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目次
Orca(オルカ)とは?特徴や安全性
Orca(オルカ)は、2021年8月に正式にサービスがリリースされたSolana(ソラナ)ブロックチェーン基盤のDEX(分散型取引所) です。DEX(分散型取引所)とは、管理者がおらず契約が自動的に実行される仕組みであるスマートコントラクトによってユーザー同士で取引可能であることが特徴です。
Solanaは2023年最も上昇した仮想通貨の1つであり、年初来700%以上の上昇 を記録しています。また、特に11月以降にSolanaブロックチェーンの需要が急増しており、注目が集まっています。
画像引用元:CoinMarketCap
さらに、Solana 基盤のリキッドステーキングプロトコルであるJito(ジト) では、先日大規模な エアドロップ を行い、少額で爆益が得られたため、非常に話題になっています。
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そのため、Solanaブロックチェーン基盤のDEXであるOrca にも非常に注目が集まっています。Orcaには、Solanaブロックチェーン基盤でのメリットや独自の取り組みなど様々な特徴があるため、下記にOrcaの主な6つの特徴や安全性を記載していきます。
Solana(ソラナ)ブロックチェーンを利用
Orcaの主な特徴の1つ目は、「 Solana(ソラナ)ブロックチェーン を利用」 していることです。
Solanaブロックチェーンには、以下の特徴があります。
実際に最も使われているETH(イーサリアムチェーン)との比較です。
プラットフォーム名称 トランザクション処理速度 ネットワーク手数料 ブロックが作成される速度 Solana(ソラナ) 1秒あたり50,000 約0.6銭(約0.006円) 0.4秒 ETH(イーサリアム) 1秒あたり13~15 約1100円~2,200円以上 300秒(5分)
※あくまでも2023年12月時点での参考数値です。時間帯やアップデート等によりどんどん変わる可能性があります。
先日、SolanaのDEXでの出来高が初めてイーサリアムメインネットを超えて大きなニュースになりました。
仮想通貨ソラナDEXの24時間出来高、初めてイーサリアム超え一位に
引用:COINPOST
実際にSolanaブロックチェーンはイーサリアムチェーンを出来高でも超えてきており、その注目度の高さがわかります。
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自動マーケットメーカー(AMM)型取引所である
Orcaの主な特徴の2つ目は、「自動マーケットメーカー(AMM)型取引所である」 点です。
自動マーケットメーカー(AMM)型取引所 とは?
自動マーケットメーカー(AMM)型取引所は、ユーザー同士をマッチングする従来のオーダーブック型取引所と異なり、流動性プールと呼ばれるトークンのプールを使って取引します。AMMは数学的なアルゴリズム(例えば、x * y = k)を使用して資産の価格を決定し、プール内の各資産の供給量に基づいて価格を自動的に調整するのが特徴です。
自動マーケットメーカー型取引所は以下のようなメリットがあります。
流動性の提供をして、ユーザーは手数料を稼げる。
中央集権取引所のような承認や本人確認が不要
ブロックチェーン上でのすべての取引は公開され、追跡可能なため、透明性が高い
十分な流動性があれば、スリッページ(注文価格と実行価格の差)が低減される
中央集権型の仲介者が不要なため、分散化された取引が可能
UniswapやPancakeswapなどの他のチェーンの主要なプロトコルも自動マーケットメーカー型取引所を採用しており、分散型取引所の主流であると言えるでしょう。
Orcaは、シンプルな設計と相互運用性を重視しており、自動マーケットメーカー型取引所を採用して、ユーザーに利便性をもたらそうとしています。
独自のガバナンストークンORCAを発行している
Orcaの主な特徴の3つ目は、「独自のガバナンストークンORCAを発行している」 ことです。
ガバナンストークンとは?
