- リップル(XRP):雲上抜けが目前、上昇再開の分岐点に差しかかる展開
- ビットコイン(BTC):最高値更新後の調整局面、111,900ドル維持が焦点
- イーサリアム(ETH):雲上端での反発狙い、上昇再開のタイミングを探る場面
- ソラナ(SOL):横ばい相場の中で、日足短期HMA維持が上昇の鍵
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足一目均衡表雲を上抜け
- 1時間足レベルでレジサポ転換、もしくは上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近(3.05ドル~3.1ドル)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、2.98ドル付近を推移している。5日には一時的に1時間足長期HMAを上抜けしたものの上昇トレンドとはならず、その後反落し、現在は日足短期HMAに支えられている状態だ。現状、4時間足レベルでは上昇圧が減少し下落優勢の局面となっており、短期的な値動きはやや重い展開が続いている。
一方で、日足MACDはプラス圏を維持しており、依然として中期的な上昇の可能性を残している。そのため、今後4時間足長期HMAを下抜けしない状態で価格が日足一目均衡表雲を上抜け、1時間足レベルでレジサポ転換もしくは上昇のダウ理論が成立した場合には、上昇トレンド再開のサインとなる可能性が高い。この場合、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドが位置する3.05〜3.10ドル付近までの上昇を想定する。
ただし、4時間足長期HMAや日足中期HMAを明確に下抜けした場合は、長期的にも下落圧が強まると考えられる。そのため、上昇再開を確認するまでは安易なロングを避け、反転サイン出現後にエントリーする慎重な戦略が求められる相場といえる。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを下抜けしない状態で4時間足長期HMA付近から上昇の値動きに転換
- 1時間足長期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 128,000ドルから129,000付近
- 損切り目安:
- エントリー時点の1時間足以下で確認できる直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、124,000ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMAに支えられて急騰し、史上最高値を更新して125,800ドルに到達した。しかし、その後は急落し、現在は1時間足一目均衡表雲と1時間足長期HMAの間で推移している。
現状では4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドから価格が離れ、4時間足MACDも上昇圧の鈍化を示している。さらに日足ボリンジャーバンドを突き抜けている点から、短期的には買われすぎの状態にあると判断できる。そのため、一時的な調整下落に注意が必要だ。
一方で、日足では長期HMAを上抜けて上昇トレンドが継続しており、強気地合いが維持されている。そのため今後、日足長期HMAを下抜けしない状態で4時間足長期HMA付近から上昇に転じ、1時間足長期HMAを上抜けした場合は、再び上昇波動が発生する可能性が高い。この場合、日足ボリンジャーバンドを突き抜けて125,800ドルを更新し、128,000〜129,000ドル付近までの上昇を想定する。
ただし、現在の上昇は米国経済の不安定さといったファンダメンタルズ要因に支えられている側面も強く、急落リスクを伴うため、エントリーの際は直近安値を基準とした損切りを設定し、ポジション管理を慎重に行う必要がある。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドもしくは4,765ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、4,525ドル付近を推移している。昨日は1時間足長期HMAを上抜けして短期的な上昇を見せたが、その後は勢いを維持できず反落し、1時間足中期HMAに上値を抑えられている。4時間足MACDからも上昇圧の減少が読み取れ、短期的には一服の局面となっている。
一方で、日足レベルでは一目均衡表雲の上端に価格が支えられ、日足短期HMAが中期・長期HMAを上抜ける強気の構図となっている。そのため、上昇トレンドへの転換を維持していると判断できる。今後、1時間足長期HMAを再び上抜けし、1時間足で上昇トレンドが成立した場合には上昇圧が強まり、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンド付近である4,765ドルを目指す展開が想定される。
ただし、長期的には日足レベルで上昇のダウが確定するまで大幅な上昇は期待しにくい。だが、日足長期HMAを下抜けしない限りは上昇基調を維持すると見られるため、短期的なロング戦略で上昇局面を狙いつつ、日足レベルの上昇波形成を待つ段階にあると考える。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを割らずに上昇の値動きとなり1時間足長期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 242ドルから250ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、231ドル付近を推移している。5日に短期的な上昇の値動きとなったものの、上昇トレンドには至らず反落し、現在は1時間足レベルでは横ばいの値動きが続いている。
現状、4時間足レベルでは上昇圧の減少が見られるが、日足MACDがプラス圏を維持していることから、中期的には上昇傾向を保っていると判断できる。そのため、今後日足短期HMAを割らずに上昇の値動きとなり、1時間足長期HMAを再び上抜けして1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立した場合、短期的には242〜250ドル付近までの上昇が見込まれる。
ただし、日足レベルでは買い圧があるものの明確な上昇トレンドには至っていない。だが、日足短期HMAを割らない限りは上昇基調を維持すると見られるため、短期的なロング戦略で上昇局面を狙いつつ、日足レベルで上昇トレンドが確定するのを待つ段階にあると考える。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7