3日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFから資金流出が続く一方、ソラナ現物ETFには資金が流入した。
ビットコイン(BTC)現物ETFの動向
ビットコイン現物ETFは1億8,650万ドルの純流出。4営業日連続の資金流出となった。
IBIT(iShares Bitcoin Trust)単一銘柄からの流出で、他のETFでは流入・流出ともに見られなかった。
ETF開始以来の累計純流入額は609億6,700万ドルに減少した。
イーサリアム(ETH)現物ETFの動向
イーサリアム現物ETFは1億3,570万ドルの純流出。ビットコイン現物ETF同様、4営業日連続の資金流出となった。
ETHA(iShares Ethereum Trust ETF)から8,170万ドル、FETH(Fidelity Ethereum Fund)から2,510万ドルなど、全6銘柄から資金が流出した。
ETF開始以来の累計純流入額は142億5,100万ドルとなった。
ソラナ(SOL)現物ETFの動向
ソラナ現物ETFは7,010万ドルの純流入。
BSOL(Bitwise Solana Staking ETF)に6,520万ドル、GSOL(Grayscale Solana Trust ETF)に490万ドルが流入し、累計純流入額は2億6,900万ドルとなった。
BitwiseとGrayscale、XRP現物ETFをSECに登録申請
資産運用会社ビットワイズとグレイスケールは、米証券取引委員会(SEC)にそれぞれXRP現物ETFの登録書類を提出した。ビットワイズは10月31日付で「Bitwise XRP ETF」を、グレイスケールは11月3日付で「Grayscale XRP Trust(GXRP)」を申請した。
両ETFはいずれもNYSE Arcaへの上場を予定し、Coinbase CustodyがXRPの保管を担う。XRPを現物で保有する構成で、ビットコインやイーサリアム、ソラナに続くETFとして、SECの審査の行方が注目されている。
3日の米国仮想通貨市場では、ビットコインとイーサリアムの現物ETFがいずれも4営業日連続で資金流出となった一方、ソラナは堅調な資金流入を維持した。銘柄ごとに資金の動きが明確に分かれる展開となった。
XRP現物ETFの申請も進んでいる。上場に向けた手続きが本格化する一方、SECの判断に期待が集まっている。仮に承認・上場が実現すれば、リップルとの訴訟終結が市場に好影響を与えたと解釈できる。
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