保有しておくことで、プロジェクトへの一定の権利を持つトークンのこと。運営等の意思決定以外にも、手数料の優遇・インセンティブなどを設けるトークンもあります。
自分の持っている仮想通貨をOrcaで特定のプールに預けると、報酬として独自トークンであるORCAをもらうことができます。また、ORCA を持っていることで、運営の意思決定に投票する権利を得ることも可能です。
ORCAトークンの現状の配分は以下の通りです。
この中で最も大きな割合を占めるOrca Token Treasury では、開発資金の提供・ORCAトークンの買い戻しによるトークン供給の管理・またはOrcaプロトコルの長期的な健全性を支援するその他のイニシアチブに蓄積された手数料を使っています。
独自トークンでユーザーは稼ぐことができるし、運営側でもしっかり長期的な成長に繋げているのはポイント高いですよね。
取引所手数料の一部を環境保護に取り組む団体に寄付している
Orcaの主な特徴の4つ目は、「環境保護に取り組む団体に寄付している」 ことです。Orcaはシャチをモチーフにしたアイコンが印象的なように環境保護に対して高い意識を持っています。
実際に2022年11月に最初の寄付として、Ocean Conservancyに55万ドルを寄付することを発表しました。また、2023年6月には、Orca Climate Fund Working Group (OCF)が正式に運営を開始し、環境保護に寄与できるように精力的に活動しています。この活動資金としては、以下のように取引手数料の一部をClimate Fundとして蓄積し、活動を行っています。
Orcaを使うことで、環境保護にも貢献できていると思うと嬉しいですよね!
複数の企業によるコードの監査を受けている
Orcaの主な特徴の5つ目は、「複数の企業によるコードの監査を受けている」 ことです。
Orcaはセキュリティ体制にも余念がありません。 複数のセキュリティ会社にコードの監査を受けて、セキュリティ強化に努めています。実際に以下の監査ファームからコードの監査を受けています。
さらに、OrcaはSolana チームのトークンスワッププログラムを使用し、 セキュリティの強化に努めています。
これだけ安全性確保に努めていれば、ユーザーは安心して利用できますね!
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共同創業者の1人が日本人
Orcaの主な特徴の6つ目は、「共同創業者の1人が日本人」 であることです。
Orcaは、東京・原宿のシェアハウスで出会った2人のプログラマーが共同で開発した分散型取引所であり、グレース・クワン(Grace Kwan)氏と森優太郎(Yutaro Mori)氏により共同創業されたことが以下の記事で記載されています。
原宿のシェアハウスで出会いソラナで起業したDEX:Web2から学ぶWeb3決済
引用:Coin Desk Japan
日本人が創業していることから、Orcaは以下の図で示すように日本語に対応しています。そのため、日本人の方が初めて使うには非常に使いやすいと言えるでしょう。
日本語対応しているDEXは少ないので、これはユーザーにとって嬉しいですね!
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Orca(オルカ)を利用する6つのメリット
Orcaを利用するメリットは、以下の6つです。
これらについて以下で詳しく説明していきます。
ガス代が安くて処理速度が早い
OrcaはSolanaブロックチェーン基盤のため、ガス代が安くて処理速度が速い のがメリットです。特徴でも説明したように、Solanaブロックチェーンは最も使われているイーサリアムチェーンと比較して、ガス代と処理速度の点で圧倒的な優位性があります。
プラットフォーム名称 トランザクション処理速度 ネットワーク手数料 ブロックが作成される速度 Solana(ソラナ) 1秒あたり50,000 約0.6銭(約0.006円) 0.4秒 ETH(イーサリアム) 1秒あたり13~15 約1100円~2,200円以上 300秒(5分)
※あくまでも2023年12月時点での参考数値です。時間帯やアップデート等によりどんどん変わる可能性があります。
イーサリアムチェーンを使っていると、ガス代はかかるし、処理に時間もかかって損しちゃう かもしれないですよ!
SolanaブロックチェーンのOrcaを使って、ガス代を節約していきましょう。
適正な価格で仮想通貨の交換ができる
Orcaは、公正価格指標により、最適な価格で取引できる こともメリットの1つです。
DEXで仮想通貨を交換するときには、その価格が現在の最適な価格なのか分かりづらいことが多いです。Orcaはこの問題に対して、「公正価格指標」 という機能を追加することでユーザーの利便性を高めています。具体的には、取引する際に公正な価格でない場合、画面上に「レートの注意!」 というラベルが表示され、ユーザーに警告してくれるようになっています。
公正な価格であるかを決定する条件は以下の2つです。
トークン単価は CoinGecko が提示したレートと1%以内か?
この取引による価格への影響度は1%未満か?
この2つの条件のどちらかが満たされない場合、画面上に「レートの注意!」 のラベルが表示されます。条件を満たしている場合は、以下のように「フェアな価格です」 と表示されます。
DEXで取引する際には、レートが適切なのか不安になるため、これは嬉しい機能ですね!
