仮想通貨MNT(マントル)の保有メリットとレベル別おすすめ運用術

ヤマダケイスケ
57 Min Read

次世代のイーサリアムL2ソリューションを基盤に注目を集めている「MNT(マントル)」。このトークンを保有は、Mantleエコシステムへの貢献と自身の収益機会を最大化するための鍵です。

この記事では、MNT保有によって得られる3つのメリットを詳しく解説します。さらに、Bybitを利用した初心者向け運用術から、DeFi(分散型金融)を活用した中級者向け運用術まで、投資レベルに合わせた運用戦略を紹介します。

仮想通貨MNT(マントル)を保有する3つのメリット

MNT(マントル)は、イーサリアムのレイヤー2ブロックチェーン「Mantle Network」のネイティブトークンです。ネットワーク上のガス代支払いのほか、Mantleエコシステム上に展開するプロトコルの基軸通貨として活用されます。

関連:仮想通貨MNT(マントル):次世代レイヤー2の成長から見える将来性を解説

ここではまず、MNTを保有するメリットを3つ紹介します。エコシステムへの積極的なコミットや報酬獲得機会のあるトークンであるため、これから投資・運用を検討している方は必ず押さえておきましょう。

エコシステムのガバナンス投票への参加

MNT保有者は、Mantle Networkのガバナンス(意思決定)への参加が可能です。例えば、ネットワークの将来的な方向性や新たな機能追加、エコシステム予算などに関する提案へ投票する権利を得られます。

また、単に提案へ投票するだけでなく、20万MNTを保有するユーザーはガバナンスフォーラムでの提案も可能です。提案された内容をもとにコミュニティ議論が行われ、Snapshotによる正式な投票に移行します。

直近のガバナンス提案・可決例

  • MIP-33:2025年度のMantle予算サイクルの承認
  • MIP-32:Mantle強化インデックスファンドの立ち上げ
  • MIP-31:Mantle2年目となる予算サイクルの承認

ガバナンスへの参加は直接的な利益にはなりませんが、Mantleエコシステムの貢献につながる重要なステップです。この仕組みにより、MNT保有者は将来的なエコシステムの発展による恩恵を受けられます。

Bybitユーザー限定の優遇措置と豪華特典

仮想通貨取引所「Bybit」では、MNTを取引所における「パス」と位置付けています。そのため、MNT保有者はBybitにおいて、以下のようなサービス・特典へのアクセスが可能になっています。

MNT保有者がアクセスできる特典

  • 市場価格よりも安くMNTを入手できる割引購入
  • MNTが基軸の20以上の通貨ペアによる現物取引
  • MNT支払いでの現物25%・先物10%の取引手数料割引
  • VIPティアにおける資産価値の1.3〜1.5倍ブースト適用
  • ローンチプール等のMNT対応の資産運用へのアクセス

これらはBybitが提供する特典の一部であり、その他にもMNTに特化したサービスが存在します。他の仮想通貨取引所等でMNTを保有している方は、ぜひBybitを使ってMNTの管理や取引を進めてみてください。

関連:【2025年9月】Bybitのやばい評判は本当?口コミや特徴から安全性を徹底検証

ネットワーク上の収益機会へのアクセス

MNTは単に長期保有するだけが運用の全てではありません。Mantle Network上では様々なDeFiプロトコルが展開されているため、MNTをフル活用した積極的な収益獲得を目指すことが可能です。

Mantle NetworkのDeFi関連のプロトコルは、執筆時点で65以上にのぼります。これらのプロトコルでは以下のようなMNTの運用を通じ、保有による価格の値上がりと同時に追加リターンを享受できます。

DeFiプロトコルを活用したMNT運用方法例

  • ステーキング:トークンのロックを通じ、ネットワークの維持に貢献して報酬を得る
  • 流動性提供:流動性プールに特定通貨ペアを提供し、プールでの取引手数料の一部を得る
  • レンディング:プロトコルにトークンを貸し出し、借り手が支払う金利を報酬として得る
  • イールドファーミング:流動性提供で得たLPトークンをステーキングし、追加報酬を得る

上記のとおり運用方法は様々なため、自身のレベルや運用規模に合わせてやり方を自由に選択できます。専門知識が必要なケースもありますが、大抵のプロトコルではシンプルな操作のみでMNT運用が可能です。

