- リップル(XRP):3.0ドル割れなら、2.665ドル付近までの下落リスクも想定
- ビットコイン(BTC):1時間足で上昇トレンド構築なら、121,000ドルまでの反発に期待
- イーサリアム(ETH):1時間足短期HMA下抜けで、3,550ドルを目指す下落に警戒
- ソラナ(SOL):175ドル下抜け後、レンジ移行を見据えた慎重な売り場形成へ
リップル(XRP)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成後下落
- 1時間足中期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 3.0ドル付近
- 損切り目安:
- 1時間足長期HMA直上
リップル(XRP)は現在、3.13ドル付近を推移している。昨日までは短期的な上昇が継続していたが、その勢いは失速し、現在は下落優勢のチャート配置へと転換している。
1時間足では長期HMA付近で一時的に下落が止められているが、4時間足のチャート構造を見る限りでは下落トレンドが形成されつつある。今後、1時間足中期HMAを起点に反発の押し目を形成した後、再度中期HMAを明確に下抜けた場合、3.0ドル付近までの下落が視野に入るだろう。
この3.0ドルという水準は心理的な節目であると同時に、過去の抵抗帯とも一致しており、短・中期における分岐点となり得る。ここを維持できれば、再び日足短期HMAおよび中期HMAを上抜ける展開を待つ形になると考えられる。
一方で、この3.0ドルを明確に割り込む場合には、次なるサポートとして2.665ドル付近までの下落が想定される。よって、3.0ドルの攻防が中長期の方向性を左右する重要な局面となるだろう。
ビットコイン(BTC)チャート分析



- エントリー方向:ロング(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMAを上抜け
- 1時間足レベルで上昇トレンドが成立
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足長期HMA付近(121,000ドル付近)
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近安値
ビットコイン(BTC)は現在、118,030ドル付近を推移している。昨日は日足短期HMAを上抜けし、短期的に上昇基調へ転じると予想されていたが、上昇には至らず失速し、そのまま日足短期HMA・中期HMAを下抜ける形となった。これにより、日足レベルでは再び下落優勢のチャート構成へと変化している。
ただし、4時間足においては下ヒゲを伴うローソク足が連続しており、今回の下落は一時的な調整の範疇にある可能性が高い。よって、1時間足での方向感が再構築されるまでは慎重な対応が求められる。
短期的には、1時間足中期HMAを明確に上抜け、かつ1時間足レベルでの高値・安値の切り上げが確認されれば、再び上昇トレンドの成立と判断できる。この条件を満たせば、4時間足長期HMAが存在する121,000ドル付近をターゲットとしたロング戦略が有効となるだろう。
一方で、現在の値動きは下落基調の中にあり、リスクも高まっているため、1時間足短期HMAを明確に下抜ける動きが見られた場合は、上昇シナリオを一旦撤回し、115,700ドル付近を目標としたショートへの切り替えも視野に入れる必要がある。どちらに動く場合でも、方向感が確定してから確実なトレードを心掛けたい。
イーサリアム(ETH)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短・中期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA付近で押し目形成
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
イーサリアム(ETH)は現在、3,760ドル付近を推移している。昨日は上昇を続け日足短期HMAを上抜けしながら直近高値を更新し、3,950ドル付近まで上昇した。しかし、4時間足ボリンジャーバンドアッパーバンドに到達した後に反発を受け下落に転じ、現在は4時間足長期HMAを下抜ける展開となっている。
現状、4時間足と日足MACDの両方において下方向への圧力が確認でき、短期的には弱含みの相場環境といえる。こうした状況では、1時間足中期HMAを起点に押し目を形成した後、1時間足短期HMAを明確に下抜けた場面でのショートエントリーが有効な戦略となる。
このような形が整えば、短期的には4時間足ボリンジャーバンドロワーバンド付近である3,550ドル前後までの下落が見込まれるだろう。
なお、4時間足ボリンジャーバンドは現在スクイーズ傾向にあり、日足短期HMAと中期HMAの間でレンジ的な動きが継続する可能性が高い。今後はこのどちらかを明確に抜けることで、次のトレンド方向が決まる展開が予想される。
ソラナ(SOL)チャート分析



- エントリー方向:ショート(短期目線)
- エントリーポイント:(チャート上Ⓐ)
- 1時間足中期HMA、もしくは1時間足長期HMA付近で押し目を形成後下落
- 1時間足短期HMAを下抜け
- 利確目安:(チャート上Ⓑ)
- 175ドル付近
- 損切り目安:
- エントリー時点での直近高値
ソラナ(SOL)は現在、184.0ドル付近を推移している。昨日は一時的に日足短期HMA付近まで上昇したものの、その水準で反発を受け、本日は一転して下落優勢の値動きとなっている。
4時間足、日足MACDから下落優勢と判断できる。そのため今後、1時間足中期HMAまたは長期HMA付近での押し目形成後に再び下落へ転じ、1時間足短期HMAを明確に下抜けた場合は、175ドル付近までの下落が想定される。
長期的には、175ドル直下に日足中期HMAと4時間足ボリンジャーバンドロワーバンドが控えているため、このラインで一旦下落は止まると推測される。しかし、上値には4時間足長期HMAや日足短期HMAといった複数の抵抗帯が控えており、価格の上昇を抑える要因となっている。こうした背景から、仮に175ドル付近でいったん下げ止まった場合でも反発の勢いは限定的となりやすく、一定期間は175ドル〜195ドルの範囲でのレンジ相場に移行する可能性が高いと見られる。
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- ハル移動平均線
- 20EMA:ピンク(短期HMA)
- 80EMA:水色(中期HMA)
- 320EMA:緑(長期HMA)
- ボリンジャーバンド
- 1時間足:期間200、偏差2.5
- 4時間足・日足:期間50、偏差2.5
- 一目均衡表(雲のみ表示)
- 転換線:9
- 基準線:26
- 先行スパン:52
- ・MACD(クリスマニング氏の設定値)
- 短期EMA:9
- 長期EMA:17
- シグナル:7