集中流動性提供ができて少額でも稼ぎやすい
Orcaは、集中流動性提供ができて少額でも稼ぎやすい メリットもあります。この集中流動性提供はイーサリアムチェーンの有名な分散型取引所であるUniswap に導入されて、他の取引所にも広がっていきました。以下は、Uniswapのホワイトペーパーに記載されている集中流動性提供と従来の流動性提供の違いを示した図になります。
画像引用元:Uniswapホワイトペーパー
図で示すように集中流動性提供により、流動性を提供する価格帯を絞ることで「資本効率性が高くなり」 、従来より少額の流動性提供であっても、稼ぎやすくなりました。Orcaは、この集中流動性提供で稼ぎやすいだけでなく、Solanaの低いガス代と処理速度が速いというメリットも加わっています。
少額でも稼げるチャンスがあるので、どんどんOrcaを使っていきましょう。
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シンプルなUIで初心者にも使いやすい
Orcaは、さらにシンプルなUIで初心者にも使いやすい ことも大きなメリットの1つです。Orcaはキャッチフレーズとして、「The DEX for people, not programs.(プログラムではなく、人間のための分散型取引所)」 ということをうたっています。
そのため、ユーザーの使いやすさに非常に焦点をあてており、できるかぎりシンプルな設計にしています。具体的には、公正価格指標で最適な価格で取引できる機能やウォレットを接続すれば、ウォレット内の資産がOrcaの画面左側で確認できるようになっていることなどが挙げられます。
Orcaは、シンプルで使いやすいため、初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめできるDEXといえますね。
独自トークンORCAの将来的な価格上昇が期待できる
Orcaは、発行している独自トークンORCAの将来的な価格上昇が期待できる こともメリットの1つです。
通貨名Orca(オルカ) シンボルORCA 価格¥1,077.94※2023年12月現在 時価総額¥48,177,033,890※2023年12月現在 時価総額ランキング2309位 取引できる主な取引所Coinbase Exchange, Gate.io, CoinEX
Solanaブロックチェーンの需要拡大に伴って、ORCAの価格も現在急上昇しています。なんと、年初来から1680%以上上昇しており、その勢いは収まる気配がありません。
画像引用元:CoinMarketCap
独自トークンORCAをゲットして、先行者利益を狙っていきましょう!
SolanaブロックチェーンのDEXでTVLが第1位で人気が高い
Orcaは、急上昇で注目されているSolanaブロックチェーンのDEXの中でTVLが第1位で人気も高い です。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
さらに、今年の11月以降にTVLが急上昇していることもわかります。Solanaブロックチェーンの需要が高まってくれば、必ずSolana関連のトークンのスワップをする頻度が増えてくるため、DEXの需要は拡大していきます。
画像引用元:DefiLlama – DeFi Dashboard
需要が爆伸びしているSolanaが気になってるなら、Orcaを使うのはマストになりそうですね!
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Orca(オルカ) のデメリット
Orcaを利用するデメリットは、以下の3つです。
これらについて、詳しく説明していきます。
MetaMask(メタマスク)で利用できない
Orcaは、現在利用者が一番多いメタマスクには対応していないため利用できません。 そのため、Solana用のウォレットを作る必要があります。以下はOrca がサポートしている互換性のあるウォレットになります。
ただ、最近はチェーン間の移動もしやすくなっているので、近いうちにこの問題はなくなっていくでしょう!
ハッキングリスクがある
ハッキングリスクとはその名の通り、DEX内の資金を盗まれるというリスク です。
DEXを利用する上で必ず注意しておかなければならないこと になります。
もちろん投資は自己責任なのでどのように運用しても問題ありませんが最悪の場合、運用資金や投資対象の価値が無くなってしまうことも把握しておきましょう。
Orcaは、外部の企業からコードの監査も受けて、安全性を徹底しているので、他のDEXと比較すると、こうしたリスクは少ないでしょう!
インパーマネントロスのリスクがある
Orcaで流動性提供をする場合は、インパーマネントロスのリスクがある のがデメリットの1つです。
インパーマネントロスとは?
