- リップル(XRP):下降ダウ理論成立なら短期ショート優勢な展開
- ビットコイン(BTC):短中期は押し目買い優勢、上昇再開なるかに注目
- イーサリアム(ETH):上値重く戻り売り警戒、日足短期HMAがカギ
- ソラナ(SOL):日足雲がサポート機能、押し目買いに期待したい形
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 1時間足長期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.665ドルから日足長期HMA付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直下
リップル(XRP)は現在、3.02ドル付近を推移している。直近では2.73ドル付近で反発し、3.0ドルの節目を回復した。この値動きで短期的には反発局面と見られるが、価格上部には4時間足一目均衡表雲が控えており、強いレジスタンスとして機能しやすい構図である。
また、日足短期HMAを上抜けたとはいえ、現時点ではその上昇が持続性を持つかは不透明であり、中期的な下落トレンドのなかでの一時的な戻しの可能性も考慮すべきである。
今後、価格が1時間足長期HMAを下抜け、かつ下降のダウ理論が1時間足で成立するようであれば、短・中期的なショートエントリーが有効になる見通しだ。ターゲットとしては2.665ドルから日足長期HMA付近までの下落が想定される。
なお、日足チャートの形状からは、長期的にはまだ上昇トレンドが継続中とも読み取れるため、日足長期HMAを割り込むような強い下落が確認されるまでは、過度な悲観も禁物である。現状は方向感が不安定なため、エントリーには明確なサインが出るまで慎重に見極める必要があるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇のダウ理論成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA、もしくは日足中期HMA
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、114,840ドル付近を推移している。直近では、4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを伴って下落し、111,900ドル付近で一旦下げ止まった形となっている。そこから反発し、日足短期HMAと見られる114,700ドル付近まで価格を戻してきているが、この水準が強いレジスタンスとして機能しており、上昇が抑えられている。
現在、価格上部には日足短期HMAが控えており、下部には日足長期HMAおよび日足一目均衡表雲が下支えとして位置している。このようなチャート構造から判断すると、当面は114,700ドルと111,900ドルの間でレンジ推移する可能性がある。
しかしながら、仮にこのレンジを上方にブレイクし、価格が日足短期HMAを明確に上抜けた場合には、1時間足レベルで上昇のダウ理論が成立する可能性があり、その場合は短・中期でのロングエントリーが有効となる。ロングポジションを持つ際の利確目安としては、4時間足長期HMA、あるいは日足中期HMAが意識されるだろう。
長期的には、119,000〜120,000ドルの価格帯を明確に上抜けしない限り、本格的な上昇トレンド入りとは言いがたい。ただし、短・中期的には買い圧力が高まりやすい局面と見られるため、慎重に押し目を拾いながら上昇波に乗るタイミングを見極めたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜けしない状態で1時間足中期HMAを下抜け
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(3,100ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,540ドル付近を推移している。直近の下落では3,350ドル付近で一旦下げ止まり、現在は反発し3,500ドルをやや上回る水準に位置している。ただし、これは短期的な戻りにとどまり、中期的には依然として下落バイアスが残っている状況である。
日足チャートでは価格が日足短期HMAを下回って推移しており、4時間足一目均衡表雲の下限もレジスタンスとして機能していることから、3,600ドル台前半では上値が重い状態が継続する可能性が高い。
このような背景から、今後、日足短期HMAを上抜けできないまま1時間足中期HMAを下抜け、かつ1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した場合には、3,100ドル付近をターゲットとしたショートエントリーが有効と考える。利確の目安としては4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近が意識されるだろう。
なお、長期的な視点で見ると、現在の下落は日足レベルの上昇トレンドにおける押し目形成の過程とも捉えられるため、日足長期HMAを明確に下抜けしない限りは、再度上昇転換する可能性にも十分注意が必要である。過度な追随ショートには慎重になりたい局面である。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成後上昇の値動き
- 1時間足一目均衡表雲を上抜け
- 日足短期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ソラナ(SOL)は現在、163.0ドル付近で推移している。ここ数日は下落トレンドが続いていたが、156ドル付近の日足一目均衡表雲上端で下げ止まり、反発の兆しを見せている。1時間足では一目均衡表雲の上抜けを試す展開にあり、短期的な流れの変化が注目される局面だ。
現状、日足一目均衡表雲上端である156ドル付近が下値の目安として意識されている。そのため、今後このレベルを維持したまま、1時間足一目均衡表雲を明確に上抜け、さらに1時間足中期HMA付近で押し目を形成した後に再度上昇へ転じるようであれば、175ドル付近までの上昇が見込める。
ただし、価格上部には4時間足一目均衡表雲、4時間足長期HMA、日足中期HMAが控えており、これらのラインが強いレジスタンスとして意識されるだろう。したがって、長期的な上昇トレンドが再開したと判断するには、これらを上抜けする動きが必要となる。短・中期では上昇狙いでロングエントリーが有効だが、エントリーポイントと損切りの明確な管理が重要な局面である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7