- リップル(XRP):日足短期HMAと中期HMAを上抜ければ3.4ドルを試す動きへ
- ビットコイン(BTC):レジサポ転換で上昇再開なら123,340ドルを目指す展開
- イーサリアム(ETH):日足短期HMAを上抜ければ4,000ドルまでの短期上昇に期待
- ソラナ(SOL):下降のダウ理論成立で170ドル割れに注意、短期は戻り売り優勢
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで上昇トレンドを形成
- 日足短期HMA及び日足中期HMAを上抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.4ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
リップル(XRP)は現在、3.13ドル付近で推移している。本日早朝に一時的な下落があったものの、3.0ドルを割らずに反発しており、この水準が短期的なサポートとして意識され始めている。
しかし、現在の相場は上値も重く、方向感に欠ける展開となっている。今後、3.0ドルを明確に割り込まずに推移するようであれば、上昇再開への準備段階と判断できるだろう。
本格的な上昇転換の兆しとしては、1時間足レベルでの上昇トレンドの形成とともに、日足短期HMAおよび日足中期HMAを明確に上抜けする必要がある。この条件が満たされれば、まずは3.4ドル付近までの上昇が期待できる。
中長期目線では、さらなる上昇には4時間足長期HMAの突破が不可欠だ。現在、4時間足ボリンジャーバンドが収縮しているため、強い上昇にはエクスパンション(バンドの拡大)を伴う必要がある。しかし、この動きが実現すれば、長期的には史上最高値を更新する可能性も出てくるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(中・長期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルでレジサポ転換が成立
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 123,340ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、118,400ドル付近を推移している。本日早朝には115,700ドル付近まで一時的に下落したものの、そこから反発し、現在は日足短期HMA直下まで価格を戻してきている状況だ。
この反発により、115,700ドルラインがサポートとして機能している可能性が高くなった。ただし、上値は1時間足チャート上で示されるトレンドライン①付近で上昇を抑えられており、しばらくは115,700ドルとトレンドライン①の間でのレンジ相場が続くことが予想される。
中長期的に上昇トレンド再開と判断するには、まずこのトレンドラインを上抜けし、1時間足でレジサポ転換の値動きを確認することが前提となる。さらに、4時間足ボリンジャーバンドが縮小傾向にあるため、アッパーバンドの拡大(エクスパンション)を伴う強い上昇圧力が求められる。この条件が揃えば、再び直近の高値123,340ドル付近までの上昇が視野に入る。
一方で、115,700ドルを明確に下抜けた場合には、日足長期HMAも割り込み、長期的に下落相場へ転換する可能性も否定できない。そのため、上昇・下落どちらのシナリオにも柔軟に対応できる戦略を用意しておく必要があるだろう。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足短期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,000ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
イーサリアム(ETH)は現在、3,840ドル付近を推移している。本日早朝、一時的に3,700ドルを割り込む場面があったが、反発により価格を戻し、1時間足長期HMAを明確に上抜けしている状況だ。
ただし、現時点では1時間足レベルで上昇トレンドが完全に成立したとは言い難く、価格の上には日足短期HMAが控えている。そのため、現段階での強気判断は時期尚早であり、上昇トレンド再開の見極めには慎重を期す必要がある。
今後、価格が日足短期HMAを明確に上抜けし、その後1時間足レベルで押し目を形成しつつ高値を切り上げる動きが確認できれば、短期的には4,000ドル付近までの上昇が視野に入るだろう。これはテクニカル的なレジスタンスラインでもあり、重要な利確水準として注目される。
さらに中長期の視点では、この4,000ドルを突破するような強い上昇トレンドが発生すれば、次の節目である4,100ドルを目指す展開も考えられる。ボラティリティが再び高まる可能性もあるため、リスクリワードを考慮しながらのエントリー判断が重要となる。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近(170ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、180ドル付近を推移している。本日早朝には175ドルのサポートを一時的に割り込み、170ドル付近まで急落したものの、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドに到達したことで反発。長い下ヒゲを残す形となり、175ドル割れは否定された。
現状では日足中期HMAを上抜けてはいるものの、1時間足長期HMAを上抜けしない限り、短期的には下降目線を継続する必要があると判断できる。また、175ドルを一度割ったことにより、この水準がサポートとしての機能を失っている可能性がある。
今後、1時間足レベルで下降トレンド(安値切り下げ・高値切り下げ)のダウ理論が成立すれば、4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが位置する170ドル付近までの下落を視野にショートを狙う戦略が有効となるだろう。
一方で、長期的な上昇目線を維持するには、日足中期HMAを明確に下抜けしないことが前提となる。ただし、仮に中期的な買い圧が崩れた場合には、158ドル付近までの下落も視野に入れておく必要がある。そのため、日足短期HMAを上抜けするまでは、ロングポジションには慎重な判断が求められる場面である。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7