東証グロース上場の株式会社リミックスポイント(証券コード:3825)が18日、8月28日から9月17日にかけて計約77BTCを13億2,000万円で追加取得したことを発表した。この追加購入により、同社の総ビットコイン保有量は1,350.27BTCとなり、取得総額は203億円に達した。
4取引日で77BTC取得、9月17日に10億円の大口購入
今回の追加取得は4回に分けて実施された。特に9月17日には58.21BTCを10億円(平均単価:1,718万円)で大口購入を行った。8月28日から9月16日までの購入には第25回新株予約権の行使代金を充当し、9月17日の購入については自己資金を使用している。
主要な取得状況:
- 8月28日:4.86BTC(8,000万円)
- 9月12日:7.62BTC(1億3,000万円)
- 9月16日:6.46BTC(1億1,000万円)
- 9月17日:58.21BTC(10億円)
この追加購入により、リミックスポイントの総保有量は1,350.27BTCとなった。累計取得総額は203億円で、平均取得単価は1,503万4,043円。同社は2025年4月以降、4月時点の約649BTCから約2倍まで保有量を拡大させており、6月13日には当初目標の1,000BTCを突破していた。
同社の2026年3月期第1四半期決算では、ビットコイン・トレジャリー事業の新設により売上高が前年同期比50.8%増の64億9,400万円、営業利益は同3,137.4%増の17億4,100万円と大幅増収増益を達成。ビットコインの評価益が業績を押し上げている。
現在の保有量1,350BTCにより、リミックスポイントは国内上場企業のビットコイン保有量でメタプラネット、ネクソンに次ぐ規模となっており、日本企業による暗号資産投資拡大の象徴的存在である。
また、同社は7月に代表取締役社長の役員報酬全額を実質的にビットコインで支給する方針も発表しており、上場企業として日本初の取り組みとして注目を集めている。