16日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)が7日連続で資金流入となる一方、イーサリアム(ETH)は5日ぶりに流出。ソラナ(SOL)は流入を維持し、3つの現物ETFで動きが分かれた。
ビットコイン(BTC)現物ETFの動向
ビットコインは7日連続の資金流入となり、純流入額は2億9,230万ドルを記録。ETF開始以来の累計純流入額は573億4,400万ドルに達した。特にIBIT(iShares Bitcoin Trust)には2億9,200万ドル規模の流入が集中した。
イーサリアム(ETH)現物ETFの動向
イーサリアムETF6,170万ドルの純流出となり、5日ぶりの資金流出を記録。開始以来の累計純流入額は136億7,900万ドルに達している。この日はビットコインに資金が集まる中で一服感が出た形となった。
ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向
ソラナの現物ステーキングETF1,000万ドルの純流入を確保。開始以来の累計純流入額は2億3,000万ドルに拡大しており、着実に資金を集め続けている。
ビットワイズ、「Stablecoin & Tokenization ETF」を申請
なお、16日「Bitwise(ビットワイズ)」は米国証券取引委員会(SEC)に対し、新たに「Bitwise Stablecoin & Tokenization ETF」を申請した。ファンドは「Bitwise Funds Trust」の一シリーズとして組成を目指しており、ステーブルコインやトークン化関連の銘柄・インフラへの投資を想定している。
ステーブルコインやトークン化を投資対象とするETFの申請は珍しく、今後の審査過程や上場の行方に注目が集まる。
16日は、ビットコインETFの強い流入が市場全体を牽引した一方、イーサリアムは久々の流出を記録。ソラナETFは堅調に流入を続け、投資家需要の広がりが見て取れる一日となった。
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