12日の米国暗号資産(仮想通貨)市場では、現物ETFに対して引き続き強い買いが入り、ビットコイン、イーサリアム、ソラナのすべてで資金流入が観測された。
ビットコイン(BTC)現物ETFの動向
この日、ビットコインETFには6億4,240万ドルの純流入が入り、5営業日連続の資金流入となった。
なかでも目立ったのは、FBTC(Fidelity Wise Origin Bitcoin Fund)への3億1,000万ドル、およびIBIT(iShares Bitcoin Trust)への約2億6,000万ドルの流入である。この2ファンドだけで全体流入額の約89%を占める形となった。
ETF開始以来の累計純流入額は567億9,200万ドルに達しており、投資家の関心の高さが持続している。
イーサリアム(ETH)現物ETFの動向
イーサリアムETFも堅調に推移し、3日連続の資金流入となる4億550万ドルの純流入を記録した。ETF開始以来の累計純流入額は133億8,100万ドルに達している。
ソラナ(SOL)現物ステーキングETFの動向
ソラナ現物ステーキングETFでは550万ドルの純流入が記録された。累計純流入額は2億1,100万ドルとなった。
今週のETF動向まとめ(9月8日〜12日)
今週は、ビットコインETFが5日すべてで資金流入となり、安定した強さを示した。
イーサリアムETFは月曜に一時的な流出があったものの、火曜から金曜までの4日間連続で純流入が続いた。
ソラナETFは、月曜・火曜は流入がゼロだったが、水曜から3日連続で資金が戻ってきた。
仮想通貨ETFへの資金流入が続いた今週は、投資家のリスクオン姿勢が鮮明に表れた。