【10/29 仮想通貨ETF動向】ソラナETF「GSOL」上場、ビットコインは4億ドル超の流出

shoko-koyama
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29日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン現物ETFから約2週間ぶりの大規模な資金流出があり、イーサリアム現物ETFからも小幅な流出がみられた。同日、ソラナ現物ETF「GSOL(Grayscale Solana Trust ETF)」がNYSE Arcaに上場し、前日に上場した「BSOL(Bitwise Solana Staking ETF)」とともに堅調な資金流入となった。

ビットコイン(BTC)現物ETFの動向

ビットコイン現物ETFは4億7,070万ドルの純流出。4日ぶりの資金流出となった。

FBTC(Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund)の1億6,440万ドル、ARKB(ARK 21Shares Bitcoin ETF)の1億4,380万ドルを筆頭に、全6銘柄で資金が流出した。

ETF開始以来の累計純流入額は618億3,300万ドルとなった。

イーサリアム(ETH)現物ETFの動向

イーサリアム現物ETFは8,140万ドルの純流出。2日ぶりに流出へ転じた。

ETHA(iShares Ethereum Trust ETF)に2,140万ドルが流入したが、FETH(Fidelity Ethereum Fund)から6,950万ドルを中心に、全4銘柄から資金が流出した。

ETF開始以来の累計純流入額は146億7,000万ドルに減少した。

ソラナ(SOL)現物ETFの動向

ソラナ現物ETF「GSOL」が29日に上場し、初日はシード資金1億270万ドルを除く140万ドルが流入した。BSOLと合わせて4,790万ドルの資金流入を記録した。

ETF開始以来の累計純流入額は1億1,700万ドルとなった。


フィデリティ、ソラナETFの登録届出書を修正提出

資産運用会社フィデリティは29日、ソラナ現物ETF「Fidelity Solana Fund(ティッカー:FSOL)」の登録届出書を米証券取引委員会(SEC)に再提出した。今回の修正では自動発効条項が削除され、承認を経て効力が発生する形式に変更された。

同ファンドはNYSE Arcaでの上場を予定し、SOLの価格動向およびステーキング報酬を反映する構成を予定している。フィデリティは引き続きSECとの調整を進め、ソラナETFの承認に向けた手続きを継続している。


29日の米国仮想通貨市場では、ソラナ現物ETF「GSOL」が上場し、ソラナに資金が流入した。一方で、ビットコイン現物ETFからは4億ドル超の大幅な資金流出があり、イーサリアム現物ETFも小幅な流出となった。

同日にはフィディリティがソラナ現物ETFの登録届出書をSECに提出しており、今後の審査状況にも注目が集まる。ソラナETFの拡大に向けた動きが広がっているといえるだろう。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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