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目次
分散型取引所(DEX)GMXとは?
会社名 | GMX |
設立年 | 2021年9月 |
取扱銘柄 | ETH、WETH、BTC、LINK、UNI、USDC、USDT、DAI、FRAX、GLP |
モバイルアプリ | 未対応(ブラウザを使った取引のみ) |
取引方法 | 現物取引、レバレッジ取引 |
レバレッジ倍率 | 1.10倍〜50.00倍 |
登録方法 | ウォレットの接続のみ |
日本語対応 | 公式サイトのみ言語選択にて日本語選択可能 |
公式サイト | ・公式サイト ・公式ツイッター |
GMXとは、2021年9月に公開されたDEX(分散型取引所)と呼ばれる仮想通貨取引所の1つで、取引は仲介業者を必要とせずユーザー間で成立します。ユーザーは、仮想通貨の現物取引やレバレッジを効かせた取引、仮想通貨を預け利息を得る取引ができます。
この分散型取引所GMXは近年非常に注目を集めています。注目を集めている理由は中央集権型取引所(CEX)の大手取引所のFTXの破綻問題がきっかけです。
2022年11月、中央集権型取引所(CEX)の大手取引所のFTXが破産法の申請を提出しました。FTXのグループ傘下であるアラメダ・リサーチに財務リスク懸念が生じ、FTXの独自トークンであるFTTが急落したのが原因です。
FTXの破綻はCEX全体の信頼を失うことになり、資金流出や株価の下落を招きました。流出した資金の受け入れ先として注目を浴びたのがDEX(分散型取引所)です。
しかし、注目の分散型取引所ですが、「分散型取引所は難しい」と初心者は敬遠してしまうのが現状です。そこでこの記事では、最初に中央集権型取引所(CEX)とDEX(分散型取引所)の違いについて解説し、違いを理解してもらった上でGMXの特徴や仕組みを解説していきます。
この記事でぜひ今後主流となる可能性のある分散型取引所GMXについての知識を身に着けてください。
分散型取引所(DEX)と中央集権型取引所(CEX)の違い
仮想通貨を取引するために利用するのが、分散型取引所(DEX)や中央集権型取引所(CEX)です。
CEXはCentralized Exchangeの略称です。銀行や証券取引所のように、資産や個人情報などを特定の中央組織が管理している仮想通貨取引所を指します。日本国内ではコインチェックやGMOコインなど、海外ではBINANCE(バイナンス)やBybit(バイビット)などがCEXとして有名な取引所です。
DEXはDecentralized Exchangesの略称です。CEXとは異なり、ユーザー自身がウォレットや秘密鍵などの情報を管理するため、特定の中央組織は取引に介在しません。仮想通貨の取引はブロックチェーン上でスマートコントラクトを利用して直接ユーザー間で行われます。
スマートコントラクトとは、仮想通貨などの取引を自動化する仕組みのことです。取引履歴は自動的にブロックチェーン上に記録されるため、改ざんがされにくい仕組みになっています。
DEXとしては、PancakeSwapやUniswapなどが有名で、GMXもDEXの1つです。
CEXとDEXのメリットとデメリットについて紹介します。
CEXのメリット・デメリット
メリット
- 資産や秘密鍵の管理をユーザーではなく、CEXに任せられる
- モバイルアプリで利用でき、2段階認証などのセキュリティー対策がなされているので安全に取引ができる
- 日本円で取引ができる(国内取引所)
デメリット
- 企業へのハッキングや倒産によって個人情報の流出や資産の回収ができなくなる可能性がある
- 口座開設時には本人確認書類の認証などに数日必要になり、すぐには取引が始められない
DEXのメリット・デメリット
メリット
- ウォレットがあれば、メールの登録や個人情報の提出不要で取引がすぐに行える
- 資産や個人情報をユーザー自身が管理するため安全性が高く、ハッキングや企業の破綻によるリスクがない
- 取引銘柄の上場に審査が必要ないため、CEXで未上場の銘柄の取り扱いもある
デメリット
- 個人で秘密鍵や資産を管理するため、全てが自己責任
- 法規制が進んでいないため、今後需要の高まりにつれて規制される可能性がある
