- エイダコインは独自のコンセンスアルゴリズムやスマートコントラクト機能を持つコイン
- エイダコインの特徴や将来性・今後の価格動向に関わるポイントなどについて徹底解説
- この記事を読めばエイダコイン(ADA/カルダノ)について理解を深めることができる
目次
仮想通貨エイダコイン(ADA/カルダノ)とは?
エイダコイン(ADA/カルダノ)の概要
プロジェクト名称 | Cardano(カルダノ) |
ティッカーコード(シンボル)=通貨名 | ADA(エイダ) |
発行上限枚数 | 45,000,000,000 |
時価総額ランキング(2023年5月) | 7位 |
承認方式 | Proof of Stake(PoS) |
発行開始 | 2017年9月 |
取り扱い取引所(2023年5月) | 国内取引所:BITPOINT、GMOコイン、DMMbitcoin、CoinTrade 海外取引所:Binance、OKX、Bybit、CoinTiger、BITTREX、Kucoinなど |
考案者 | Charles Hoskinson |
公式サイト | Cardano.org |
カルダノは、カルダノ財団、IOHK、Emurgoといった組織によって運営されているプロジェクトです。
カルダノは当初、オンラインカジノプラットフォーム「カルダノ」で利用できるように運用開発されており、そこで使用できる通貨として開発されたのがADA(エイダコイン)です。
カルダノを利用することで、既存のカジノにありがちであった運営の不正や、公平性に欠けるという問題点を解決できるよう開発されていました。
現在は、更に発展し、汎用性の高いプラットフォームとしての開発が進められています。
この記事ではこのADA(エイダコイン)の特徴やメリット・デメリット、将来性を解説しつつ、ADA購入におすすめの取引所を紹介していきます。
この記事を読めば、ADA(エイダコイン)を保有すべきかの判断がつくはずですよ。
エイダコイン(ADA/カルダノ)の特徴
エイダコインは以下の3つの特徴が挙げられます。
エイダコインの特徴
- コンセンスアルゴリズムに「Ouroboros(ウロボロス)」を採用
- 独自のスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」を備えている
- 数学者との関わりが強く透明性の高いプロジェクト
コンセンスアルゴリズムに「Ouroboros(ウロボロス)」を採用
エイダコインは独自開発されたコンセンスアルゴリズムOuroboros(ウロボロス)と呼ばれる、PoS(Proof of Stake) を使用したカルダノブロックチェーンがベースとなっています。
コンセンスアルゴリズムとは、取引を正しいか判断するための合意形成の方法のことで、簡単に言うとどのような仕組みでブロックチェーン上に記録を残すかという記録方法のことです。
コンセンスアルゴリズムは大きく分けて以下の2種類があります。
- PoW(Proof of Work)
- PoS(Proof of Stake)
PoW(Proof of Work)はビットコインなどに採用されているコンセンスアルゴリズムです。特徴として分散性安定性が非常に高いことが挙げられますが、代わりに電力消費も非常に大きく、処理性能が低く、手数料も高いという傾向があります。
エイダコインで採用されているPoS(Proof of Stake)は、特徴として電力消費が少なく手数料が高くない、そのためサステイナビリティの高いネットワークを構築することに成功しています。
それだけでなく、PoSはコインの保有量や保有期間に応じてマイニング報酬を受け取ることができ、「仮想通貨を多く持っている」「長期間エイダコインを持っていること」この2つの必要条件を満たすと受け取れる報酬額も多くなります。
独自のスマートコントラクト「Plutus(プルータス)」を備えている
スマートコントラクトとは一定の条件を設定しておけばプログラムに従って人の介入なしにブロックチェーン上で自動的に契約を実行し、その結果の成否も含めて自動で対応できるシステムのことです。
これにより時間やコストの削減を可能としています。
スマートコントラクト機能を持つ代表例はイーサリアムです。イーサリアムが時価総額2位のアルトコインへと成長したのもスマートコントラクト機能の実装が大きく影響しています。
カルダノコインも2021年のアップデートによりスマートコントラクト機能Plutus(プルータス)が追加実装されました。
アップデートにより以下のことが可能になりました。