MNTのおすすめ運用方法【Bybit・初心者向け編】

「とりあえずMNTはどうやって運用すればいいの?」という方は、保有者を優遇しているBybitを通じて運用するのがおすすめです。Bybitでは初心者ユーザーにも配慮し、手軽に扱える運用商品を数多く取り揃えています。

以下では、BybitでおすすめしたいMNTの運用方法を3つ紹介します。具体的な運用手順についても画像付きで紹介しているので、ぜひ手順を参考にMNTの運用をスタートしてみてください。

【当サイト限定オファー】
\1,000ドルの追加エアドロップキャンペーン開催中/
Bybitの詳細はこちら→Bybit 評判・特徴

かんたん資産運用でのステーキング

運用形態ステーキング
獲得利回り1.50〜5%
必要なMNT量20MNT〜
払い出しの柔軟性あり
自動運用の対応あり
情報は2025年10月22日執筆時点

かんたん資産運用では、MNTをステーキングして定期的にコツコツ利回りを獲得できます。保有しているMNTを預けるのみ、20MNTからと少額でOKなので初心者ユーザーにもおすすめです。

執筆時点において、MNTのかんたん資産運用では以下の4つの商品でステーキングを進められます。ただし、それぞれ商品で運用期間や最小預入数量が異なる点には注意してください。

運用商品名利回りロック期間
積立5.00%なし
30日1.50%30日間
60日2.50%60日間
120日5.00%120日間
情報は2025年10月22日執筆時点

かんたん資産運用を使ってMNTを運用する手順は以下の通りです。運用商品を選択し、MNTのステーク数量を設定すればすぐに運用をスタートできます。

かんたん資産運用でMNTをステーキングする方法(スマホアプリ)

かんたん資産運用でMNTをステーキングする方法(スマホアプリ)
  1. 資産運用から「MNT」を選択
  2. 任意の運用商品をタップ
  3. 任意のステーキング数量を設定
  4. Bybitサービス規約にチェック
  5. 「今すぐステーキングする」をタップ

イベント状況によっては、期間限定で数百%もの利回りを実現する運用商品を提供することも。こうした商品はすぐに完売しやすいので、投資検討している際は早めに判断することをおすすめします。

ローンチプールでのステーキング

運用形態ステーキング
獲得利回り参加者数などにより異なる
必要なMNT量60MNT〜
払い出しの柔軟性あり
自動運用の対応なし
情報は2025年10月22日執筆時点

ローンチプールでは、MNTをステーキングすることで新規プロジェクトのトークンを無料で受け取れます。ステーキング利回りと併せて、受け取った新規トークンの売却による収益が期待できる点が魅力です。

直近では以下のような新規プロジェクトのローンチプールが開催されています。開催は定期的かつ期間が限られているため、お目当てのプロジェクトがあれば早めに参加しておくのがおすすめです。

配布トークン報酬プール利回り
ENSO250,000 ENSO11.71%
YB600,000 YB12.31%
ZBT2,000,000 ZBT21.40%
情報は2025年10月22日執筆時点

ローンチプールの参加手順は以下のとおり。仮にMNT残高が足りない場合やステーキング額を増やしたい場合は、ステーキング画面から最大3倍のレバレッジを適用させてMNTを借り入れることも可能です。

ローンチプールでMNTをステーキングする方法(スマホアプリ)

ローンチプールでMNTをステーキングする方法(スマホアプリ)
  1. メニューの取引から「ローンチプール」を選択
  2. 開催中プロジェクトを任意で選択
  3. MNTプールの「今すぐステーキング」をタップ
  4. 数量設定後に「今すぐステーキング」をタップ

なお、Bybitが提供するVIPサービスのユーザーになれば、自身のランクに応じてステーキング上限額が上がるほか、より高い利回りを受け取るなどの恩恵を受けられます。

その他にも、現物・先物手数料の割引といった恩恵もあるので、ぜひ資産額や取引高などの条件を達成してランク上昇を目指したうえでローンチプールに参加してみてください。

メガドロップでの資産運用商品の購入

運用形態ステーキング
獲得利回り1.50〜5%
必要なMNT量20MNT〜
払い出しの柔軟性なし(ロック必須)
自動運用の対応なし
情報は2025年10月22日執筆時点

