トランプ・メディア、SNS上で予測市場「Truth Predict」開始へ──クリプトドットコムと提携

JinaCoin編集部
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トランプ米大統領が株式の過半数を所有するメディア企業トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(TMTG)28日、暗号資産(仮想通貨)取引所クリプト・ドットコムの米国子会社であるクリプト・ドット・コム デリバティブズ ノース アメリカ(CDNA)と独占提携し、TMTGのSNS「トゥルース・ソーシャル」上で予測市場を提供すると発表した。

自社SNSに予測市場を統合、暗号資産CROとの連携強化も

新サービス「Truth Predict(トゥルース・プレディクト)」では、政治選挙、金利やインフレ動向、金・原油などの商品価格、主要スポーツリーグの試合結果など、多様なテーマで予測取引が可能になる。価格はリアルタイムで変動し、ユーザーは最新の出来事に応じて素早く自らの見立てを反映できる。

TMTGのデビン・ヌネスCEOは、「トゥルース・プレディクトは、SNS上で自由な議論を交わしながら予測市場に参加できる、まったく新しい体験を提供する」とコメントした。同氏はまた、「われわれは世界で初めて予測市場を提供する上場ソーシャルメディア企業となる。30億ドル超の資産と初の営業キャッシュフロー黒字を背景に、情報アクセスを民主化し、群衆の知恵を活かした市場を築く」と述べた。

トゥルース・プレディクトは今後、米国内でのベータ版テストを経て正式ローンチされ、その後は各国の規制要件を満たした上で国際展開を予定している。

さらに、トゥルース・ソーシャルや動画配信サービス「トゥルース・プラス」の利用者が得たトゥルース・ジェムを、クリプト・ドットコムの独自トークン「クロノス(CRO)」へ交換し、予測契約の購入に利用できる仕組みも導入される。

今回の発表は、暗号資産と予測市場、そしてSNSという三つの領域を横断する試みとして注目される。これまで予測市場は専門プラットフォームに限られていたが、SNS上で展開されることで、個人投資家がより身近に市場心理を読み取り、相場観を共有する機会が広がる可能性がある。CROを中心とした経済圏の拡大は、暗号資産投資家にとって新たな利用価値を生み出す契機となるだろう。

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