- Plutus(プルータス)上で作成されるスマートコントラクトは従来のものと異なり、オンチェーンとオフチェーンを問わずに実行可能
- 従来では決済と計算を一箇所で行っていたため変更や修正が難しいという欠点があったが、Plutus(プルータス)では取引などのデータ処理を複数の階層に分けることができるため、変更が容易
- プルータスが実装されたことによりNFTやトークンの発行が可能
- 様々なDefiやDapps(分散化アプリケーション)の構築ができる
- イーサリアムのスマートコントラクトよりも高いセキュリティを実現
NFTやトークンの発行が可能、DefiやDappsの構築ができるようになったことからも様々な分野での利用が考えられます。尚且つ、従来のスマートコントラクトよりも高いセキュリティや機能性を備えている点からも今後に大きな期待が持てます。
数学者との関わりが強く透明性の高いプロジェクト
カルダノコインは数学者との関わりが非常に深いプロジェクトです。
カルダノはイーサリアムを創設したメンバーである数学者チャールズ・ホスキンソンが開発に関わっており、イーサリアムキラーの一つとして挙げられています。
開発の進め方も学術的な知見に基づいて行われており、カルダノのコンセンスアルゴリズムは学会にて暗号学者の査読を受けた論文に基づいて設計されており、非常に開発根拠のあるプロジェクトです。
また、進捗や開発中のコード、カルダノを支える全ての研究及び技術使用がカルダノ公式サイトの技術レビューで一般に公開されており、全てのカルダノ開発活動を公開して透明性を確保しているため信頼性透明性の高いプロジェクトです。
大型アップデートVasil(バシル)も2回ほど実装が延長されましたが、その原因はテストでバグが見つかったためであり、きちんと安全性・透明性を保ちながらプロジェクトを進めていることが伺えます。
エイダコイン(ADA/カルダノ)のメリット
- セキュリティの厳重さ
- ステーキングで報酬を得られる
- 大型アップデート「Vasil(バシル)」を実装
- 国外での注目度が高い
一つずつ解説していきます。
セキュリティの厳重さ
エイダコインの特徴の一つとしてセキュリティの厳重さが挙げられます。
エイダコインでは以下の2点を利用することでセキュリティの厳重さを確保しています。
BLISS署名を実装
エイダコインではBLISS署名を実装しているためセキュリティ機能が高いです。
BLISS署名とは、量子コンピューターに対抗する暗号技術を取り入れた技術です。
量子コンピューターとは現存のものより遥かに優れた性能を持ち、実用化を目指して開発されているコンピューターのことで、量子コンピューターによって従来のブロックチェーン技術ではセキュリティを突破されてしまう可能性があると言われています。
しかし、このBLISS署名を取り入れることでハッキングの危険性が低くなると言われています。そのため安心して取引が行えます。
専用ウォレットの使用(ダイダロス、ヨロイ)
エイダコインでは以下の2種類の専用ウォレットを使用することができます。
ダイダロスウォレットとは、エイダコインを安全に保存管理することができるカルダノが開発したPC専用のウォレットです。
ダイダロスウォレットの特徴
- セキュリティが非常に高い
- ビットコイン・イーサリアムにも利用可能
- 利用時にはカルダノブロックチェーンと同期する必要があり初期設定に時間を要する
- オンラインゲームで得たコインをそのまま送金できる
- ステーキングでADA保有量に応じた報酬を受け取ることができる
- 将来的には一定の条件を満たすことでカルダノネットワークの開発・運用方法について投票できるシステムが搭載予定
ヨロイウォレットとは、手軽に利用できるライトウォレットでPCとスマートフォンのどちらからでも利用可能です。
ヨロイウォレットの特徴
- 元々はGoogle Chormeの機能でエイダコイン専用ウォレットとして開発された
- 利用時にカルダノブロックチェーンと同期する必要がなく、初期設定が短時間ですぐに利用できる
- エイダコインのみ利用可能
- ステーキングに参加することでADA保有量に応じた報酬を受け取ることができる
- 動作スピードが速い
- 様々なOSで利用できる
ステーキングで報酬を得られる
カルダノではステーキングすることで報酬としてADAが付与される機能を2020年7月より実装しました。
専用ウォレットダイダロスにADAを保有し、ウォレット内でステーキング委託先を選択すれば簡単にステーキングが可能です。
