総合メディア組織DAAAMO(運営:株式会社Media-X)は5日、歌舞伎界を代表する十三代目市川團十郎氏と日本を代表するNFTアーティストNIKO24氏による初のコラボレーションNFTを2025年10月に販売開始すると発表した。このプロジェクトは、歌舞伎文化を未来へ継承し世界に発信するための「日本伝統文化プロジェクト(歌舞伎プロジェクト)」の第一弾企画として実施される。
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歌舞伎とWeb3の融合で日本伝統文化を世界発信、2段階のNFT戦略を展開
販売予定のNFTは2種類に分けられている。第一弾の「コラボ記念NFT(仮称)」は1,000円で10月販売開始予定となっており、”仲間”を増やすことを主目的としている。第二弾の「会員証NFT(仮称)」では、ジェネラティブ版(2万円、1,982枚予定)と特別エディション版(50万円、18枚予定、SPリアルアート付き)を後日販売予定としている。
これらのNFTは単なるデジタルアートではなく、保有者が市川團十郎氏と共に歌舞伎を「共に創り、共に守り、共に発信する」中心メンバーとして活動参加できる仕組みとなっている。團十郎氏を交えたオンライン作戦会議への参加、限定グッズ購入権、歌舞伎メタバース開発、公認”語りべ”オーディション参加権などの豊富なユーティリティが提供される。
既存NFT保有者への特別待遇
特別なユーティリティとして、NIKO24氏の代表作『NEO TOKYO PUNKS(ネオ・トーキョー・パンクス)』NFT保有者や以前販売された隈取NFT保有者には、コラボ記念NFTのエアドロップや優先購入権が付与される。ネオ・トーキョー・パンクスは累計取引高6億円を突破し、7,500人以上が参加する公式ディスコードコミュニティを形成している人気プロジェクトだ。
国際連携基盤を活用したグローバル展開
プロジェクトを主導するDAAAMOは、フジテレビや日本プロ野球名球会との提携実績があり、UAE、サウジアラビア、インドネシアなど中東・東南アジアとのグローバル文化連携ネットワークを構築している。このインフラを活用し、歌舞伎を世界各国の「歌舞伎シアター」設立(デジタル公演想定)にも取り組む計画だ。
市川團十郎氏は「伝統を革新し、未来へ繋ぐ」という信念のもと、NFT・メタバース・デジタルアートを活用した次世代発信に積極的に取り組んでいる。今回のプロジェクトでは、歌舞伎をWeb3時代に適応させ世界発信するリーダー役を担う。
プロジェクト始動を記念した特別対談映像では、市川團十郎氏、株式会社ワントゥーテン代表澤邊芳明氏、DAAAMO代表須平敦宣氏が歌舞伎プロジェクトの構想と日本文化の未来について語っている。