ドージコイン財団企業部門、ナスダック上場へ──8億DOGE保有で合併発表

shoko-koyama
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ドージコイン財団の公式財務企業部門であるHouse of Doge(ハウス・オブ・ドージ)が、ナスダック上場企業のBrag House Holdings(ブラッグ・ハウス・ホールディングス、TBH)との合併を通じて株式公開を行うと13日に発表した。この合併により、ドージコインの制度化と主流採用が大幅に加速する見込みだ。

5,000万ドル以上の投資資本と8億3,700万DOGE保有で合併実行

ハウス・オブ・ドージは、5,000万ドル以上の投資資本と、フレームワーク内で8億3,700万DOGEを保有している。この中には、21シェアーズのスイス系ETPが約1億700万DOGE、ハウス・オブ・ドージが管理する公式ドージコイン財源が7億3,000万DOGE以上含まれている。

取引完了後、ブラッグ・ハウスは約5億9,400万株の普通株式を発行予定で、その大部分はハウス・オブ・ドージの現株主に割り当てられる。ハウス・オブ・ドージのCEOであるマルコ・マルジョッタ氏が合併後企業のCEOに就任し、7名の取締役会のうち6名をハウス・オブ・ドージが指名する。

マルジョッタ氏は決済・金融業界のベテランで、年間1,500億ドル以上を処理するグローバル決済ソリューションプロバイダーPayFareを設立し、2025年初頭にFiserv(NYSE: FI)に売却した実績を持つ。

ブラッグ・ハウスのCEOであるラベル・フアン・マロイ2世氏は「ドージコインはグローバルな実用性という大胆な使命を表し、ブラッグ・ハウスは史上最もデジタルに精通した世代の文化的採用を促進するために設計された」と合併の意義を説明している。

ハウス・オブ・ドージは、21シェアーズ、ロビンフッド(ナスダック:HOOD)、クリーンコア・ソリューションズ(NYSE:ZONE)との戦略的パートナーシップを通じて、ドージコインを機関投資家グレードの資産として確立している。特に21シェアーズとの提携では、ヨーロッパ初のドージコインETPを立ち上げ、現在約2,600万ドルの運用資産を持つ。

この合併は、Gen Z世代の年間推定消費力3,500億ドルと暗号資産経済を結びつける戦略的意義を持つ。ブラッグ・ハウスはゲーミング、大学スポーツ、デジタルメディアの交差点で活動するGen Z向けエンゲージメントプラットフォームとして、ドージコインの主流採用を促進する役割を果たす。

取引は2026年初頭の完了を予定しており、両社の取締役会で全会一致で承認済み。SEC審査中の米国ドージコインスポットETFと2倍レバレッジETFの申請とともに、ドージコインの制度的基盤構築が大幅に進展することになる。

関連:クリーンコア、ドージコイン7億枚超保有──含み益2,000万ドル超、10億枚目標の7割達成

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仮想通貨歴5年。ニュース記者歴3年。常に仮想通貨ニュースを追う。情報ソースを追究し正しい情報をわかりやすく伝えることに努めている。仮想通貨は下落するたび買い増すタイプで、主にステーキングで資産運用中。
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