カルダノのステーキングは、ステーキング中も自由に入出金することができる設計になっています。
大型アップデート「Vasil(バシル)」を実装
2022年9月23日にカルダノブロックチェーンのアップデートVasil(バシル)を実装しました。
これにより、カルダノブロックチェーンの処理性能が向上、dApps開発者向けのスマートコントラクト言語が改善、ノード間でのブロック伝送効率が向上したため、開発者がより一層カルダノを利用しやすくなりました。
そのため、今後多くの新しいプロジェクトが誕生するきっかけになります。
国外での注目度が高い
カルダノは機関投資家からの需要が高く、国外での注目度の高さが伺えます。
機関投資家が増えると流入する金額も大きくなりプロジェクトにとっては追い風となります。
しかし、日本では取り扱い取引所が少ないことや詐欺疑惑などのマイナスイメージから注目度は十分とは言えない部分があります。
エイダコイン(ADA/カルダノ)のデメリット
- ICO時の高額な価格設定による詐欺疑惑
- 過剰広告やマルチ商法で怪しい噂が広がる
- ロードマップの公開が大幅に遅れた
- 取り扱い取引所が少ない
ICO時の高額な価格設定による詐欺疑惑
ICOとは、上場前の仮想通貨を発行し購入してもらうことで資金調達をする方法です。
エイダコインの場合、IOC時の価格設定が1000ドル(日本円で11万円)からと非常に高額であったこと、長い時間をかけて4回もプレセールを実施したこと、当時は仮想通貨のプレセールを謳った詐欺が多かったことから詐欺ではないかと疑惑をかけられた時もありました。
しかし、徐々にプロジェクトが評価され、時価総額上位の常連へと躍り出ています。
過剰広告やマルチ商法で怪しい噂が広がる
エイダコインは、当初エイダコイン購入を他の人に勧めることで紹介報酬が貰えるマルチレベルマーケティング(マルチ商法)という宣伝方法を導入していました。
そのため、紹介料を得たいがために100%儲かるなどの過剰広告を出してしまうという過剰な宣伝活動が行われていた時期がありました。
そういった宣伝方法が怪しい噂が広がる原因となり結果、価格を下げる一因ともなりました。
ロードマップの公開が大幅に遅れた
開発に時間がかかりICOから約半年ほどリリースが遅れてしまったため、資金を持ち逃げしたのではないかと疑惑をもたれました。
しかし、遅れた原因はシステム上のバグの発見とそれに伴う対処をしていたためであり、バグをそのままにせずに対応した姿勢は評価できるものがあります。
取り扱い取引所が少ない
海外で注目されている反面、国内での取り扱い取引所は少なく、あまり注目度が高い通貨とは言えません。
しかし、今後国内大手の仮想通貨取引所に上場し値段を大きく上げる可能性も否定できないため、動向に注目です。
エイダコイン(ADA/カルダノ)の公式ロードマップ
公式ロードマップ
- Byron(バイロン)
- Shelly(シェリー)
- Goguen(ゴーグエン)
- Basho(バショウ)
- Voltaire(ヴォルテール)
Byron(バイロン)
Byron(バイロン)は2017年9月に行われたカルダノの最初の技術的な開発期。
カルダノブロックチェーンの構築や専用ウォレット「ダイダロス」と「ヨロイ」の提供が行われました。
Shelly(シェリー):分散化
Shelly(シェリー)は、カルダノの成長と発展を推進するフェーズ。
カルダノブロックチェーンを分散化し、ステーキングによる報酬システムの追加が行われました。ステーキング報酬の仕組みを通じて、ユーザーやステーキングプールが獲得されました。
Goguen(ゴーグエン):スマートコントラクト
Goguen(ゴーグエン)はカルダノの機能性を大きく発展させるフェーズ。
分散型アプリケーション(dApps)を構築する機能の追加やカルダノ独自のスマートコントラクト機能「Plutus(プルータス)」の実装が行われました。
Basho(バショウ):スケーリング
Basho(バショウ)は、ネットワークの最適化とスケーラビリティの改良、Defiアプリケーションを適切にサポート、ネットワークの相互運用性の開発期であり、成長と採用を促進するフェーズ。
カルダノのメインチェーンと相互運用性を持つ新たなブロックチェーンの導入が予定されています。これにより飛躍的に機能性や柔軟性、相互運用性が高まります。
最初のハードウォーク(ブロックチェーンのアップデートのこと)であるVasil(バシル)を2022/9/23に実装。
