ジーイエット株式会社(旧マックハウス、東証スタンダード:7603)は25日、ビットコイン(BTC)の購入状況に関する進捗を発表した。同社は8月21日から9月25日までの約1か月間で累計15億円を投資し、88.5BTCを取得した。累計取得単価は1BTC当たり1695万1795円となっている。
9月25日の購入では23.9BTCを4億円で取得し、1BTC当たり1675万418円で購入した。これまでの購入実績は8月21日に17.5BTC(3億円)、9月22日に23.2BTC(4億円)、9月24日に23.9BTC(4億円)、9月25日に23.9BTC(4億円)となっている。
アパレルから暗号資産企業への転換が加速
同社は今年6月にマックハウス時代から暗号資産(仮想通貨)事業参入を発表し、7月にはビットコイン取得戦略として17億1500万円の投資計画を公表していた。8月には「ジーイエット」への社名変更を発表し、9月18日に実施。アパレル企業から暗号資産・AI企業への業態転換を鮮明にしていた。
「Growth Yet(成長途上)」「Global Yet(世界への飛躍)」「Generation Yet(次世代価値創造)」を掲げる同社は、ビットコイントレジャリー戦略を中核に据えている。さらにZEROFIELDと連携した米国マイニング事業やコインチェックグループとのWeb3戦略提携も並行して推進しており、「購入」「マイニング」「運用」の3つの軸でビットコイン事業を展開している。
同社は購入したビットコインについて四半期ごとに時価評価を行い、評価損益を損益計算書に計上する方針を示した。現在の業績予想には本件の影響を織り込んでおらず、今後著しい影響が生じた場合には適時開示するとしている。