DeFi Development、ソラナ40万枚超を追加購入──総保有量183万SOL

木本 隆義
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AIを活用した商業用不動産向けデータソフトウェア提供を本業とする「DeFi Development Corp.(ディーファイ・デベロップメント・コーポレーション)」は28日、ソラナ(SOL)407,247 SOLを平均取得単価188.98ドルで追加購入したと発表した。

資金余力を活かし、今後もソラナ買い増しへ

今回の購入原資は、8月26日に発表された1億2,500万ドル規模の株式増資によって得られたものだ。そして28日、市場から調達した資金をソラナの買い増しに充てた。

この一連の動きはすこぶる速攻である。今回の取得により、同社のソラナ総保有量は前回報告の1,420,173 SOLから約29%増となる1,831,011 SOLへと拡大した。28日時点の市場価値にして、およそ3億7,100万ドル(約545億円)に相当する規模である。

興味深いのは、これで終わりではないという点だ。増資で得た資金はまだ4,000万ドル以上も手元に残っており、同社はこれを「将来のソラナ購入と戦略的な財務活動にあてる」としている。新たに取得されたソラナも、単に保管されるわけではない。自社で運営するものを含む複数のバリデーターに長期間ステーキングされ、ネイティブな利回り、つまり新たなソラナを生み出すためのいわば「種銭」となる。

同社の戦略は、単なる仮想通貨への投機とは一線を画す。ソラナを財務の柱とすることで、投資家に対してソラナという資産への直接的な経済的エクスポージャーを提供する。それと同時に、自らバリデーターを運営してステーキング報酬を得るなど、ソラナ経済圏のインフラを支えるプレイヤーとして能動的に関与している。こうした多角的なアプローチは、同社がソラナの将来性に対して強い確信を抱いていることの表れだろう。

かかる積極的な財務戦略を展開する同社は、その勢いを象徴するかのように、29日にナスダックの取引終了を告げるクロージングベルを鳴らす予定であると27日に発表している。これは同社のマイルストーン達成と、ソラナコミュニティ全体を祝うためのイベントだという。

伝統的な株式市場から調達した資金を、即座に特定の仮想通貨に振り向ける同社の経営判断は、デジタル資産が企業財務の重要な一部となりつつある現代を象徴している。同社が次にどのような動きを見せるのか、市場関係者の注目が集まっている。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.00円)

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リージョナルスペシャリスト(SEA)。タイの古都スコータイで、海外進出のための市場調査・戦略立案・翻訳の会社を経営。『月刊くたばれ経済学』『月刊くたばれMBA』編集長。著書『マウンティングの経済学』ほか。1973年生。東海中高、慶大商卒、NUCB-MBA修了。来タイ13年。仕事のご依頼はツイッターにて。 ツイッター:@t_kimoto
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