- 日本円で取引ができないため、CEXを併用する必要がある
CEXを利用する場合には資産や取引を中央組織が管理してくれるため、個人で管理する必要はありませんが、その分手数料が発生します。反対にDEXを利用する場合には全ては自己責任ですが、ユーザー間取引になるので取引手数料を削減できます。
仮想通貨取引の初心者にとっては、CEXが1つのモバイルアプリ内で取引と資金管理ができるので便利で、企業がセキュリティー対策をしてくれるので安心です。一方で、頻繁に取引する方や自己責任で取引できる方は、DEXの方が費用を抑え、取扱い銘柄がCEXに比べ多いので自由な取引ができます。
このようにCEX・DEXともに特徴が違うので、特徴を把握した上で利用することがポイントと言えます。
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GMXの3つの特徴
DEXのメリット、デメリットを解説しましたが、GMXはどのような特徴をもった取引所なのでしょうか?GMXの特徴は、以下の3点が挙げられます。
それぞれについて以下で詳細を解説します。
清算リスクの軽減
清算リスクとは、注文した取引が急激な価格変動を受けて成立させられず、ユーザーが不利益を被ることです。
一方GMXでは、この清算リスクに対して仮想通貨を他のユーザーからの預け入れによって一定数保有(プール)することで対策を施しています。そのため、急激な価格変動時にも影響を受けずに取引を成立させられ、仮想通貨の保有数も公式HPで公開されていることから安心してポジションをもてます。
コストが削減可能
DEXは主にイーサリアムチェーン上で取引され、手数料はCEXで支払うより少額になりました。しかし、需要過多によって手数料(ガス代)の高騰や取引成立までの時間がかかる状況がおきています。
一方、GMXではイーサリアムのレイヤー2であるArbitrum(アービトラム)とイーサリアムキラーと呼び声高いAvalanche(アバランチ)というブロックチェーンを利用しています。ArbitrumとAvalancheの特徴はガス代の削減と取引処理時間が早いことです。つまりGMXはDEX本来のコストを抑えた取引が実現しやすい環境を提供している取引所と言うことになります。
Arbitrum(アービトラム)とAvalanche(アバランチ)については「GMXの機能・仕組みについて」で詳しく解説します。
シンプルなスワップ取引
DEXで取引するには、一旦CEXで日本円をETH(イーサリアム)などと交換した後、ウォレットに送信し、GMXとウォレットを接続する必要があり少し面倒です。しかし、GMXの取引をするトレード画面は仮想通貨のチャート画面と各取引画面で構成されていて、シンプルに設計されています。
取引はサポートされている通貨を選択後、金額を設定するのみです。実際の取引時の使い方は後ほど説明します。
これもう見た?GMXの使い方完全ガイド
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GMXの安全性や信頼性について
DEXは、ブロックチェーン上で全ての取引記録が確認でき、改ざんが行えません。その上、GMXでは、トレード総額や縦玉、ユーザー総数が公式HPに公表されているため、信頼に繋がります。以下は、開設後の2022年12月5日までの各数値の推移です。
取引高や新規利用者数の推移を見ると、右肩上がりで伸びており多くのユーザーが利用していることがわかります。
また、利用者の増加によって各仮想通貨のプールも増加傾向です。
取引したい通貨がGMXに潤沢にプールされていれば、急激な価格変動時でも注文が不成立になるリスクが少なく、安心して取引ができます。
独自トークンであるGMXに関しては、2022年10月5日からBINANCEで上場され取引が可能になり、今後も他の取引所での取扱いが増える可能性があります。
以下はTwitter上のGMXについての口コミの一部です。
分散型取引所はこの環境で素晴らしい業績を上げており、一部の DEX は$FTXの爆発以降、10〜50% 上昇しています。私のお気に入りの DEX を見てみましょう。次のサイクルで大きな利益を生み出すこれを見逃すわけにはいきません。
