米国の大手投資顧問会社キャピタル・リサーチ・アンド・マネージメント・カンパニーとその関連会社が、株式会社メタプラネット(東証グロース:3350)の保有比率を大幅に引き上げたことが25日、EDINETに提出された大量保有報告書で明らかになった。
同社グループの保有比率は7.97%から11.45%に増加し、保有株式数は約1億3067万株となった。報告義務発生日は9月17日とされている。
9月17日に単日で6420万株を集中取得
報告書によると、キャピタル・リサーチは9月17日に6420万8700株を市場内取引で取得した。これは発行済み株式総数の5.63%に相当する大規模な買い付けで、同日はメタプラネットの海外公募増資の受渡日に当たる。
7月下旬から9月中旬にかけて段階的に買い増しを進めており、特に7月28日には370万株、7月30日には350万株、9月9日には773万株を取得するなど、継続的な投資姿勢を示していた。
同社は保有株式の一部について、JPモルガン・チェースに約3632万株、シティバンクに約627万株の計4260万株を貸し出す株券消費貸借契約を締結している。これにより機関投資家の取引流動性確保に貢献している。
保有目的は「顧客である日本国外の投資信託のための純投資」とされており、総取得資金は約865億円に達している。メタプラネットのビットコイン戦略企業としての成長期待が、海外機関投資家の間で高まっていることを示す動きといえそうだ。
関連:メタプラネット株価:日足レベルで下落圧減少──516円維持できれば短期上昇へ転換の可能性高まる
関連:メタプラネット、過去最大量のビットコイン購入も株価低迷続く