【9/15 仮想通貨ETF動向】ビットコイン・イーサリアムに資金殺到、ソラナも堅調

shoko-koyama
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15日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、主要な現物ETFにまとまった資金流入が見られた。ビットコインとイーサリアムがそろって大規模な純流入を記録し、ソラナも着実に資金を集めるなど、市場全体の強気ムードを後押しする一日となった。

ビットコイン(BTC)現物ETFの動向

ビットコインETFは6日連続の資金流入となり、この日は2億5,990万ドルの純流入を確保した。銘柄別では、IBIT(iShares Bitcoin Trust)に2億6,180万ドルの流入が集中しており、機関投資家の厚い支持が示されたかたちだ。これにより、ETF開始以来の累計純流入額は570億5,200万ドルに拡大した。

イーサリアム(ETH)現物ETFの動向

イーサリアムETFも勢いを増し、3億5,970万ドルの純流入を記録。5日連続の流入となった。とりわけETHA(iShares Ethereum Trust)に3億6,320万ドルが集まり、投資家需要の根強さが浮き彫りになっている。累計では137億4,100万ドルに到達した。

ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向

ソラナの現物ステーキングETFも堅調に推移し、この日は900万ドルの資金を集めた。規模はビットコインやイーサリアムに比べれば小さいものの、累計では2億2,000万ドルに達しており、着実な存在感を強めつつある。


ビットワイズ、アバランチ(AVAX)現物ETFを申請

「Bitwise(ビットワイズ)」は15日、米証券取引委員会(SEC)にアバランチ(AVAX)現物ETFの登録届出書(Form S-1)を提出した。正式名称は「Bitwise Avalanche ETF」で、アバランチを保有し、CME CFが算出するAvalanche–Dollar Reference Rate(New York Variant)を参照する形で運用が設計されている。

ETFは10,000口単位のバスケットで作成・償還される予定だが、管理報酬の詳細や上場先、ティッカーはまだ決まっていない。今回の提出はあくまで申請段階にとどまる。承認が得られれば、アバランチが主要仮想通貨の一角としてETF市場に加わる可能性がある。


総じて15日は、ビットコイン・イーサリアムが市場を牽引し、ソラナも堅調に資金を取り込む展開となった。これら3つのETFへの資金流入が続くなか、市場の強気基調は一段と鮮明になっている。さらに、ビットワイズによるアバランチ(AVAX)現物ETFが申請され、ETF市場の裾野拡大に向けた期待感が高まりつつある。

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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