https://twitter.com/ArbiAlpha/status/1592090574005604358?s=20&t=5svCdzi-f3_zC8yfVseWCQ
CEXで生じた中央組織が介在しないDEXで、特にGMXは取引手数料の安さや取引時間の短縮のメリットがあり、初めての方にも費用を安くでき価格変動の影響を受けにくいのでおすすめです。また、ガバナンストークンであるGMXの他取引所での取扱いなど今後に期待の持てる取引所です。
一方で、DEXにはCEXのように法的規制がないという問題があります。今後、需要の増加が法規制の導入を促すと、DEXの取引高にも影響する可能性があり注意は必要です。また、GMXでは不明な点があっても問い合わせ窓口がないため、完全初心者の方はCEXなどで取引が慣れてから利用する方がいいでしょう。
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GMXの機能・仕組みについて
GMXで取引する際に重要な要素について以下に紹介します。
GMXで取引を考えている方は、以下で解説するこれらの特徴を把握したうえで取引を始めるようにしてください。
2つのトークンの特徴について
GMXでは、GMXトークンとGLPトークンの2つが存在します。
トークン名 | 特徴 |
---|
GMXトークン($GMX) | ・GMXのガバナンストークン(運営に関わる意思決定の投票に参加できる) ・ステーキングで利息もつく ・プラットフォームで得た手数料の30%が配分される |
GLPトークン($GLP) | ・GMXが取扱う仮想通貨の流動性確保のためのトークン ・通貨の提供の代わりに受け取れるトークン、長期の保有(流動性の提供)で利息がつく ・プラットフォームで得た手数料の70%がGLPで配分される |
GMXはDEXのUniswapやCEXのBybitなど複数の取引所に上場されており、GLPは流動性目的のためGMXのプラットフォーム内で購入が可能です。
各トークンの購入方法は後ほど説明します。
2つのブロックチェーン(Arbitrum/Avalanche)を採用
DEXの多くは、イーサリアムブロックチェーンを採用しています。理由は、スマートコントラクトという仕組みが備わっていることで、有名なビットコインと比べ取引のデータ処理に必要な時間が40倍も短縮できるからです。取引に時間がからないことで、ユーザーには希望価格に近い金額で決済ができるというメリットがあります。より早く決済をしたいユーザーはガス代という手数料を多く払うことで早く決済ができます。
しかし、イーサリアムの利用者が増えれば増えるほど取引のデータ処理に時間がかかるようになり、決済の遅延やガス代の高騰というスケーラビリティ問題を発生させました。GMXはスケーラビリティ問題を解決する方法として、Arbitrum(アービトラム)とAvalanche(アバランチ)という2つのブロックチェーンを採用しています。
Arbitrum(アービトラム)とは
NFTマーケットプレイスの代表格であるOpenSeaが、2022年9月21日にTwitterにてArbitrumをサポートすることを発表しています。
1/ OpenSea が間もなく@arbitrumをサポートすることをお知らせできることを嬉しく思います。これは、人々が好きなチェーンで好きな NFT にアクセスできる web3 の未来という私たちの目標を構築するための最初のステップです。
https://twitter.com/opensea/status/1572250900198203392?s=20&t=qX6ZmdjmOfrh4Sw6b8BN3w
Avalanche(アバランチ)とは
イーサリアムと互換性があり、イーサリアムキラーとして期待されているブロックチェーンです。
GMXでの取引の特徴
DEXにおいて主流のAMM(自動マーケットメーカー)がUniswapやSushiSwapで採用されています。AMMとは、一定のルールに従って自動で仮想通貨の価格決定を完結させるシステムです。
GMXではAMMを採用していません。前述したGLPトークンを採用することで仮想通貨に流通性をもたせているため、提供された通貨の主要な取引所のレートによってGMXでの通貨価格が決定します。
取引の種類と通貨
