- リップル(XRP):日足短期・中期HMA集中帯で反落、2.2ドル割れで下落再開警戒
- ビットコイン(BTC):長期HMA付近で反発鈍化、98,000ドルを意識した下押しの可能性
- イーサリアム(ETH):上昇一服、4時間足ボリンジャーバンド下限3,100ドルが下値焦点
- スイ(SUI):1時間足長期HMA再下抜けで下降トレンド継続、1.75ドル接近に注目
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 2.2ドル付近を下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 1.9ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.34ドル付近を推移している。昨日は一昨日の下落を否定するような上昇を見せたが、現在は日足短期・中期HMAおよび4時間足長期HMAが集中する価格帯で上昇を抑えられている状況だ。
このラインで上値を抑えられたまま2.2ドル付近を下抜けした場合、下落トレンドの再開が意識される局面となる。ただし、2.2ドル直下には4時間足ボリンジャーバンドのロワーバンドが控えており、強い売り圧によるエクスパンション(バンド拡大)が発生する必要がある。エクスパンションの発生が確認され、かつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合、短期的には1.9ドル付近までの下落が想定される。
一方で、現在の上値抵抗帯を日足短期・中期HMAおよび4時間足長期HMAを明確に上抜けした場合には、短期的に4時間足一目均衡表の雲付近(2.5ドル〜2.6ドル前後)までの短期的上昇となる可能性もある。
ただし、2.7ドル〜2.2ドル付近は中長期のレンジ帯として機能しているため、日足短期・中期HMAおよび4時間足長期HMAを上抜けした場合は長期的には横ばい推移に移行する可能性が高い。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 98,000ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、103,700ドル付近を推移している。昨日の下落後に一旦反発したものの、1時間足長期HMA付近で上値を抑えられる展開となっている。この動きは、反発局面ながら依然として4時間足・日足ともに下落優勢のチャート構成が続いていることを示しており、上昇はあくまで一時的な戻りとみられる。
したがって、現在価格付近から再び下落に転じ、1時間足中期HMAを下抜けて下降のダウ理論が成立した場合、98,000ドル付近までの下落が視野に入る。この下落は、4時間足レベルでの押し目形成からの下降トレンド再開として捉えられる展開であり、戻り売り優勢の地合いといえる。
一方、1時間足長期HMAを明確に上抜けた場合には、短期的な上昇波の形成も考えられるが、依然として日足短期HMAを上抜けするまでは下落トレンド内の戻りと判断できる。よって、売り目線を維持しつつ、再下落の転換点を見極める局面である。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAから日足短期HMAの価格帯で押し目形成後下落に転じる
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(3,100ドルから3,050ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,440ドル付近を推移している。昨日早朝の急落後、1時間足レベルで上昇に転じ、1時間足長期HMA付近まで価格を戻したものの、同水準で上値を抑えられている状況だ。
現状、4時間足・日足ともに下降トレンドが開始している構図にあり、上昇はあくまで短期的な戻りと捉えられる。ただし、日足ボリンジャーバンドロワーバンド付近に価格が位置しているため、売られすぎの修正局面として一時的に横ばいもしくは日足短期HMA付近(3,600ドル前後)までの戻しが入る可能性がある。
その後、上昇が一巡し、1時間足中期HMAを下抜けて下降のダウ理論が成立した場合は、再び下落トレンドが強まる見込みであり、3,100ドルから3,050ドル付近までの下落が想定される。
中長期的には、4時間足ボリンジャーバンドがエクスパンションを伴っていないため、下落後は一旦下げ止まり、日足レベルでの押し目形成へ移行する展開も考えられる。その後、押し目を経て3,000ドルを割り込む下落局面に発展する可能性もあり、引き続き中期的な戻り売りスタンスを維持する局面といえる。
スイ(SUI)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜けせずに下落に転じる
- 1時間足レベルで下降トレンドを形成
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(1.8ドルから1.75ドル付近)
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
スイ(SUI)は現在、2.00ドル付近を推移している。11月3日以降、下落基調が続いていたが、昨日は1時間足レベルで横ばいの値動きを見せながら1時間足長期HMAを上抜けしており、短期的な下落圧がいったん緩和されている。
しかし、4時間足および日足レベルでは依然として下降トレンドが継続中であり、日足短期HMAを上抜けできずに再び下落へ転じた場合、1時間足レベルでの下降トレンド再形成とともに1時間足長期HMAの下抜けが確認できれば、下方向への動きが再開する可能性が高い。
この場合、4時間足ボリンジャーバンドのロワーバンド付近(1.8〜1.75ドル)までの下落を想定することができる。
長期的には、日足レベルで直近安値を明確に下抜けした場合、下落トレンドの継続シナリオが強まる。一方で、4時間足ボリンジャーバンド下限での反発が見られる場合は、日足中期HMAの上抜けを伴う一時的な戻し(押し目形成)に移行する可能性もある。
ただし、いずれの展開となっても、日足長期HMAを明確に上抜けしない限りは中長期的に売り優勢の流れが継続しており、最終的には10月10日の最安値ライン(0.6ドル付近)までの下落も視野に入る。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7