Vasilハードウォークではカルダノブロックチェーンのネットワーク処理性能の大幅な更新、dApp開発者向けのPlutus(プルータス)スマートコントラクト言語の改善、ノード間でのブロック伝送時の遅延の削減が期待されています。
Voltaire(ボルテール):ガバナンス
ロードマップの最後であるVoltaire(ヴォルテール)では、カルダノブロックチェーンが完全なる分散化を実現し将来的にも安定的に維持するガバナンス機能の実装が目標のフェーズ。
この段階で、参加者が将来の開発に影響を与えることができるようADAによる投票システムの導入や手数料体系が導入予定です。これにより将来的なネットワークの開発体制が整います。
開発が進められることでより利用しやすい分散型アプリケーションプラットフォームへとアップデートされ、カルダノやADAが幅広く利用されるようになると期待できます。
この最終フェーズを完了して初めてコミュニティだけで維持できるブロックチェーンとして完成される予定となっています。
エイダコイン(ADA/カルダノ)の将来性・今後の価格動向に関わるポイント
エイダコインの将来性・今後の価格動向に関わるポイントとして以下の点が考えられます。
今後に関わるポイント
- 企業や大学・政府との連携
- 国内取引所への新規上場
- 独自の決済方法AdaPay(エイダペイ)の取り扱い店舗の増加
- 仮想通貨全体の値動き(これまでの仮想通貨チャート)
- 今後の価格動向を考察
エイダコインの将来性や今後の価格動向に関わってくるポイントについて一つずつ解説していきます。
企業や大学・政府との連携
カルダノは数多くの企業や大学、政府と連携しています。
- エディンバラ大学
- イリノイ大学アーバナシャンパーン校
- アテネ大学
- 東京理科大学 インベスト・マネジメント
- 東京工業大学
- エチオピア政府:500万人の学生ID登録
- ジョージア政府:カルダノブロックチェーンの技術サポートについて覚書締結
- 韓国企業のメタップスプラス:決済手段
- COTI…AdaPay
- Save the Children:難民IDサービス
また、カルダノの技術はこのようなところにも使われています。
カルダノブロックチェーンを用いた商標利用
new balance(ニューバランス)
大手靴メーカーであるニューバランスは、カルダノと共同でブロックチェーンを用いた真贋判定技術「NBRealchain」というシステムを開発しバスケットシューズの真贋鑑定のテスト版プログラムを開始しています。
直接ADAは使用されませんが、カルダノブロックチェーンの対改ざん性能を買われての採用です。シューズを購入した際にタグに記載されたコードを読み込むことで所有者情報と靴の情報をブロックチェーン上に記録することによってシューズの偽造が防止できます。
AwakeningHealth
ジョイントベンチャーであるAwakeningHealthが開発したヘルスケアAIロボット「Grace」にはカルダノブロックチェーンが採用されています。
採用することで安全性とプライバシーを守るだけでなく、Graceの性能改善、コストの削減や安定性を高められるためとしています。
このようにカルダノブロックチェーンの機能を買われ、既に実際に商標利用されており、他の分野への採用が更に広がる可能性があります。
多くの企業や政府、大学が連携しているということはそれだけカルダノへの期待・将来性があるという事です。今後、更に実用化が進めば価格上昇の一因になりうると思われます。
国内取引所への新規上場
国内取引所へ新規上場したコインは価格が上昇する傾向があります。
現在、国内でエイダコインを取り扱っている取引所は数社だけですが、Coincheckなどの利用ユーザー数の多い国内大手取引所に上場すると価格上場が見込めます。
国内でエイダコインを取り扱っている取引所の一つにGMOコインがあります。
GMOコインはエイダコインをステーキングできる唯一の国内取引所であるため取引所の一つとして考えてみてはどうでしょうか。
独自の決済方法AdaPay(エイダペイ)の取り扱い店舗の増加
カルダノは2019年11月にADAコインを使用して決済できる「AdaPay」をリリースしています。
加盟店でのみ使用可能で、すでに韓国ではコンビニやレストランなど約3万店舗以上で利用可能となっています。
日本でも利用可能な店舗ができています。
国内でのAdaPay利用可能店舗
- 焼肉たむら 本店
- ホテルパームロイヤルNAHA国際通り
- Pine Tree Bless
- のぎ接骨院
- やきとりさくらい
今後、更に利用できる店舗やチェーン店などが増え、普及できれば多くの人が触れる機会が増えるため価格上昇の一因になりえます。
