ビットコイン
BTCのオンチェーン分析における先駆者で、NVTレシオ(ネットワーク価値対取引量比率)の考案者として知られるウィリー・ウー氏は30日、自身のX(フォロワー約124万人)で底値に関する分析を投稿した。
実現価格54,200ドルとCVDDフロア45,500ドルが底値レンジを形成

ウー氏が提示したチャートには3つの指標が描かれている。水色のラインが市場価格で約66,345ドル。オレンジのラインが「リアライズドプライス(実現価格)」で約54,221ドル。ピンクのラインが「CVDDフロア」で約45,504ドルだ。
実現価格とは、すべてのBTCを最後に移動した時点の価格で評価した平均取得コストを意味する。ウー氏はこの指標がBTCネットワークに蓄積された資本と相関すると説明し、2025年11月以降は資本の流出傾向が続いていると指摘した。
一方のCVDDフロアは、長期保有者の売却行動から算出される理論上の下限価格モデルである。時間の経過とともに上昇し続ける特性を持ち、現在は約45,500ドルに位置している。
過去のベアマーケット(チャート上の灰色エリア)では、市場価格が実現価格付近まで下落するパターンが繰り返されてきた。ウー氏はこの2つの指標が示す46,000〜54,000ドルのレンジが底値候補になると見ており、「底値に到達するまでどれくらい待つ必要があるかも示唆している」と述べている。
ウー氏は同日のフォローアップ投稿で、自らのモデルに対する注意喚起も行った。モデルは過去の値動きに基づくものであり、ビットコインの歴史上ベアマーケットはわずか4回しか存在しないと指摘。さらに重要な点として、それらはすべてリスク資産(株式市場)の長期ブル相場(セキュラーブルマーケット)の中で発生したものだったと述べている。
「その前提が崩壊すれば、未知の領域──より深いベアに突入する」とウー氏は警告した。現在の地政学リスクやマクロ環境を踏まえると、過去のパターンが通用しない可能性にも目を向ける必要があるという趣旨だ。
なお、ウー氏は2021年末〜2022年にかけて強気予測が外れた経緯もあり、同氏の分析は参考の一つとして捉えるべきだろう。
関連:『金持ち父さん』著者「2026年最も安全な投資先はBTCとETH」
関連:ビットコイン4日連続陰線──アナリスト「5万ドル台の下落も現実的」




