セレス、暗号資産株主優待を拡充──ETH・ZPG最大2万円相当に増額

水澤 誉往
7 Min Read
セレス公式サイトより引用

東証プライム上場のインターネットマーケティング企業「株式会社セレス(3696)」は19日、2025年12月期末を基準日とする暗号資産(仮想通貨)株主優待制度の拡充を発表した。従来の一律1万円相当から保有株数に応じた段階制に変更し、イーサリアム(ETH)とジパングコイン(ZPG)を合計最大2万円相当まで倍増して付与する。子会社マーキュリーが運営する暗号資産取引所「CoinTrade(コイントレード)」での口座開設が受取条件となる。

優待内容と受取条件

株主優待は保有株数に応じて2段階に分けられ、100株以上300株未満の保有者にはETH・ZPG各2,500円相当(計5,000円相当)、300株以上の保有者には各1万円相当(計2万円相当)を贈呈する。付与数量は2026年1月1日7時時点の価格で算出され、2026年5月中旬から10月中旬にかけて順次振り込まれる予定。

受取にはコイントレードでの本人名義口座開設が必須で、18歳未満・80歳以上は対象外となる。付与される暗号資産はステーキングまたはレンディングサービスにあらかじめ申し込まれた状態で提供され、受取後の設定変更も可能だ。

対象暗号資産の特徴

イーサリアム(ETH)は時価総額世界第2位の代表的暗号資産で、2025年8月に過去最高値を更新している。プルーフ・オブ・ステーク方式採用により、コイントレード・ステークでの最大年率2.5%でのステーキング運用が可能だ。

ジパングコイン(ZPG)は三井物産デジタルコモディティーズが発行する金価格連動型の暗号資産。従来の金投資と異なり保管コストが不要で、コイントレード・レンディング利用時の年率0.1%で運用しながら金価格の値動きに連動する。

同社は「株主様にグループサービスを体験いただき、事業理解を深めることが目的」として、暗号資産という新たなアセットクラスでの株主還元を開始する。

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株式会社jaybe 代表取締役。香川県三豊市出身。2010年4月、株式会社一誠社入社。2011年よりFX取引を開始。2016年3月30日、bitFlyer代表取締役社長・加納裕三氏が出演する動画で仮想通貨に興味を持ち、 1BTC価格47,180円で0.02BTCを購入したことが仮想通貨投資の始まり。2017年11月、仮想通貨投資で身に付けた知識・経験を活かし、自身初のブログ「次男坊の仮想通貨な日」を立ち上げ。2018年4月、JinaCoinの前身である「ジナキャッシュ」開設。2019年10月、収益の安定化に成功し、株式会社一誠社を退職、個人事業主として独立。2020年6月、事業拡大に伴い、株式会社jaybe(法人番号:7470001018079)を創業。 2023年、メディアの名称を「JinaCoin」に変更。月間15万PVを超える仮想通貨情報メディアに成長させる。現在は仮想通貨投資を行う傍ら、仮想通貨の普及活動やマーケットリサーチ等を行なっている。2024年6月、一般社団法人 日本クリプトコイン協会の「暗号通貨認定アドバイザー」資格を取得。仮想通貨投資活動:現物保有・デリバティブ取引・DeFi運用・エアドロップ活動。好きな銘柄:ビットコイン。著書:海外FXのはじめ方完全ガイド。WEB取材:凄腕FXトレーダーへインタビュ ー!vol.8=TitanFX。趣味:投資全般・SEO・読書
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