仮想通貨全体の値動き(これまでの仮想通貨チャート)
過去の値動き的にも仮想通貨市場全体・主要コインの値動きにどうしてもつられてしまう傾向があります。
またエイダコイン自体、プレセールに長い時間をかけたこと、最低購入金額が高かったこと、開発の遅延などから詐欺コインとしての風評が強く、長らく価格が低迷していました。
しかし、他のアルトコインと同様に仮想通貨バブルによって値段を一時的に上げることが何度かありました。2017年末〜2018年初頭にかけて全体の値動きにつられ大きく値上がりするも、その後は長らく5円前後で推移していました。
今までのチャート内での大きなポイント・転換点として以下を挙げます。
最高値更新(2021年9月)
転機は2021年の仮想通貨バブルです。
バブルに乗る形で価格は急上昇し2021年2月には100円を突破。
その後もバブル景気に乗ると同時にイーロンマスクの発言により、環境負荷の少ない通貨に投資家は殺到し300円を突破。
更にスマートコントラクト機能「ブルータス」の実装が発表されたことや、イーサリアムトークンとのブリッジ機能の発表、国内取引所BITPOINTに初上場したことも追い風となり、9月2日には当時の最高値3.1ドル台(326円)までに達しました。
大暴落(2022年5月)
2021年末からは、アメリカの利上げやロシア・ウクライナ問題により投資環境全体が不安定となり、仮想通貨市場全体の下落につられ130円前後まで価格が下落しました。
2022年1月にはメタバースプロジェクトやDefiプロジェクトが相次いで発表され、一時的に価格を上げましたが、投資環境全体の下落や他の暗号通貨の大暴落につられ価格は下落しました。
現在の価格(2022年9月時点)
直近では2022年8月19日に24時間で13%の下落を見せましたが、他の主要銘柄が軒並み下がったことにつられたことが原因です。
9月時点では66円前後で推移。9月23日にVasil(バシル)のアップデートが実施されましたが、大きな価格上昇にはならず。現状、仮想通貨市場全体が悲観的相場であることが要因だと考えられます。
チャート全体を通して仮想通貨全体の値動きに引っ張られてしまい、実力に担った価格とは言い難いです。しかし、ADA自身が十分な知名度があるのかと言えば十分ではないため、ADA自身での価格上昇に持ち込むことは難しいでしょう。現状は、仮想通貨全体の値動きが上向きになるのを待つしかないと考えます。
今後の価格動向を考察
イーサリアムキラーとしての代表格であるエイダコイン。
今後の価格動向は現状の市場状況だと爆発的な伸びはなさそうですが、様々な企業や大学との連携、開発自体は着々と進んでいる点から悲観的に捉える必要はなさそうです。
スマートコントラクト機能を使って作られるdApps(分散型アプリケーション)をどれくらい人気のものを抱えられるかが価格上昇の一つのポイントにはなりそうです。
将来性としては、上昇できる十分な要素を多く持っているため、今後の動向に注目です。
エイダコイン(ADA/カルダノ)のおすすめの使い方
エイダコインの現状おすすめの使い方として以下の3点があります。
おすすめの使い方
- 取引所でのステーキング
- 取引所でのセービング
- 取引所でのレンディング(貸暗号資産)
取引所でのステーキング
ステーキングとは、Posを採用している仮想通貨を預けることで金利収入が得られる方法です。
ステーキングの特徴としては以下です。
ステーキングの特徴
- 金利が高い
- PoSを採用している仮想通貨のみ預けることができる
- 一定期間は引き出すことができない
GMOコインでは、年利3.3%~4.7%程度、Binanceでは年利7〜10%程度の金利収入を受け取ることが可能です。
カルダノ専用ウォレットでのステーキングも可能ですが年利は5.1%で手数料が2%〜かかります。そのため、利益だけを優先するのであれば取引所、安全性やカルダノへの投票権を得たい人はカルダノ専用ウォレットでのステーキングをおすすめします。
ステーキングは取引所毎のステーキング機能を利用することで簡単に始めることが出来ます。
取引所でのセービング
セービングとは保有している仮想通貨を預けると金利収入が受け取れる方法です。
セービングの特徴は以下です。
セービングの特徴
- ステーキングよりも金利が低い
- Posを使用していない仮想通貨でも取引可能
- いつでも出金できる
セービングは国内取引所では利用できないため海外取引所を利用する必要があります。
