東証グロース上場の株式会社Defコンサルティング(4833)は23日、デジタル資産トレジャリー戦略に基づき、イーサリアム(ETH)85.778007枚を平均取得単価58万2,900円で追加取得したと発表した。取得価額は5,000万円。
今回の追加取得により、同社のイーサリアム総保有枚数は3,703.873521ETHとなり、平均取得単価は68万8,468円、累計取得総額は25億5,000万円に達した。
9月から継続的な買い増しを実施
Defコンサルティングは2025年9月19日に資金使途変更を発表し、ビットコイン戦略からイーサリアム戦略へと方針転換していた。その後の取得推移は以下の通り:
- 9月22日:792.079208ETH(5億円)を取得
- 10月7日:追加取得により総保有量が3,618.095514ETH(25億円)に到達
- 10月23日:85.778007ETH(5,000万円)を追加取得し、総保有量が3,703.873521ETH(25.5億円)に
同社は第7回新株予約権の行使により調達した資金を、イーサリアム取得の原資として活用している。
Defコンサルティングは9月26日、保有イーサリアムを活用した本格的な運用開始も発表している。ステーキングによる報酬獲得とカバードコール戦略によるオプション取引を組み合わせ、デジタル資産からの収益創出を目指している。
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さらに10月20日には、SBI傘下のビットポイントジャパンと業務提携を締結。イーサリアムの取引・保管・運用体制を強化し、「日本No.1のイーサリアムトレジャリー企業」を目指す方針を示している。
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同社は「暗号資産の保有残高については四半期ごとに時価評価を行い、その評価損益を損益計算書に計上する予定」としており、「中長期での企業価値向上に資するものと考えている」とコメントしている。