GMXでは、どのような銘柄と取引が可能なのか、ステーキングをした場合の利回りはどのくらいなのかの概要を紹介します。
現物取引(スワップ取引)
現物取引ではETH、WETH、BTC、LINK、UNI、USDC、USDT、DAI、FRAX、GLPなどの仮想通貨をサポートしています。
通貨 | 概要 |
---|
ETH | ・イーサリアムブロックチェーンのメイン通貨 ・発行総数に上限なし |
WETH | ・イーサリアム上で取引できるように作られた標準規格のERC-20に対応したETHのこと ・イーサリアム上の他のブロックチェーンでも取引ができるトークン |
BTC | ・世界で初めての仮想通貨、ビットコイン ・発行総数は2100万BTCが上限 |
LINK | ・チェーンリンク(Chainlink)が発行する仮想通貨 ・チェーンリンク(Chainlink)はブロックチェーンと外部のシステムとを橋渡しするプラットフォームとして開発されている ・LINEグループの仮想通貨LINKとは別物 |
UNI | ・DEXのUniswapが発行する仮想通貨 ・Uniswapのガバナンストークン |
USDC | ・Circl社と取引所のCoinbaseが発行 ・USD(米ドル)と価格が連動するようにつくられている ・おおよそ1USDC=1USD ・国際送金や決済の際にUSD(米ドル)の代替手段として期待 |
USDT | ・Tether社が発行する仮想通貨(テザー) ・Tether社が価格を準備金によって裏付けをしている ・USD(米ドル)と価格が連動するようにつくられている ・おおよそ1USDT=1USD |
DAI | ・MakerDAOプロジェクトというメイカー財団が管理するプロジェクト内で発行される仮想通貨 ・USDCやUSDT同様、1DAI=1USDを目標にしている |
FRAX | ・Frax Financeが発行するUSDに連動した仮想通貨 ・部分担保型のステーブルコイン(価格の安定を目的としていたもの)で、USDCの担保とアルゴリズムによって価格を安定させている |
GLP | ・DEXのGMXで流動性の提供の対価として発行される ・本記事にて解説 |
レバレッジ取引
GMXではレバレッジをかけて取引ができます。当初1.1倍から最大30倍のレバレッジでしたが、ガバナンス投票によって最大50倍までの取引が可能になりました。
取引ができる仮想通貨は、下記表の基軸通貨9つと決済通貨4つの組み合わせです。
基軸通貨(証拠金として預け入れる通貨) | 決済通貨(レバレッジをかける仮想通貨) |
---|
・ETH ・WETH ・BTC ・LINK ・UNI ・USDC ・USDT ・DAI ・FRAX | ・ETH ・BTC ・LINK ・UNI |
ステーキング(APR実質換算利回り)
GMXトークンとGLPトークンのステーキングが可能です。各ブロックチェーン毎にAPR(実質換算利回り)が異なっており、毎週水曜日に利回りが見直されます。
2022年でGMXトークンのAPRは10〜30%、GLPのAPRは20〜140%の中で変動しており、年始は高かったものの2022年12月時点ではGMXトークンのAPRは10%、GLPのAPRは20%あたりで安定しているようです。
これもう見た?GMXのステーキングとは?特徴ややり方を解説
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GMXで取引の始る際の事前準備
GMXで取引を始める際の事前準備は次の3つです。
GMXを含めたDEXを利用する際には、個人情報やメールの提出、アカウントの登録は不要です。しかし、海外の取引所のため日本円への換金先としての国内取引所や接続のためのウォレット準備が必要なので、以下の解説を読んで準備をしておきましょう。
国内取引所の口座開設
GMXには日本円からの直接取引はできないため、CEXの国内仮想通貨取引所の開設が必要です。
国内取引所の口座開設は主に下記の手順で行います。
口座開設の手順(スマートフォンの例)
- 公式サイトへアクセスする
- メースアドレスの入力とセキュリティ認証
- 届いた認証メールでパスワードを入力
- 2段階認証の設定
- 個人情報の入力と本人確認
ちなみに、国内取引所開設の際は以下のものを先に準備しておくとスムーズです。