2種類のトークンをOrcaに預けて流動性を提供していた場合に、どちらか一方のトークンが急激に値上がりしたり、値下がりしてしまった場合に損をするリスクのことをいいます。
簡単に言うと、トークンを流動性提供せずにそのまま保有していた場合よりも損をしてしまうことをいいます。
実際にどれ位の変動に対して、損失がどの程度になるかは以下になります。
インパーマネントロス 変動損失 早見表
1.25倍の価格変動 = 0.6%の損失
1.50倍の価格変動 = 2.0%の損失
1.75倍の価格変動 = 3.8%の損失
2倍の価格変動 = 5.7%の損失
3倍の価格変動 = 13.4%の損失
4倍の価格変動 = 20.0%の損失
5倍の価格変動 = 25.5%の損失
引用:Binance公式
インパーマネントロスの計算は「Yield watch 」といったサイトで調べることができるので、活用してみてください。
また、Orcaの集中流動性提供で価格範囲を絞って流動性を提供するとさらにインパーマネントロスが大きくなります。そのため、集中流動性提供で価格範囲を絞る場合は、その分、提供する流動性を減らしてリスクを軽減するようにしましょう。
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Orca(オルカ) の使い方(スマホ版)
Orca(オルカ) を使うまでの前準備
Orcaで取引する前に、次の事前準備が必要です。
これらについて以下で詳しく説明していきます。
Orca(オルカ) でスワップする方法
次にOrcaでスワップする方法の手順は以下の2つです。
順番に解説していきます。
STEP
Orcaとウォレットを接続
①ウォレットを起動し、画面右下をタップ → ②Orca公式サイト(https://www.orca.so/ )を入力して開く
③「ウォレット接続」を選択 → ④「Phantom」を選択し、「接続」をタップ → ⑤接続されれば、アドレスが表示されます
ウォレットとの接続は完了です。
STEP
Orcaサイトでスワップ
⑥「トレード」をタップ → ⑦スワップしたい通貨と数量を入力し、「トレード」 → ⑧トランザクションを確認し、「確認」をクリック
※トレードの際は価格が乖離して警告が出ていないか確認するようにしましょう
これで、Orcaでのスワップは完了です。
Orca(オルカ) で集中流動性提供する方法
次にOrcaで集中流動性提供する方法の手順は以下の2つです。
順番に解説していきます
STEP
Orcaとウォレットを接続
先ほどと同様の手順でウォレットの接続をしていきます。(スワップする方法の内容を参照して下さい)
これで、Orcaでの集中流動性提供は完了です。
Orca(オルカ) で報酬を獲得する方法
次にOrcaで報酬を獲得する方法の手順は以下の2つです。
順番に解説していきます
STEP
Orcaとウォレットを接続
先ほどと同様の手順でウォレットの接続をしていきます。(スワップする方法の内容を参照して下さい)
STEP
Orcaサイトで報酬を獲得
①「Liquidity」をタップし、「Portfolio」をクリック→ ②「Harvest All」をクリック → ③トランザクションを確認し、「確認」をクリック
これで、Orcaでの報酬の獲得は完了です。
Orca(オルカ) で集中流動性提供を解除する方法
次にOrcaで集中流動性提供を解除する方法の手順は以下の2つです。
順番に解説していきます
STEP
Orcaとウォレットを接続
先ほどと同様の手順でウォレットの接続をしていきます。(スワップする方法の内容を参照して下さい)
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Orca(オルカ) のよくある質問(Q&A)
最後に、Orcaに関してよくある質問に回答していきます。
Solanaブロックチェーン基盤のDEXは、Orca以外にありますか?
Orcaはスマートフォンで利用できますか?
Orcaは、以下のウォレットであれば、スマートフォンにて利用可能です。
スマートフォンで利用可能なウォレット
Phantom
Solflare
Coin98
SafePal
Bitkeep
Math Wallet
Slope
Orcaで得た報酬は課税対象になりますか?
Orcaで得た報酬は課税の対象となり 「雑所得」 に区分 され、年度末に「確定申告」が必要となります。
仮想通貨のトレードによる利益などと同様に総合課税が適用され、総合課税は累進課税のため、利益が大きくなれば納める税金の税率もあがります。
取引履歴は必ず残しておきましょう。
これもう見た? 仮想通貨の税金に関する全知識まとめ
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まとめ
あらためて、Orcaの特徴についてまとめておきます。
当記事をまとめると
Orca(オルカ)は需要が急増しているSolana(ソラナ)ブロックチェーン基盤で一番人気のDEX
独自トークンORCAの価格が急上昇しており、将来的な価格上昇も期待できる
シンプルなUIで初心者にも使いやすい
集中流動性提供ができて少額でも稼ぎやすい
取引所手数料の一部を環境保護に取り組む団体に寄付しており、使うことで環境保護にも貢献できる
Orcaは、使い方がシンプルでありながらユーザーフレンドリーな様々な機能もあるため、初心者から上級者まで幅広い方におすすめできるプロトコル です。
本記事を参考に、Orcaを活用して、Solanaブロックチェーン需要急増の波に乗り遅れないようにしましょう!
参考文献
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#Orca #Orca使い方 #オルカ使い方