全転換でHYPE19.4万枚

水澤 誉往
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ナスダック上場のシンガポール企業ライオン・グループ・ホールディングス(LGHL)は11日、保有するSUI(スイ)の全資産をHyperliquid(ハイパーリキッド)のネイティブトークンHYPEに交換完了したと発表した。

デジタル資産財務の完全HYPE集約へ、SOL転換も継続

同社は現在HYPE19万4,726枚とSOL(ソラナ)6,707枚を保有し、残るSOLも段階的にHYPEに転換する計画を進めている。取引はビットゴー・トラスト・カンパニー経由で実行され、同社のデジタル資産財務をHYPEに完全集約する戦略の重要な節目となった。

ウィルソン・ワンCEOは「ハイパーリキッドはオンチェーン市場の未来を体現し、分散型金融の透明性とグローバル・デリバティブ取引所の効率性・流動性を兼ね備えている。HYPEへの移行は長期成長への確信と、LGHLの取引プラットフォーム戦略の自然な延長であり、グローバル市場構造を再定義するエコシステムに直接参加することを可能にする」と述べた。

同社はSOL保有量の再配分を継続し、ハイパーリキッドの長期成長への確信を強化するとともに、エコシステムへの直接参加を拡大する方針を示している。

ライオングループは総合取引プラットフォームの運営会社として、TRS取引、CFD取引、OTC株式オプション取引、先物・証券仲介などの幅広いサービスを提供している。今回のポートフォリオ再編は、同社がデジタル資産財務全体をHYPEに再配置する包括的計画における重要なマイルストーンとなった。

ハイパーリキッドはオンチェーンオーダーブックと効率的な取引インフラを持つ分散型取引所として注目されており、最近ではステーブルコインUSDH発行権をめぐりパクソス・エセナ・ヴァンエックらが参加するアゴラ連合などが提案合戦を展開するなど、DeFiエコシステムでの存在感を拡大している。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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