- 登録用のメールアドレス
- 入力するためのパスワード
- 運転免許証などの本人確認用の書類
本人確認後の審査完了には時間がかかるため、早めに口座を開設してしまったほうが良いです。
どの国内取引所の口座を持とうか迷っている場合は、本サイトおすすめの以下の業者から選んでみてください。
おすすめ国内仮想通貨取引所
- GMOコイン
GMOコインは手数料の安さ、取扱銘柄の多さなどで定評のある国内取引所です。特に仮想通貨の送金手数料が無料のため、海外仮想通貨取引所やメタマスクなどへの送金におすすめです。
- コインチェック
コインチェックは国内最大手の仮想通貨取引所です。手数料無料で仮想通貨売買ができ、仮想通貨の積み立てやレンディングなど豊富なサービスを提供しています。特に扱いやすいスマホアプリの評価が高く、仮想通貨初心者におすすめの国内取引所です。
- SBI VCトレード
SBI VCトレードはネット証券大手のSBIグループが運営する国内取引所のため信頼性の高い国内取引所です。入出金、送金手数料などが無料なので海外取引所への送金にもおすすめ。手軽にレンディングなどの投資サービスを利用できるので、預けたまま資産運用も可能です。
- DMM Bitcoin
DMM BitcoinはDMMグループが運営する国内取引所。レバレッジ取引に対応する通貨数が豊富な点が特徴です。送金に利用できる通貨数は少ないのですが、送金手数料が無料なので海外取引所への送金でも利用できます。
- bitFlyer
bitFlyerは国内最大級のビットコイン取引量を誇る国内取引所です。買い物でビットコインが貯まるクレジットカードや、Tポイントをビットコインに交換できるサービスが豊富な点が特徴です。また、小額から仮想通貨を手数料無料で購入できる点も魅力です。
国内取引所はトラベルルールにより海外業者との送金やり取りができない場合があります。
その場合は、メタマスクなどのプライベートウォレットを経由して送金すれば問題ないので、焦らず対応してみてください。
口座開設が完了したら、GMXの取引のため日本円をBTCやETHなどの仮想通貨と交換しておきます。
ウォレットの用意
次にMetaMask(メタマスク)などのウォレットを用意します。
スマートフォンの場合にはMetaMaskのアプリをダウンロードし、パソコンの場合にはChromeなどのブラウザの拡張機能にMetaMaskがあるため追加し、ウォレットの作成をクリックします。
パスワードの登録と秘密のバックアップフレーズを保存し、次の画面でバックアップフレーズを順番通りに入力すれば完了です。
バックアップフレーズは必ずメモ帳などに貼り付けて失くさないように、また、公開しないように気をつけてください。
ウォレットの定番であるメタマスクについては「MetaMask(メタマスク)の使い方」の記事で解説しているので準備の際に一度読んでみてください。
これもう見た?MetaMask(メタマスク)の使い方|登録方法から入金、送金方法まで解説
各ブロックチェーンの選択
事前にMetaMaskのブロックチェーンをイーサリアムに設定しておきます。
スマートフォンから取引する場合、ブラウザからのMetaMask接続ができません。そのため、MetaMaskアプリのブラウザ機能を使います。
GMX公式HPで「トレード」(Launch App)をクリックし、上部の「接続」(Connect)をクリックするとMetaMaskとつながりますが、初めてArbitrumとAvalancheを使う場合、ネットワークを追加する必要があります。
各ブロックチェーンはNetworks and Settingより変更可能です。
メタマスクを使用した場合のチェーン切り替えなどは「メタマスクのネットワーク切り替え方法」の記事で解説しているので参考にしてください。
これもう見た?メタマスクのネットワーク切り替え方法を図解で解説【PC&スマホ】
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GMXの取引方法について
GMXの取引方法について次の4点を簡単に解説します。
GMXウォレット接続後にすぐに取引が可能で、現物取引(スワップ取引)とレバレッジ取引は同じ画面で取引がでる等、初めての方でも比較的使いやすい特徴があります。
