- リップル(XRP):1時間足長期HMAを下抜けで2.3〜2.2ドルまで下落視野
- ビットコイン(BTC):1時間足長期HMA下抜けで110,000〜108,750ドル下落余地
- イーサリアム(ETH):日足雲下抜け確定で3,640ドル試す展開
- ドージコイン(DOGE):1時間足長期HMA割れで0.182ドルが焦点、下抜けで0.165ドル視野
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.3ドルから2.2ドル
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
リップル(XRP)は現在、2.53ドル付近を推移している。本日に入り一時的に上昇し、日足短期HMAを上抜けしたものの、1時間足レベルでは上昇の勢いが弱く反転し、再び日足短期HMAを下抜けしている。
現状、4時間足レベルでは下落トレンドがやや崩れているものの、日足レベルでは高値切り下げと安値更新が成立しており、依然として下落優勢の流れにある。そのため、今後1時間足長期HMAを下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合には、2.3ドルから4時間足ボリンジャーバンド下限付近に位置する2.2ドル付近までの下落が想定されるだろう。
長期的には、11日の急落によって日足中期HMAからの乖離が生じているため、一度同HMA付近まで戻り押し目を形成する可能性が高い。その後、押し目形成を経て再び下落が再開した場合には、1.9ドル付近までの下落を想定する必要があると思われる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 110,000ドルから108,750ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、113,600ドル付近を推移している。昨日は日足一目均衡表雲内で方向感に欠ける展開だったが、本日は日足一目均衡表雲上端で反発後に再び下落し、日足一目均衡表雲を明確に下抜けした。
現状、1時間足MACDが下落優勢を示し、4時間足および日足でも下落方向を示すチャート構成となっている。そのため、1時間足で長期HMAを下抜けし、下降のダウ理論が成立した場合には、110,000ドルから108,750ドル付近までの下落が想定されるだろう。
さらに、110,000ドルを明確に割り込んだ場合には4時間足レベルでも下降トレンドが確定し、中長期的な下落圧が強まる展開となる。この場合、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である105,000ドルまでの下落を視野に入れる必要があるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲を下抜けが確定後、1時間足長期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3,640ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、4,150ドル付近を推移している。本日に入り一時的に上昇し、日足短期HMAおよび4時間足長期HMAを上抜けしたものの、その水準を維持できず再び両HMAを下抜けし、現在は日足一目均衡表雲の下抜けに挑戦している。
現状、4時間足MACDはプラス圏を維持しているが、日足MACDはマイナス圏を推移しており、加えて日足中期HMAおよび日足長期HMAを上抜けできていない点から総じて下落優勢の構図である。また、1時間足MACDがダイバージェンスを示しており、短期的には下方向への値動きが続く可能性が高い。
そのため、今後日足一目均衡表雲を明確に下抜けした後に1時間足長期HMAを下抜けし、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合には、直近安値ラインである3,640ドル付近までの下落が想定されるだろう。
長期的には、日足レベルで安値更新をしているものの、下落トレンドのチャート配置が完全には形成されていないことから、3,640ドル到達後は一旦押し目形成の局面に移行する可能性がある。その後、再び下落基調へ転じ、3,400ドルを明確に下抜けした場合には、2,930ドル付近までの下落を想定する必要があるだろう。
ドージコイン(DOGE)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下落トレンドが成立
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 0.182ドル付近
- 0.18ドルを明確に下抜けした場合は0.165ドル付近に目標を修正
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上、もしくはエントリー時点での直近高値
ドージコイン(DOGE)は現在、0.20ドル付近を推移している。11日の急落以降、短中期的には反発の上昇局面を見せていたが、本日に入り日足短期HMAを起点に短期的な下落の値動きに転じている。
この値動きは、4時間足レベルで押し目形成を経た下落再開を示唆しており、今後1時間足レベルで下落トレンドを成立させつつ、1時間足長期HMAを下抜けした場合には、0.182ドル付近までの短期的な下落が想定される。また、0.182ドルを明確に下抜けした場合には、4時間足ボリンジャーバンドのロワーバンドが控える0.165ドル付近に目標を修正する戦略も有効だろう。
長期的には、日足レベルで日足長期HMAを下抜けし、高値切り下げと安値更新が成立しているため、全体として下落トレンドが継続していると判断できる。ただし、11日の急落で日足中期HMAからの乖離が発生しており、一時的に同HMA付近まで価格が戻る可能性が高い。その後、日足中期HMA付近で押し目を形成し再び下落に転じた場合には、0.144ドル付近を目標とした長期的な下落戦略を立てることができると思われる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7