NFTマーケットプレイスのBlur(ブラー)は13日、公式サイトblur.ioのフロントエンドを11月12日に廃止すると発表した。ウェブ上の取引画面は利用できなくなるが、マーケットプレイス・プロトコルはオンチェーンで稼働を続ける。独自トークンBLUR(
BLUR)による手数料設定の管理も継続するという。
Blendは新規融資を停止、BLURは約28%下落
NFT融資プロトコルのBlend(ブレンド)についても11月12日、新規融資のマッチングを停止する予定だ。借り手は11月12日までに、返済するか、デフォルトさせるかを選ぶ必要がある。Blurは終了後、Blendから資産を引き出すための専用画面を提供するとしている。
価格面では、BLURが今回の発表を挟んで約0.0189ドルから約0.0136ドルへ下落した。下落率は約27.9%となっており、執筆時点では2026年8月中頃の安値付近まで売り戻されている。

今回の発表にあわせ、Blurは告知に便乗したなりすましや偽情報への注意喚起も行った。同社は、公式情報を発信するXアカウントは@blur_ioのみだと強調している。
Yuga Labs副社長が承認解除を推奨
フロントエンドの終了を受け、過去にBlurへ付与したNFTの取引承認を解除するよう求める声も上がっている。
Yuga Labs(ユガ・ラボ)でブロックチェーン部門の副社長を務めるQuit氏は、Blurの現行コントラクトを調べた範囲では脆弱性を確認していないと説明。ただし、コントラクトはアップグレード可能で、将来の更新によって挙動が変わる可能性があると強調した。
同氏は、Blurの運営チームが縮小・離散しているように見えるとして、今後の運用面のセキュリティにも懸念を示した。Blurには1,000万ドル超(約15.8億円超)相当のNFTに対する承認が残っているとし、Revoke.cashなどを使ってすぐに取り消すよう利用者へ呼びかけている。
2026年、NFT取引サービスの終了相次ぐ
公式発表を確認した範囲では、2026年に入ってNFTマーケットプレイスの終了発表が相次いでいる。
| サービス | 発表・終了時期 | 終了範囲 |
|---|---|---|
| Nifty Gateway | 1月23日に発表、2月23日に終了 | プラットフォーム全体を終了 |
| Bitcoin.me NFT Marketplace | 2月11日に終了(告知掲載は2月12日) | NFTマーケットプレイスを終了 |
| Binance NFT | 6月3日に発表、7月3日に終了 | マーケットプレイスとアカウント上のNFT管理機能を終了 |
| Blur | 10月13日に発表、11月12日に終了予定 | フロントエンドのみ終了。オンチェーン・プロトコルは継続 |
同じNFT関連サービスでも、終了後に利用できなくなる機能は異なる。Nifty Gatewayはプラットフォーム全体、Binance NFTは取引・管理機能を終了する一方、Blurは利用者向けのフロントエンドに対象を限定している。
なお、Blur関連では創業者であるTieshun “Pacman” Roquerre氏が立ち上げたイーサリアムL2のBlastが2日、運営費が収益を上回るとしてネットワークの段階的な終了を発表している。
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※価格は執筆時点でのレート換算(1ドル=158.4円)