下記の概要を読みながら実際に取引画面を触ってみるとわかりやすいはずです。
現物取引(スワップ取引)
「Swap」をクリックすると通貨選択と金額設定ができます。
下記に各通貨のドル建ての参考価格が表示されるので目安になります。
レバレッジ取引
レバレッジ取引は現物取引と同じ取引画面で「Long(買い)」、もしくは「Short(売り)」をクリックするだけです。レバレッジは1.10倍から最大50倍で、「Leverage slider」のツマミをスライドするだけで倍率が簡単に選べます。
取引画面で表示されるチャート画面は、選択した決済通貨の値動きをUSD(米ドル)で価格表示したチャートです。
ポジションの確認方法
取引画面の下方にある「ポジション」(Positions)で取引した通貨の詳細や注文状況が確認できます。
ステーキング
メニューの「購入」(Buy)を選択すると、GMXトークンとGLPトークンのそれぞれの購入画面に分かれており、ArbitrumかAvalancheのどちらかの選択ができます。
GMXトークンの購入は各チェーンを選択後、UniswapやBINANCEなどを選択するとそれぞれの取引画面へ移行して購入ができます。
GLPトークンは各チェーンを選択すれば直接GMX内の取引画面に行くので、購入か売却を選択し、取引画面下方より対象通貨を選択し数量を入力するだけです。
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分散型取引所GMXに関するよくある質問(Q&A)
最後にGMXに関する質問について回答していきます。
GMXで過去に問題が起きたことは?
A:2022年9月18日前後に、あるユーザーによってAVAX/USDを使った価格操作がされた可能性があると監視チームやコミュニティから報告があがっています。この事件は、GMXのシステムを悪用したものです。GMXが仮想通貨の急激な価格変動の影響を受けにくく、注文レートと約定レートの値幅が0であるのを利用して、他の取引所のAVAX/USDに対して自分に有利になるように価格操作されたという問題です。
CEXのような運営基準の採用が必要だという提案があります。
監視システムとコミュニティ メンバーによる参照取引所での AVAX/USD の価格操作について通知を受けました。 発生状況を確認している間、AVAX の建玉はロング 200 万ドル / ショート 100 万ドルに制限されています。 GLP および GMX の取引市場は引き続き通常どおり運営されています。
https://twitter.com/GMX_IO/status/1571439325413511169?s=20&t=Bq70An9z4e5c1uq0CGCPRA
仮想通貨(暗号資産)の取引で利益が出た場合、税金を収める必要があるか?
A:税金を収める必要があります。所得税のうち雑所得に該当するので会社員であれば給与所得と合算した金額に対して所得税が課せられます。
注意すべきなのは、仮想通貨の取引で損失が出た場合でも他の所得と相殺はできませんし、株式のように3年間の繰越制度もありません。そして、株式などは20%課税ですが仮想通貨は給与所得と合算なので、利益が出るほど税率が上がります。
取引履歴は必ず残すようにして、税金の法改正には注意しましょう。
これもう見た?仮想通貨の税金に関する全知識まとめ
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まとめ
今回は、分散型取引所GMXについて紹介しました。
CEXの問題から現在DEXへ資金の流入が起きています。GMXはDEXの中でもイーサリアムキラーとして、ArbitrumとAvalancheのブロックチェーンを利用することでスケーラビリティ問題の解決を実現し、注目の取引所です。
取引は現物取引や最大50倍までのレバレッジ取引にも対応しており、GLPトークンを利用することで仮想通貨の流動性を確保したAMMによらないユニークな取引方法を導入しています。
アカウント登録することなく、MetaMaskなどのウォレットの接続だけで簡単に取引が可能なので、ぜひ利用してみてください。
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