米クリーンコア、100億円相当のドージコインを購入──30日以内に10億DOGE保有を目標に設定

shoko-koyama
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画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

NYSEアメリカン上場のCleanCore Solutions(クリーンコア・ソリューションズ:ZONE)は8日、新たに設立した「公式ドージコイン財務戦略」により2億8,542万DOGE(約6,800万ドル相当=約100億円)を取得したと発表した。同社は今後30日以内に10億DOGE取得という最初のマイルストーン達成を目標としており、わずか1週間で単一企業として最大のドージコインデジタル資産財務部門(DAT)となった。

ドージコイン財団公認の財務戦略で流通供給の5%保有を目指す

今回の取得は、ドージコイン財団の公式企業部門「House of Doge(ハウス・オブ・ドージ)」が支援する財務戦略の一環として実施された。同社の長期目標は、ドージコインの流通供給量の5%を確保することで、これはドージコインが広く受け入れられる分散型グローバル暗号資産としての可能性への強い確信を反映している。

クリーンコアは9月3日に総額約1億7,500万ドル(約260億円)の私募増資(PIPE)による資金調達を発表しており、パンテラ・キャピタルを含む80以上の著名な機関投資家や暗号資産ネイティブな投資家グループが参加していた。この調達により、同社は「財団公認の公式トレジャリー」として初の事例となった。

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実用性拡大でドージコインの需要加速を期待

ハウス・オブ・ドージは今後数か月間で、ドージコインの実用性を向上させる複数のイニシアティブを発表予定としている。これらの取り組みは、決済、トークン化、ステーキング類似商品、国際送金など、ドージコインの高度な実用例を開拓することに焦点を当てており、DOGEを日常使用における主要暗号資産として位置付けることを目指している。

クリーンコアのCIOでありハウス・オブ・ドージのCEOであるマルコ・マルジョッタ氏は「クリーンコアの財務戦略は、ドージコインが人民の通貨として機能する価値を捉えるために創設された。我々の財務戦略は、実用性の拡大がより広範な採用につながり、ドージコインをグローバルデジタル資産としてより需要の高いものにするというハウス・オブ・ドージの先進的ビジョンと整合している」と述べた。

経営陣強化で戦略実行体制を構築

提携発表時には経営体制の強化も行われた。クリーンコアの取締役会会長には著名弁護士のアレックス・スピロ氏が就任し、ドージコイン財団ディレクターのティモシー・ステビング氏が取締役会に加わった。これにより両組織の連携が一層強化され、「ミームコイン」の枠を超えて企業成長を支える財務資産へのドージコインの進化を支援する体制が整った。

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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=147.38円)

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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