中国ポップカルチャーの産業化に特化した文化産業運営企業ポップ・カルチャー・グループ(ナスダック:CPOP)は10日、ビットコイン(BTC)への大規模戦略投資の完了を発表した。投資総額は3,300万ドル(約50億円)で、300BTCを取得した。
多様化暗号資産ファンドプールを設立、4分野に投資
デジタルイノベーションへのコミットメントをさらに深めるため、同社はBTC、ETH、BOTを含む安定性と透明性を重視した資産に焦点を当てた多様化暗号資産(仮想通貨)ファンドプールを設立する。
投資対象の4分野:
- Web3汎エンターテイメント分野の有望な暗号資産
- 高い投資価値と成長ポテンシャルを持つプロジェクト
- 同社の戦略・事業と整合する高品質エクイティプロジェクト
- 高品質アーティスト育成・管理プロジェクト
汎エンターテイメントからWeb3スーパーエコシステムへ
黄卓琴CEOは「我々の戦略的暗号資産投資は、単なる汎エンターテイメント・プラットフォームではなく、グローバルWeb3汎エンターテイメント・スーパーエコシステムを構築するビジョンの始まりである」とコメント。
同氏は「ライブエンターテイメント、デジタルエンターテイメント、短編映画、アーティスト管理にまたがり、クリエイター、ユーザー、プラットフォーム自体を深く結びつける共生ネットワークの創造を目指す」と述べ、「エンターテイメントは使い捨ての感情体験から、持続的に価値が向上するデジタル資産へと変革される」と変革の方向性を示した。
デジタル資産とエンターテイメントの統合最前線
今回の取り組みは、デジタル資産とエンターテイメントの統合における同社の最前線での地位を強調し、世界中のステークホルダーに長期的価値を育成するものとなる。Web3技術を活用することで、従来の使い捨てエンターテイメント体験を、価値が持続的に向上するデジタル資産エコシステムへと変革する野心的な戦略を打ち出している。
暗号資産投資により、同社は中国ポップカルチャーの世界的普及とWeb3エコシステムでの新たなエンターテイメント価値創造の両方を推進する方針だ。
関連:SNS企業からビットコイン財務へ大転身、アセット・エンティティーズが最大15億ドル調達
関連:ナカモト、メタプラネットに最大44億円の巨額投資──日本初のビットコイン財務企業を支援
※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.448円)