- リップル(XRP):日足中期HMAを下抜ければ短期2.86ドルまで下落視野
- ビットコイン(BTC):4時間足長期HMA割れで下降優勢、日足中期HMAが目標
- イーサリアム(ETH):日足雲上端割れで4,200ドル試す展開を想定
- ソラナ(SOL):1時間足下降トレンド成立で220ドル付近まで下落余地
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 日足長期HMAを上抜けせずに1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 日足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 2.86ドル付近
- 損切り目安:
- 日足中期HMA直上
リップル(XRP)は現在、2.91ドル付近を推移している。本日9時ごろから下落が進み、日足長期HMAを下抜けした後、現在は日足中期HMA付近で下げ止まりを試みている局面だ。短期的には下落圧力が継続しているが、日足中期HMAが下値支持として機能するかどうかが注目点となる。
現状では4時間足ボリンジャーバンドの拡大が確認できず、日足中期HMAによる反発の可能性は残されている。しかし、日足長期HMAを明確に下抜けたことに加え、4時間足レベルで下降のダウ理論が成立しており、売り優勢の展開と判断できる。そのため、今後日足長期HMAを上抜けできずに推移し、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立した上で日足中期HMAを下抜けすれば、短期的には2.86ドル付近までの下落を想定するシナリオが現実味を帯びる。
さらに日足中期HMA下抜けが確定すれば、中長期的にも下降トレンド再開の可能性が高くなり、2.73ドル付近までの下落を視野に入れた戦略を立てることができるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 4時間足長期HMAを下抜け
- 4時間足ボリンジャーバンドのエクスパンションを確認
- 1時間足レベルで下降のダウ理論が成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 日足中期HMA付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ビットコイン(BTC)は現在、114,400ドル付近を推移している。昨日は日足一目均衡表雲を上抜けできず反落し、現在は日足一目均衡表雲下抜けを試す展開となっている。短期的には下方向への圧力が強まっている状況だ。
直近では、4時間足長期HMAおよびボリンジャーバンドロワーバンドが価格直下に控えており、これらを突破できるかが焦点である。このラインを明確に割り込んだ場合、1時間足レベルで下降のダウ理論が成立し、日足中期HMA付近までの下落を想定するシナリオが優勢となる。したがって、エントリーは4時間足長期HMA割れおよびボリンジャーバンドのエクスパンション確認後のショートが妥当である。利確目安は日足中期HMA付近が想定される。
一方で、日足中期HMAを下抜け、または日足短期HMAを上抜けしない限りは方向性が定まらず、値動きは不安定となる可能性が高い。そのため短期ショートを狙う場合でもリスク管理を徹底し、直近高値を損切りラインとして深追いを避けるのが望ましい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成後日足一目均衡表雲上端を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4,200ドル付近
- 損切り目安:
- 日足一目均衡表雲上端直上
イーサリアム(ETH)は現在、4,345ドル付近を推移している。本日9時ごろから強い下落となり、これまでサポートとして機能していた4,440ドルラインを割り込み、日足一目均衡表雲上端まで下落した。下落圧力が優勢となる中で、短期の反発局面を模索している状況である。
今回の下落によって4時間足レベルで三山が成立しており、買い戻しが一時的に強まる可能性もある。このため、1時間足中期HMA付近で押し目を形成し、その後に日足一目均衡表雲上端を明確に下抜けすれば、下降のダウ理論が成立し、4,200ドル付近までの下落を視野に入れる展開となる。したがって、ショートエントリーはこの条件が整った局面で行うのが妥当である。
一方で、4,300ドルから4,200ドルの価格帯はこれまでの推移から下限抵抗帯として意識されやすく、このレンジでは不安定な値動きが発生しやすいと考えられる。そのためローポジションを保有する際は突発的な値動きを考慮し、損切りは日足一目均衡表雲上端直上に設定するなどリスク管理を徹底する必要がある。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足レベルで下降トレンドが成立
- 4時間足一目均衡表雲を下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 220ドル
- 損切り目安:
- 4時間足一目均衡表雲下端の直上
ソラナ(SOL)は現在、232ドル付近を推移している。本日9時ごろから下落が加速し、日足中期HMAを下抜けしたため、短期的な上昇は一服し、戻り売りが意識される局面となっている。
現状、現状では4時間足レベルで下降のダウ理論が成立しており、さらに4時間足ボリンジャーバンドも拡大傾向を示している。したがって、今後1時間足で下降トレンドが成立し、かつ4時間足一目均衡表雲を下抜けした場合には、ショート優位の展開となるだろう。その場合、下値目安は220ドル付近が意識される。
一方で、長期的には220ドル付近に日足で確認できる上昇トレンドラインが存在している。そのため、このラインを維持できるかどうかが今後の方向性を左右する重要なポイントになる。もしこのラインを維持できれば中長期的に買い目線は継続できると考えられるが、反対に下抜けが確定した場合は売り目線への転換を検討する必要があるだろう。
関連:チャート分析ツール「トレーディングビュー」の使い方
関連:リップル、3.0ドル割れ──下落警戒しつつ反発条件を探る【仮想通貨チャート分析】XRP、BTC、ETH、DOGE
- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7