メガドロップはかんたん資産運用商品を購入することで、新規トークンのエアドロップを受け取れるサービスです。ローンチプールと似ていますが、こちらは別個にステーキングを進める必要がありません。

運用商品にそれぞれポイント係数が割り当てられており、預金期間が長いほどポイント倍率が高まります。投資額とポイント係数に応じて獲得したポイントに基づいて、エアドロップが付与される仕組みです。

直近では以下のようなトークンがエアドロップされました。

配布トークン報酬プール対応商品
SHARDS60,000,000 SHARDSMNT・USDT
COA2520,000,000 COAMNT・USDT
TAC50,000,000 TACMNT・USDT
XO45,000,000 XOMNT・USDT
情報は2025年10月22日執筆時点

メガドロップの参加方法は、メガドロップに対応したかんたん運用商品を購入するのみです。MNTを運用中にメガドロップが開催されると、自動的にトークンを獲得できます。

メガドロップの参加方法(スマホアプリ)

メガドロップの参加方法(スマホアプリ)

MNTのかんたん運用商品の詳細画面を開くと、予測年間利回りの横に「Megadrop」と表示されます。この表示がある場合、商品購入でメガドロップを受け取るチャンスがあります。

ただし、メガドロップもローンチプール同様、不定期での開催になります。かんたん運用商品を購入した期間内にメガドロップが実施されるとは限らない点に注意してください。

【当サイト限定オファー】
\1,000ドルの追加エアドロップキャンペーン開催中/
Bybitの詳細はこちら→Bybit 評判・特徴

MNTのおすすめ運用方法【DeFi等・中級者向け編】

「もっと積極的にMNTを運用してみたい」という方に向け、DeFiプロトコルを活用したMNT運用方法を紹介します。

ただし、DeFiプロトコルでの運用はスマートコントラクトの脆弱性(ハッキング)、送金時のMNT紛失といった特有のリスクが考えられます。こうしたリスクを念頭に置いたうえで、慎重に運用を進めてみてください。

運用時の事前準備

DeFiプロトコルを利用してMNTを運用する場合、以下の事前準備が必要です。これら準備が済んでいない方は、各手順をタップしてそれぞれのやり方・手順を確認しておきましょう。

  1. 仮想通貨ウォレット「メタマスク」のアカウント作成
  2. メタマスクに「Mantle Network」のネットワーク追加
  3. 仮想通貨取引所からメタマスクにMNTを送金

Merchant Moe【流動性提供】

Merchant Moe【流動性提供】
名称Merchant Moe(マーチャントモエ)
主な機能スワップ・流動性提供・ファーミング・MOEステーキング
対応ネットワークMantle Network
独自トークンMOE
公式サイトhttps://merchantmoe.com/
情報は2025年10月22日執筆時点

Merchant Moeは、DeFiプロトコル「Trader Joe」が開発元の分散型取引所(DEX)です。プロトコル上ではMantle Network上に展開するトークンの自由なスワップのほか、独自トークン「MOE」のステーキング・ガバナンス参加などを進められます。

Merchant Moeでは、特定の通貨ペアをプールに預け入れる「流動性提供」でのMNT運用が可能です。自身が流動性プロバイダー(LP)となることで、プール内の取引で発生した手数料の一部を獲得できます。

Merchant Moeで流動性を提供する方法

Merchant Moeで流動性を提供する方法
  1. Merchant Moeでウォレット連携
  2. プールのアイコンをタップ
  3. 任意の通貨ペアをタップ
  4. 特定通貨とMNTで提供数量を設定
  5. 「Add Liquidity」をタップして完了

流動性を解除したい場合は、「Remov Liquidity」から引き出しを進められます。なお、MOE/MNTペアで流動性を提供すれば、LPトークンのファーミングでさらに利回りを獲得を狙うことも可能です。

AGNI Finance【流動性提供】

AGNI Finance【流動性提供】
名称AGNI Finance(アグニファイナンス)
主な機能スワップ・流動性提供・パーペチュアル取引・ブリッジ
対応ネットワークMantle Network
独自トークンAGNI(発行予定)
公式サイトhttps://agni.finance/
情報は2025年10月22日執筆時点