ステーキングとセービングどちらを利用するかの選択に迷う場合は、長期保有目的で売る予定がないのなら「ステーキング」、短期で売る可能性があるのなら「セービング」を利用することをおすすめします。
取引所でのレンディング(貸暗号資産)
レンディングとは、保有している仮想通貨を貸し出すことで金利を得る方法です。
レンディングの特徴
- 年利がおおよそ1〜5%程度に設定
- 預けるだけだけなので誰でも簡単にできる
- レンディング中の価格変動により損をするリスクがある
- 途中解約できない
- レンディング先の取引所が倒産した場合資金が返ってこないリスクがある
レンディングを行う場合は、預け入れるタイミングや信頼できる取引所に預けることが大切です。
エイダコイン(ADA/カルダノ)購入におすすめの仮想通貨取引所
エイダコインの取り扱いにおすすめの仮想通貨取引所を2つ紹介します。
GMOコイン
会社名 | GMOコイン株式会社 |
設立年 | 2016年10月 |
本社所在地 | 日本 |
取扱銘柄数 | 22種類(2022年8月現在) |
モバイルアプリ | iOS,Android共に対応 |
レバレッジ倍率 | 2倍 |
入出金手数料 | 無料※日本円大口出金(20,000,001円〜)は、400円の手数料 |
取引手数料 | 無料※取引所(現物取引):Maker -0.01%~-0.03Taker 0.05%~0.09% |
追加証拠金(追証) | 毎営業日(土日祝日を含む)の6:30時点に証拠金維持率が100%を下回った場合 |
ロスカット | 証拠金維持率が75%を下回った場合 |
セキュリティ | ◎非常に安全性が高い・2段階認証・マルチシグ対応・仮想通貨はコールドウォレットで管理・システムへの侵入対策 |
GMOコインは大手GMOグループの傘下であり、入出金や送金手数料が無料など手数料の安さに定評があります。
取引を頻繁にする人、とにかく手数料を安く抑えたい海外仮想通貨取引所を使用しているトレーダーにおすすめの取引所です。そのため、GMOコインでエイダコインを購入し海外取引所に送金することで手数料を安く抑えることが可能です。
また、エイダコインをステーキングできる唯一の国内取引所でもあるので、購入してそのままステーキングすることもできおすすめです。レンディングも利用可能です。
公式サイト:https://coin.z.com/jp/
Kucoin
会社名 | Kucoin Co .Limited |
設立年月 | 2017年11月 |
所在地 | セーシェル |
提供サービス | レバレッジ取引ステーキング レンディングNFT売買・発行Kucoin Wallet |
取り扱い通貨数 | 700種類以上(2022年10月現在) |
取引手数料 | 〜0.1% |
Kucoinはセーシェルに拠点を置く、現物取引量ランキングで世界第5位に入る海外取引所です。取り扱い銘柄が豊富で手数料が圧倒的に安いのが特徴です。独自トークンであるKucoin Tokenを利用することで更に多くの特典が手に入る所もポイントが高いです。
エイダコインのステーキング・セービング・レンディングにも対応しています。
\ 日本一おトク!取引手数料永久20%OFF /
公式サイト:https://www.kucoin.com
エイダコイン(ADA/カルダノ)に関するよくある質問(Q&A)
エイダコインの最新情報はどこで知ることができますか?
エイダコインの公式ホームページは日本語対応していますか?
日本語対応しているページもありますが、対応できていない所もあるためGoogle翻訳などを利用しましょう。
エイダコインは「怪しい」「やばい」と検索に出てきますが安全ですか?
安全です。長らく詐欺コインのような不当な評価をされていましたが、現在は多くの企業や政府などと連携して開発に取り組んでおり信頼性のあるコインです。
ADAは10,000円や15万円に値上がりする可能性のある仮想通貨ですか?
DigitalCoinpreiceやCoinPriceForecastなどのAIによる将来価格予想は2030年で300円前後と予想されています。現状の段階であれば10,000円や15万円には到達できない状況でしょう。しかし、可能性はあります。
既に多くの企業や政府と連携しており、実際に商標利用もされている点やスマートコントラクト機能の実装によりNFTの発行が可能になったこと、DefiやDapps(分散化アプリケーション)の構築ができる様になった点は大きなポイントです。
仮想通貨市場自体が今後大きく発展しバブル景気となったら可能性はゼロではありません。