東証スタンダード上場のAIフュージョンキャピタルグループ(254A)は13日、グループ会社のミライウェルスマネジメント(MWM)が保有するビットコイン(
BTC)の全量、39.07467276 BTCを売却すると発表した。売却は10〜12月をめどに行う。市場価格が同社グループの取得原価の近くになった今、いったん売却するのが最善と判断したという。
AIフュージョンキャピタルG、ビットコインを全量売却へ
同社によると、ビットコインの相場の環境が良好であることを踏まえ、売却を決めた。暗号資産は中長期で保有し、継続して積み増す方針だが、金融市場や暗号資産市場の動向、セキュリティを含む暗号資産を取り巻く環境の不確実性を総合的に考えたとしている。
今後の市場の状況によっては、売却の全部または一部を見送る可能性もある。
同社は、今回の売却は投資判断によるもので、暗号資産投資を含むWeb3事業の方針は変わらないと説明した。2025年の新株予約権の発行で、暗号資産への投資を使い道として約10億円を調達し、このうち約5億円を暗号資産への投資に充てていた。売却代金と未充当の資金の使い道も、現時点で変えないとしている。
四半期ごとに時価に洗い替えている簿価と、売却価額との差額を、売却損益として計上する見込みである。
AIフュージョンキャピタルG、レンディングで約1.30 BTC増加
同社グループは2025年3月11日に総額5億円分のビットコインの購入を決議し、4回に分けて買い付けた。JinaCoinの国内上場企業BTC保有ランキングの集計では、購入量は計37.77449278 BTC、取得額は約4億9,991万円で、平均取得単価は約1,323.4万円となる。
| 開示日 | 購入量 | 取得額 |
|---|---|---|
| 2025年3月13日 | 8.01282052 BTC | 1億円 |
| 2025年4月9日 | 16.62167226 BTC | 2億円 |
| 2025年10月20日 | 6.13 BTC | 9,995万7,928円 |
| 2025年11月20日 | 7.01 BTC | 9,995万1,173円 |
今回の売却の対象は、購入した分に運用で増えた分を加えた39.07467276 BTCである。差し引きで約1.30 BTC、購入量の約3.4%にあたる分が、レンディングを含む運用で増えたことになる。
JinaCoinのランキングで、同社のビットコイン保有量は国内上場企業で10位にあたる。全量を売却すれば、ランキング上の同社の保有量はゼロとなる。