AGNI Financeは、AMM(自動マーケットメーカー)ベースのDEXです。ユーザーの体験と収益性を最大化することを目的にした多機能なプラットフォーム設計が特徴。手軽なトークンスワップやパーペチュアル取引に加え、将来的にはローンチパッドの展開を予定しています。

AGNI Financeでは、Merchant Moe同様にMNTと特定通貨による流動性提供が可能です。流動性を提供する価格帯を任意で設定できるため、資本効率を高めたうえでより多くの手数料報酬獲得を目指せます。

AGNI Financeで流動性を提供する方法

AGNI Financeで流動性を提供する方法
  1. AGNI Financeでウォレット連携
  2. メニューから「Liquidity」をタップ
  3. My Liquidityから「Add」をタップ
  4. 流動性を提供したい通貨ペアを設定
  5. 流動性を提供したい価格帯を設定
  6. 通貨ペアの預け入れ数量を設定

ただし、設定した価格帯の範囲外になると、提供した流動性が無効化されるため、手数料報酬が入らなくなります。広範囲に設定すると資本効率は下がりますが、価格帯を外れるリスクを軽減することが可能です。

Lendle【レンディング】

Lendle【レンディング】
名称Lendle(レンドル)
主な機能ステーキング・レンディング・スワップ・リアルイールド
対応ネットワークMantle Network
独自トークンLEND
公式サイトhttps://lendle.xyz/
情報は2025年10月22日執筆時点

Lendleは、Mantle Network上に構築された分散型マネーマーケットです。仲介者なしで仮想通貨の貸し借りを行えるレンディング基盤となっており、プラットフォーム収益をブルーチップ資産でユーザーに再配分しています。過剰担保の仕組みを採用しているため、貸し手資金の安全性が高い点が特徴です。

Lendleでは、MNTをプロトコルに入金するだけで簡単に貸し出しを進められます。MNTをはじめとしたトークンの貸し手は、借り手が支払う利息の一部を報酬として受け取れます。

Lendleでのレンディング方法

Lendleでのレンディング方法
  1. Lendleでウォレット連携
  2. メニューから「Borrow」をタップ
  3. 通貨一覧から「MNT」をタップ
  4. 「Your Info」から「Supply」をタップ
  5. 供給したいMNT数量を設定

LendleではMNTを借り入れ、他のプロトコル経由で借りたMNTの運用を進めることも可能です。ただし、過剰担保制による借り入れ額の上限、長期借り入れによる利息負担の重荷化には注意してください。

SkateFi【自動運用戦略】

SkateFi【自動運用戦略】
名称SkateFi(スケートファイ)
主な機能ボールト
対応ネットワークMantle Network・Ethereum・Arbitrum他
独自トークン未発行
公式サイトhttps://app.rangeprotocol.com/
情報は2025年10月22日執筆時点

SkateFiは、高度なオンチェーン取引戦略を提供するプロトコルです。リキッドステーキングやデリバティブなどの複数のテーマを用意しており、ユーザーは多岐にわたる分野で手軽に収益獲得を目指せます。ノンカストディアル方式の採用のため、プロトコルへの資産の預け入れが不要な点が魅力です。

StakeFiでは、集中流動性AMM上での流動性管理を自動化してくれる「スポット」でMNTを運用できます。他プロトコルで必要になる価格帯の調整を自動化してくれるため、手動管理の手間やリスクを削減できます。

StakeFiでの自動運用戦略の流れ

StakeFiでの自動運用戦略の流れ
  1. StakeFiでウォレット連携
  2. メニューから「Vaults」をタップ
  3. カテゴリー一覧から「Spot」をタップ
  4. MNT(WMNT)の通貨ペアをタップ
  5. 「Use MNT」にチェックをいれる
  6. それぞれの通貨ペアで数量を設定する

なお、自動運用戦略を実行する場合、パフォーマンスフィーとして0〜10%の手数料が必要です。また、戦略を解除する際の引き出し手数料として、最大1%がかかる点に注意してください。

仮想通貨の最新情報を逃さない!GoogleニュースでJinaCoinをフォロー!

JinaCoinメルマガ開始
Share This Article
仮想通貨やBCGをメインに執筆活動を行うWebライター。2021年、ビットコインの大幅な値上がりに興味を持ち、仮想通貨の世界に参入。Binance、Bybitをメインに現物取引やステーキングサービスを活用し、資産運用を進めている。
コメントはまだありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA